メッキ仕上げやステンレス製マフラーのエキゾーストパイプは、高温の排気ガスにさらされ続けると、茶色く変色したり走行中に付着した汚れが取れにくくなることが多い。焼け色が定着してしまうと取り除くのも厄介だ。そんな場面で重宝するケミカルが、ワイズギアの新製品「ヤマルーブマフラークリーナー」である。
●文/写真:モトメカニック編集部(栗田晃) ●外部リンク:ワイズギア
薄茶色に変色したエキパイ/焼き付きが顕著なエキパイで試してみた
「ヤマルーブ マフラークリーナー」のサラサラの液体は酸性で、研磨材で削るのではなく化学的に焼け色に反応させて除去するタイプ。また反応を活性化させる目的なのか、マフラー自体が30〜40℃で使用するよう指示されているのも特徴だ。
温度が低すぎると十分な効果を発揮しないので、走行後にマフラー温度が下がってきたタイミングで使用するのが良いだろう。マフラー単体でテストした今回は、ヒートガンで加温して使用した。
薄い茶色に変色したエキゾーストパイプでは、ウエスに少量取り出したクリーナーで優しく擦るだけで、簡単に焼け色を除去できた。磨き傷が残ることもないので、光沢が損なわれる心配もない。一方で焼き付きが顕著なエキパイで試したところ、研磨材を含まないため汚れはほとんど落ちなかった。このような場合は一度ポリッシャーなどで磨いて下地を出すことが必要だ。
汚れの程度によって効果の強弱はあるものの、初期段階の焼けには効果が高いことが確認できた。マフラーのキレイさが重要な役割を果たす絶版車を持つユーザーは、日常のメンテナンスに活用すると良いだろう。
薄茶色に変色したエキゾーストパイプ:優しく擦るだけで焼け色がスッキリきれいに
焼き付きが顕著なエキゾーストパイプ:下地作りが必要
※本記事は“モトメカニック”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
レーサーレプリカ由来の高回転型エンジンはエンジンオイルのメンテナンスが重要 率直に言えば、中古車で“安くて良い物”はよほどの奇跡でもないかぎりあり得ない。『モトメカニック』読者のようなサンデーメカニッ[…]
ツイストソケット:螺旋状の刃が食い込む。ラチェット/メガネのどちらでも使える 六角部がなめたボルトやナットはもちろん、十字穴が潰れたナベ小ネジを緩める際にも使えるツイストソケットは、螺旋形状の刃がボル[…]
パウディーシステムライン:金属部品に電気的に付着させるパウダーコーティングの連続作業が可能に 焼付塗料の乾燥器やパウダーコーティング用のコロナガンなど、従来であれば工業系ユーザーをターゲットとしていた[…]
美しい仕上がりのフルレストア車両でも不調に… バイク仲間が所有するホンダCL250。最近見かけないのでどうしたのと尋ねると、「キャブからガソリンが漏れてエンジンが調子悪く…」とのこと。『モトメカニック[…]
年式の新旧やナンバープレートの有無にかかわらず、愛車を全開できる楽しさを提供 1970〜80年代に熱かったTTF1やF3、GP125/250レーサーなど、クラシックなLOCレギュレーションには含まれず[…]
人気記事ランキング(全体)
4気筒CBRシリーズの末弟として登場か EICMA 2024が盛況のうちに終了し、各メーカーの2025年モデルが出そろったのち、ホンダが「CBR500R FOUR」なる商標を出願していたことがわかった[…]
125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限[…]
電熱インナートップス ジャージタイプで使いやすいインナージャケット EK-106 ポリエステルのジャージ生地を採用した、ふだん使いをしても違和感のないインナージャケット。38度/44度/54度と、3段[…]
第1位:X-Fifteen[SHOEI] 2024年10月時点での1位は、SHOEIのスポーツモデル「X-Fifteen」。東雲店ではスポーツモデルが人気とのことで「とにかく一番いいモデルが欲しい」と[…]
コンパクトな車体に味わいのエンジンを搭載 カワサキの新型モデル「W230」と「メグロS1」がついに正式発表! ジャパンモビリティショー2023に参考出品されてから約1年、W230は白と青の2色、メグロ[…]
最新の記事
- スズキ「Vストローム250SX」と「Vストローム250」は何が違う? 身近な兄弟車を比較!
- 【2024年11月版】150~250cc軽二輪スクーター 国内メーカーおすすめ7選! 125ccの双子モデルからフルサイズまで
- SHOEIがシステムヘルメットのド定番モデル「ネオテック3」に新グラフィック「ANTHEM」を発表!
- SHOEIが「Z-8 YAGYO」を発表! 百鬼夜行をイメージしたバイクパーツ妖怪が目印だ!!
- 【SCOOP!】ついに「GB500」登場へ?! ホンダが海外で商標を出願!
- 1
- 2