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カーベック(愛知県)は、サンメカにもおなじみのガンコートやパウダーコーティングの販売と並び、乾燥器CVシリーズ/サンドブラストキャビネット/バレル研磨機など、塗装や表面処理にまつわるオリジナル製品の開発も精力的に行なっている。その中でも、強力な洗浄効果で好評を得ている超音波洗浄機「ソニックスター」が、このたび独自の脱気システムで特許を取得したとのことだ。
●文/写真:モトメカニック編集部(栗田晃) ●外部リンク:カーベック
水中の目に見えないほど小さな溶存気体をマイクロバブルとして排出
タブと呼ばれる洗浄水槽のステンレスの板厚や剛性などの基本構造から始まり、超音波を発生する発振器の総務省指定型式認証取得に至るまで、既存の洗浄機の常識にとらわれずゼロから開発を行なってきた「ソニックスター」は、洗浄の重要性を知るユーザーから高い評価を獲得。その一因が特許要件である”脱気システム”だ。
洗浄に用いる水の中には、目に見えないほど小さな溶存気体が含まれていて、この気体が超音波の勢いを減衰させる要因となる。そこでカーベックでは、タブ内の水を循環させながら溶存気体をマイクロバブルとして排出させる装置を開発し搭載。そのシステムのノウハウが特許として認められたのだ。
サンデーメカニックにとってソニックスターは大きな機材だが、ペイントやエンジン組み立てに携わるプロショップには強力な武器になるはずだ。
ウェットブラストなどで使用するガラスビーズは、細かな通路まで入り込むため、完全に取り除くには大変な手間がかかる。周波数40KHzで1000Wの超音波発生装置によってタブ内の水が気泡となり破裂する際の衝撃が、エンジン表面のガラスビーズを浮き上がらせる。ソニックスターの本体価格は95万7000円(送料別)。
超音波によって気泡が発生し破裂する中で、水中に溶け込んだ気体は超音波を減衰させる存在となる。特許を取得したマイクロバブル発生装置は、目に見えない気体を絞り出して超音波の効果を最大限に発揮させるのが特長だ。
ソニックスターを開発し特許を取得した、浮田大輔代表(左)とスタッフの山田大介氏(右)。二人とも超音波洗浄のプロではないが、独自に基礎から学んだ上でショップ向けに工業用の大型設備をダウンサイジングした。
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