[ハーレーカスタム] エクストリームなスタイルで走りも妥協なし〈ローライダーST|IBIZA MOTOFACTORY〉

ハーレーダビッドソン ローライダーST|IBIZA MOTOFACTORY

ハーレーダビッドソンにとって、”カスタム”は切っても切れない楽しみのひとつ。『ウィズハーレー』誌が、多くのオーナーの参考となりそうな最新カスタム車両を紹介する。今回はIBIZA MOTOFACTORYが仕立てたハイパフォーマンスクルーザー「2023 FXLRSTローライダーST」だ。


●文:ウィズハーレー編集部(青木タカオ) ●写真:ミヤシーノ宮下豊史 ●外部リンク:IBIZA MOTOFACTORY

人気モデルローライダーSTをイビサがカスタム

西海岸発祥のカスタムトレンド“クラブスタイル”を反映したフォルムで2022年にデビューして以来、引っ張りダコの人気モデルとなっているローライダーST。イビサモトファクトリー(兵庫県西宮市)では、見た目だけでなく走りの性能も追求し、バランスに優れたハイパフォーマンスクルーザーに仕上げている。

排気量1923ccのミルウォーキーエイト117には、S&Sのインテークマニホールドをはじめ、T-Man002カムやビレットアルミニウム製タペットカフスを組み込み、バッサーニのロードレイジ2in1マフラーをセット。仕上げはもちろん、シャーシダイナモを用いた定評のあるインジェクションチューニングまで、イビサモトファクトリー代表・今濱雅史氏によって施された。

ハンドルについては、よりアップライトなライディングポジションとなるセレクテッドのTバーにし、BUNGKINGのクラッシュバーや南カリフォルニアを拠点とするウィプラシュのシートを装着。

足まわりはガルファーのウェーブディスクで強化。見るからにワイルドで勇ましいカスタムだが、オーナーは女性だというから、ぜひとも颯爽と走る姿も拝ませていただきたい。撮影に立ち会ったくださった夫・Sさんによると「パワフルなのに、快適で乗りやすい」とのこと。

今濱氏は、“つるし”のデータを入れるのではなく、現車の状態に合わせて1台ずつチューニングマップを作るので、エンジンの性能を最大限に発揮することができる。

「燃費を良くしたい」「加速をスムーズに」「アイドリング回転を下げたい」など、オーナーのさまざまな要望に応えてくれるのだ。

グリップやフットペグなど純正パーツも巧みに散りばめつつ、Whiplash SpeedのシートやBassani Xhaustの集合マフラーなどを要所に用いた。

イビサモトファクトリーでは、インジェクションチューニングにいち早く取り組み、最新のシャーシダイナモによる車両個々に合わせたチューニングを行っている。ミルウォーキーエイトのカムやマフラー、エアクリーナー交換後のチューニング、スロットルボディやピストンなど、パフォーマンスパーツ強化に伴うリセッティングについてさまざまな条件に対応し、好評を博している。

LEDターンシグナルはKellermannのBullet 1000 Extremeだ。

ウェーブディスクはGALFER、エクストリームのムードを漂わすクラッシュバーはBUNG KING。

※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。

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