ハーレーダビッドソンジャパンは、2023年8月26日(土)〜27日(日)の2日間、富士スピードウェイ(静岡県駿東郡)にて「BLUE SKY HEAVEN 2023」を開催。LIVEステージ/キャンプ/ショッピング/フード/NEWモデル試乗会/ハーレーパレード/各種アトラクションなど、充実の2日間を過ごすことができた。『ウィズハーレー』編集部も、ハーレー女会などの特別コンテンツを現地で展開した。
●文:ウィズハーレー編集部(青木タカオ) ●写真:栗田晃 井上演 川井晴稀 HARLEY-DAVIDSON JAPAN ●外部リンク:BLUE SKY HEAVEN
ハーレーオーナーでなくても、誰でも楽しめるブルースカイヘブンにアップデート
1998年の第1回以来、毎年恒例(コロナ禍は除く)となり、今回で22回目の開催となった『ブルースカイヘブン』。音楽/キャンプ/モーターサイクルが融合した、日本最大級のライフスタイルフェスとして定着しているが、創業120周年およびハーレーオーナーズグループ(H.O.G.)設立40周年を機に、2023年の今年は誰でも楽しめるよりオープンな催しへとアップデートさせた。
その取り組みのひとつが『ブルースカイミーティング』で、2023年4月の福岡を皮切りに、5月の日光(栃木)、そして7月の苫小牧(北海道)と、全国各地で「ミニブルスカ」ともいえるスピンオフイベントが行われ、真夏の本番へと向かう盛り上がりは最高潮に達しようとしていた。
そして、ついに快晴の空のもと、富士スピードウェイの東ゲートが開く。全国から集まったハーレーの大群が、次々に会場入りし、仲間たちと挨拶を交わす。ここにいるすべてが仲間であり、ハーレーダビッドソンのおかげで繋がっている。
福岡/栃木/北海道、そして今年もまた富士の麓へ。全会場に出展し、一部始終を目の当たりにしつつ、その最中にいることができた我々ウィズハーレーチームにとっても、青空のもとゲートオープンした瞬間は胸が熱くなった。
今回の来場者数はなんと9500人。2018年、新型感染症拡大前最後の開催と比較し、約1500人の増加。イベント開催制限がなくなり、おおむね好天に恵まれた追い風に加え、折からのハーレーブームも重なって大盛況。最大33時間滞在できるキャンプエリアも好評で、一般来場者によるキャンプ泊者数は過去最高となったことも付け加えておこう。2日間のこの感動、来年も味わいたい!
サーキットにて“400人”試乗会
レーシングコースで行われた試乗会は、普通自動二輪免許(MT)を持っていれば普段着のままでも無料で参加OK 。(別途保険料1,000円/日が必要)。今回は“400人試乗会”としてより盛大に開かれたが、特別企画としてタレントでライダーでもある平嶋夏海さん(土曜日)、夜道雪さん(日曜日)がゲストとして参加。一緒にハーレーでコースを走る記念撮影付きプログラムも、各日数回にわたり実施された。
時代をさかのぼるタイムトンネル
伝統を感じることができる「120th TIME TUNNEL」では、1913年に日本初上陸したモデル・9Eをはじめ、120周年アニバーサリーエディションのタンクエンブレムにてモチーフとしたサイドバルブVLD(1934年)、油圧ディスクブレーキを前輪に初採用したFLHエレクトラグライド(1972年)、フラットトラック全米選手権で活躍したXR750(1972年〜)の現役ロードレース仕様、Vロッド(2003年)を展示。
「バトルトラックス」アトラクションも楽しい
目標タイム1分05秒を目指して、ナイトスタースペシャルにてテクニカルコース(安全な特設クローズドコース)を走るバトルトラックスは、ウィズハーレーガールの千羽&えむちゃんの対決。巧みなハンドルさばきと繊細なクラッチワークを駆使し、好成績を残した千羽に軍配が上がった。
カスタムの腕を競う
HDJ正規ディーラーによるカスタムコンテスト「I AM CUSTOM CONTEST」は、ハーレーダビッドソンジャパンの野田社長より発表され、H-D塚原のパンアメリカが見事にGOLD PRIZE(優勝)に輝いた。そして栄えある「WITH HARLEY PRIZE」は、H-D静岡のナイトスタースペシャルへ!
