
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:コミュニケーションプラザ
ヤマハのコミュニケーションプラザで昨年から始まった「COVA foto」は、ヤマハ発動機製品の撮影を長年にわたって担ってきたスタジオコバによる有料サービス。予約制だが、来館者の愛車をプロのクオリティで撮影するとあって人気のサービスとなっている。
スタジオコバは、およそ半世紀にわたってヤマハの500モデル以上のカタログ撮影を行ってきただけでなく、MotoGPマシンの広報用オフィシャルショットなども手掛けるプロ集団。コロナ禍によって遠方の取材が難しかった時期には、ヤングマシンの企画でSR400の撮影をしていただいたこともある。
拠点とする東海エリア最大級のスタジオでは、小さな二輪車部品から大型のボートまで、ありとあらゆる撮影を行ってきた。
そんなスタジオコバが展開する「COVA foto」の人気の秘密は、まるでカタログ写真のような高品質な仕上がりにある。
2024年の開催日時は5月11日(土)・5月25日(土)・6月23日(日)・7月6日(土)・8月24日(土)・9月28日(土)・10月12日(土)の予定で、撮影所要時間は1人約10分。撮影料金は4000円/1カットで当日支払いとなる。納品は約1週間後だ。詳細は記事末のリンクを参照していただきたい。
「オーナーと会話を楽しみながら構図を決めていく作業は、スタジオ撮影とは違った喜びがある」と、撮影を担当する藤川さん
以下、リリースより
オーナーと愛車の「物語」を写真に残す
「お客さまと愛車の話をしながら、ご要望などを伺って構図を決めていきます。目の前で喜んでいただけたり、お礼の言葉をいただいたり、スタジオにこもって理想を突き詰めていく作業とは違う喜びがあります」と話すのは、カメラマンの藤川翔平さん。初年度の昨年は、およそ100組のオーナーと愛車をカメラに収めました。
撮影は、コミュニケーションプラザのエントランス前広場で行われます。ライティングの技術や機材で光を100%コントロールできるスタジオとは、まったく異なる環境です。それでも研究や撮影テストを重ねることで太陽光の影響を最小限に抑える手法を開発し、サービスの利用者からも「屋外で撮ったようには思えない」と驚きの声が上がっています。
「中には年代物のバイクもありますが、皆さんきれいにされているのが印象的です。小さな擦りキズにも、オーナーには大切な思い出が刻まれているかもしれません。一人ひとりのご要望に耳を傾けて、心から喜んでもらえる一枚を撮りたい」と藤川さん。2台一緒に並べたり、同行のファミリーとともに撮ったり、ご要望に沿ってアレンジも可能だそうです。
今年初の「COVA foto」は、ゴールデンウィーク明けの5月11日に実施の予定。また館内ではこの日から、歴代カタログの写真展(撮影:スタジオコバ)『造形美―人と機械が描く、美しさの輪郭(仮題)』も開幕する予定です。ぜひ愛車とともにコミュニケーションプラザへ!
歴代のカタログ撮影等を担ってきた(株)スタジオコバ。その数は二輪車製品だけでも累計500モデルを超える。
広報担当者より
大人気の「COVA foto」で撮影を担当する藤川さんも、年代物のオフロードバイク「DT230 LANZA」を大切に所有するライダーの一人。お客さまの思い出が刻まれた車両の撮影は、「新車の撮影とはまた違う楽しさがある」と話します。「COVA foto」を企画したのも、「写真の力で、愛車に対するオーナーの愛着を増幅する手 助けができるんじゃないかと考えたから」。ライフイベントで残す家族写真のように、ぜひ皆さまもご利用ください。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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