
2023年シーズン、WSBKのSSP600クラスに挑戦を挑む日本人ライダーが岡谷雄太だ。2019年より日本人初となるFIMスーパーバイク世界選手権World Supersport300クラスへフル参戦開始し、2022年の鈴鹿8時間耐久レース「SSTクラス」優勝も契機となり、今シーズンWSSP600へのステップアップとなる。
岡谷雄太(おかや・ゆうた)/1999年東京生まれ。父親の影響もあり7歳のとき、ポケットバイクでバイク人生をスタート。12歳でNSF100 HRCトロフィーのシリーズチャンピオンを獲得。2016年、モリワキクラブの門を叩く。2019年より、日本人初となるFIMスーパーバイク世界選手権World Supersport300クラスへフル参戦開始。2020年には、FIMスーパーバイク世界選手権で日本人初となるポールポジションと優勝を成し遂げ、年間ランキング10位。4年目の2022年シーズンは、ポールポジションを1回、カタルニア大会では優勝も決め、その1勝を含めて表彰台には4回立ってランキング7位。
2022年の鈴鹿8時間耐久レース「SSTクラス」優勝が契機に
「デビューシーズンは本当に右も左もわからない状態でした。そして2年目に初優勝できて、レースをすることに自信がついて、3年目は優勝こそできなかったけど、コンスタントに上位を走れるようになって――。今年はなんというか、レース全体を見られた、コントロールできるようになった、そんなシーズンでした」
岡谷雄太――日本人唯一の世界選手権ワールドスーパースポーツ300(=WSSP300)参戦ライダー。2020年に日本人ライダーとしてWSSP300クラスの初ポールポジション、初優勝を挙げ、4年目の22年シーズンは、ポールポジションを1回、カタルニア大会では優勝も決め、その1勝を含めて表彰台には4回立ってランキング7位。WSSP300初優勝を決めた20年シーズンを超えるインパクトを残したシーズンになった。
しかし岡谷は、シーズン最終戦のポルトガル大会のフリープラクティスで転倒を喫し、決勝レースはドクターストップ。その2戦前のフランス大会でも、決勝前のスーパーポールで転倒し欠場。ドクターストップで今年は2戦4レースを欠場している。ランキングベスト10の中で4レースも欠場しているのは岡谷だけ、つまり「たられば」を承知で言わせてもらえば、ランキング3位も狙えたシーズンだった。
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