●記事提供: ライドハイ編集部
遠くを見ろというけれど……やっぱり気になるすぐ前の路面
ワインディングのコーナーが近づいてきたとき、どのくらい曲がっているのかなど、カーブの入り口の様子をはかっておきたいところ。 しかし遠くを見ていたくても、走っているバイクのすぐ近く、目の前の路面がどうしても気になる。
すると目線が先のほうと目の前を行ったり来たりを繰り返しやすい。 ここで問題なのがこの目線が遠くと近くを切り替えるように見てしまうため、数十メートルが見えているのに死角のような感じになってしまうことだ。
慣れていないと両方が気になるのに、どちらも細かく確認するまで見ていられず、下手をすると不安が募るだけになってしまう。
前方を注視しながら、手前の景色も確認できるように眺める
この遠くを見ながら、手前にも気を配るという神経の遣い方は、訓練することで徐々に全体を掴んだ情報として意識できるようになる。 まず遠くのカーブの入り口を見ながら、自分に近い路面の様子は景色として確認するよう意識する。
コツは焦点を合わせた注視をしなこと。漠然と眺めながら景色として捉えながら、先のカーブの入り口は最初の曲がり方のきつさなど確認しつつ、手前の路面も段差や舗装が剥がれた状態がないかなど、焦点を合わさず確認できるように訓練するのだ。
先のほうが見たくて、どうしても見つめてしまいがちだが、焦点を合わさず漠然と眺めながら状況は情報として確認……慣れてくると意外にできるものなので、とにかく練習あるのみ。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
初のディスクブレーキを装備したCB750フォア、狙った性能を妨げたのはステンレス製ディスク…… スポーツバイクのブレーキといえばディスクブレーキが当たり前。これを世界で初めて量産バイクに装備したのが、[…]
教習所で教わった不都合な作法を封印して 安全確実な手順をまず身につけよう! 教習所を卒業して二輪の運転免許を手にしたビギナーが、バイクに慣れるためやバイク選びのためレンタルバイクに乗るケースが少なくな[…]
’60年代前半に火がついた国内90cc人気 かつてホンダが、乗用車の排気ガス対策(CVCC)エンジン開発でスポーツバイク開発から手を引いていた後、復活を果たした1979年のCB750Fを皮切りに、10[…]
’69年のCB750フォアに続いた4気筒攻勢 世界初の量産4気筒スーパースポーツ、CB750フォアが衝撃のデビューを果たしたのが1969年。世界GP撤退直後で、これを契機に日本車がまだ君臨していなかっ[…]
最新の関連記事(ライディングテクニック)
シリーズ第8回は「8の字走行」。基本操作の総仕上げ! 白バイと言えばヤングマシン! 長きにわたって白バイを取材し、現役白バイ隊員による安全ライテク連載や白バイ全国大会密着取材など、公道安全運転のお手本[…]
料金所の停車、30cm行き過ぎたらバックが必要に たとえば地下駐車場入り口のチケット発行機や、出口の料金支払い機、こうしたゲートのある料金所で停車するとき、何かの拍子で30cmほど行きすぎると、機械に[…]
大型トラックの渦=乱流と負圧域でバイクを吸い寄せる 大型トラックでもバイクでも、空気の塊を突き破るように走っています。そのとき空気がキレイに車体に沿って流れてくれればいいのですが、そううまくは行かず、[…]
じつはベテランも毎回同じにできていない 半クラッチはブレーキやギヤチェンジに次いでリクエストの多い課題。その半クラ発進、じつはベテランでもその都度少し違ったクラッチミートになっていて、毎回ピッタリ同じ[…]
1964年頃からGPレースで始まった、内ヒザを開くスタイル ヒザ擦りどころかヒジ擦りすら珍しくなくなったレースシーン。そこまでアグレッシブでなくても、ワインディングでそんなに深くバンクしてないのに内側[…]
最新の関連記事(ビギナー/初心者)
場所によっては恒例行事なバイクの冬眠(長期保管) 「バイクの冬眠」…雪が多い地域の皆様にとっては、冬から春にかけて毎年恒例の行事かもしれませんね。また、雪国じゃなかったとしても、諸事情により長期間バイ[…]
チェーンの張り調整が必要なのは、チェーンが徐々に伸びるからだけど…… バイクのチェーンのメンテナンスといえば「清掃・潤滑」と「張り(あそび)のチェック」。まず、チェーンを長持ちさせるには清掃や潤滑をマ[…]
「一時停止違反」に、なる!/ならない!の境界線は? 警察庁は、毎年の交通違反の取り締まり状況を公開しています。 最新となる「令和3年中における交通死亡事故の発生状況及び道路交通法違反取締り状況等につい[…]
車体を傾けたら真っ先に接地する“バンクセンサー” カーブを曲がるために深くバンクさせると、車体のどこかが地面に接地して、ゴリッとかガーッという音と共にステップから衝撃がきてビックリしたことがあるライダ[…]
バイクという乗り物の大きな魅力のひとつが多種多様な構成のエンジンです。みなさんもエンジンが気になって調べたことがあるんじゃないでしょうか。そこでよく出てくるのが「空冷」や「水冷」というワードです。これ[…]
人気記事ランキング(全体)
4気筒CBRシリーズの末弟として登場か EICMA 2024が盛況のうちに終了し、各メーカーの2025年モデルが出そろったのち、ホンダが「CBR500R FOUR」なる商標を出願していたことが判明した[…]
2025年こそ直4のヘリテイジネイキッドに期待! カワサキの躍進が著しい。2023年にはEVやハイブリッド、そして2024年には待望のW230&メグロS1が市販化。ひと通り大きな峠を超えた。となれば、[…]
一定以上のスピードの車両を自動的に撮影する「オービス」 結論から言うと、基本的にバイクはオービスに撮影されても捕まらない。そもそもオービスはバイクを取り締まるつもりがない。ただし警察にもメンツがあるか[…]
CB750/900Fと並んで進んでいた、ホンダが大攻勢に賭けた初の新エンジン! どのクルマメーカーもお手上げだったマスキー法という排気ガス規制をクリアして、ホンダが世界に認められたCVCCエンジン開発[…]
一度掴んだ税金は離さない! というお役所論理は、もういいでしょう 12月20日に与党(自民党と公明党)が取りまとめた「令和7年度税制改正大綱」の「令和7年度税制改正大綱の基本的な考え」の3ページ目に「[…]
最新の投稿記事(全体)
2&4ストロークハイブリッドV3は実質4ストロークV4と同効率! 数々の伝説を残してきたNSR500が2001年シーズンで最後の年を迎えた。これで2ストローク全盛に完全な終止符が打たれたわけだ。対する[…]
どんなUber Eats配達員でも必ず持っている装備といえば、スマートフォン。これがなければ、仕事を始めることすらできません。 そんなスマートフォンですが、太陽が強く照っている日に使うと画面が真っ黒に[…]
今シーズンに続き富樫虎太郎選手を起用、新加入は木村隆之介 元MotoGPライダーの中野真矢さんが率いるレーシングチーム「56RACING(56レーシング)」が、2025年のレース活動概要を発表した。 […]
全日本ST1000とASB1000の両カテゴリーを制す! 開幕2連勝を飾り、常にポイントリードし最終戦を待たずにチャンピオンを決めた全日本ST1000クラスに比べ、ARRC ASB1000クラスは、ポ[…]
一度掴んだ税金は離さない! というお役所論理は、もういいでしょう 12月20日に与党(自民党と公明党)が取りまとめた「令和7年度税制改正大綱」の「令和7年度税制改正大綱の基本的な考え」の3ページ目に「[…]
- 1
- 2