●記事提供: ライドハイ編集部
フランスの建築家兼デザイナー フィリップ・スタルク
デザイナー発のバイクとしてあまりにも有名なKATANA。’95年にアプリリアから登場したMoto6.5も、フランス生まれの建築家でデザイナーでもあるフィリップ・スタルクが手がけた作品だった。
フィリップ・スタルク(Philippe Starck 1949年~)といえば、日本では墨田区吾妻橋のアサヒビール本社横にある不思議な金色のモニュメントが有名だ。
このモニュメントは「聖火台の炎」。彼はこのように複雑な3次曲面を駆使したデザインが多く、建築にはじまり家具から食器まで、多岐にわたる道具を手がけてきた。中でも世界的に知れ渡っているのが、レモン絞り器『Juicy Salif(ジューシーサリフ)』。微妙な曲線を描く長く伸びた脚がオリジナリティの強さをアピールしている。
スタルクがデザインしたアプリリアMoto6.5
そんな彼が実はバイク好き。習作として曲面で構成されたバイクデザインも発表されていたが、アプリリアの650シングルのデザインでは、そうした強烈な他にない奇抜な個性をアピールせず、意外なほどバイクらしいフォルムにまとめられていた。
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