LIVEステージ 豪華ラインナップ
夏フェスとしてLIVEステージが盛り上がるのもブルスカならでは。今回もラインナップは強力で会場は大いに盛り上がった。当日のタイムテーブルに沿って紹介しよう。
Coleman手ぶらキャンプ
最大33時間滞在OKのキャンプエリアでは、家族連れやライダーたちが夏休み最後の週末をゆっくりと過ごした。ショッピングエリアやLIVE ステージにも隣接する特別スペースには、Colemanプロデュースによる設営/撤収の手間いらずの「手ぶらキャンプ泊エリア」も登場。利用者はColeman製新品シュラフ(寝袋)を人数分もらえ、4人用テント/ランタン/テーブル/チェア/焚き火台をセットでレンタル利用できた。
動画レポートはコチラ
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
ウィズハーレーの最新記事
ハイパワーだけでなく、本来持つテイスティさを損なわず、より“らしさ”を強調するストロークアップ エンジンを強化する際、排気量アップが効果的なのはたやすくイメージできるだろう。ハーレーダビッドソンはエボ[…]
ベテランカメラマンに「これはアートだ」と言わしめる流麗なフォルム リヤタイヤが路面を蹴り飛ばすかのような、豪快で胸の空く加速フィールはスタートダッシュだけではなく、速度レンジが上がってからもまだまだ続[…]
TRIJYA(トライジャ):カフェレーサースタイルのX500 パンアメリカやナイトスターなど水冷ハーレーのカスタムにも力を入れているトライジャ。以前の記事では同社のX350カスタム車を掲載したが、今回[…]
デイトナを制した伝説のマシンが代官山に出現! 日本が世界に誇るサンダンスハーレーのレーシングマシン「Daytona Weapon I」と「Daytona Weapon II」が、代官山蔦屋書店(東京都[…]
リグニスによるカスタムコンプリートのニューモデル『フリスコスタイル』とは 「これこれっ、これなんだよなぁ」と、エボリューションVツインを知る人はもちろん、もしかしたらハーレーダビッドソンに乗ったことが[…]
最新の関連記事(イベント)
西日本のバイク用品店4店舗にて開催! 2025年シーズンにおいて、Hondaのマシンの開発をしながら、Moto GPにスポット参戦するMotoGPライダー中上貴晶選手のサイン会が、アライヘルメットプレ[…]
デイトナを制した伝説のマシンが代官山に出現! 日本が世界に誇るサンダンスハーレーのレーシングマシン「Daytona Weapon I」と「Daytona Weapon II」が、代官山蔦屋書店(東京都[…]
さすがはヨシムラ、参列者が超豪華! 1954年に創業し、今年で70周年という節目を迎えたヨシムラ。その歴史は常に“挑戦”とともにあった。巨大メーカーや乗っ取り、工場火災といった、目の前に立ちはだかる強[…]
アクセス良好な都心でのファン感謝イベント 東京・青山のホンダ本社ビル内にあるウエルカムプラザ青山で開催された「Honda Racing 2024 SEASON FINALE」は、ホンダ契約の2輪/4輪[…]
BRLの掲げる初心者の定義は「公道での運転に不安がある人」 「Basic Riding Lesson(ベーシックライディングレッスン:通称BRL)」は、北海道/東北/関東/中部/近畿/中四国/九州の7[…]
人気記事ランキング(全体)
振動、路面を蹴飛ばす感じ、エンジンで走らせる気持ちよさ バイクはエンジンを懐に抱えて走るような乗り物だ。単純にライダーとエンジンの距離が近いことがエンジンの存在感を大きく感じさせるだけではなく、エンジ[…]
アッパーカウルはフランスで882.5ユーロ 1980年代のGSX1100S KATANAをモチーフにしたスペシャルモデルを製作することは、S2コンセプトのスタッフが何年も温めていたアイデアだった。それ[…]
プロトは国内導入を前のめりに検討中! イタリアで1911年に誕生し、現在は中国QJグループの傘下にあるベネリは、Designed in Italyの個性的なモデルをラインナップすることで知られている。[…]
Screenshot 未塗装樹脂の白化 バイクのミラーや泥除け(フェンダー)、樹脂製リアボックスなどに使われている黒い未塗装樹脂部品。ここに使われている素材の多くは「ポリプロピレン」という軽くて丈夫な[…]
元々はブレーキ液の飛散を防ぐため フロントブレーキのマスターシリンダーのカップに巻いている、タオル地の“リストバンド”みたいなカバー。1980年代後半にレプリカモデルにフルードカップ別体式のマスターシ[…]
最新の投稿記事(全体)
論より証拠!試して実感その効果!! 老舗カー用品ブランドとして知られる『シュアラスター』が展開するガソリン添加剤「LOOPシリーズ」。そのフラッグシップアイテムであるのが『LOOP パワーショット』。[…]
優れたグリップ力とハンドリング性能を誇るスポーツツーリングラジアル ミシュランが大型スクーター向け新型スポーツツーリングタイヤ「MICHELIN POWER SHIFT(ミシュラン パワー シフト)」[…]
「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」の電動バイク! 充電バイクでニッポンを縦断する人情すがり旅「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」。そこで活躍しているヤマハの電動バイク、E-Vinoが青島文化[…]
チーム・ロバーツの誘いを断った唯一のライダー 年末年始に5泊6日でお邪魔した、アメリカ・アリゾナ州のケニー・ロバーツさんの家。家族ぐるみで仲良くさせてもらっていますが、実は僕、現役時代にケニーさんが監[…]
デュアルLEDプロジェクターヘッドライトの鋭い眼光! ホンダは、昨秋のEICMAで発表した新型「CB750ホーネット」を、予告通り国内モデルとして正式発表した。 アシスト&スリッパークラッチを採用する[…]
- 1
- 2