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●記事提供: ライドハイ編集部
初のディスクブレーキを装備したCB750フォア、狙った性能を妨げたのはステンレス製ディスク……
スポーツバイクのブレーキといえばディスクブレーキが当たり前。これを世界で初めて量産バイクに装備したのが、1969年のCB750フォアだった。
初の200km/hが可能なドリームバイクに、ホンダはそれまでのドラムブレーキではオーバーヒートすることから、まだレースでも使われはじめたばかりのディスクブレーキの採用を決定したのだ。
しかしまだノウハウが積まれていないディスクブレーキには、大きな問題があった。
最大の難関はディスクの材質。最も効くのは鋳鉄製であるのはわかっていたが、少しでも濡れると真っ赤な錆がついてしまい、最高峰の高価なフラッグシップには似つかわしくない。
そこで錆びないステンレス製としたのだが、材質として硬くパッドとの相性も難しく思うような特性が得られなかったのだ。
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