海外での運転に必須の国際免許とは? 取得方法/期限/場所/注意点etcをバックパッカーが徹底解説
●文:[クリエイターチャンネル] 山崎陸
1分でわかる記事ダイジェスト
外国での移動手段といえば、電車やバス、タクシーといった公共交通機関が手軽で一般的。そこに、レンタルバイク/レンタカーという選択肢も加えてみると、海外旅行が楽しくなる。
試験なしで意外と簡単! 国際運転免許証を取得する方法
外国で運転するには、日本で国際運転免許証を取得しておかなければならない。国際運転免許証の取得自体は簡単で、手続きだけで試験はない。運転免許記載の住所を管轄する、運転免許センター、指定警察署で提出するだけ。愛知県の場合、運転免許試験場と運転免許センターでは申請して即日発行。指定警察署では休日除く、16日後に受け取れるようになっている。県によって発行まで何日かかるか、郵送で受け取り可能かなどが異なる。
いざ実践、国際運転免許証の使い方
基本的な使い方は、下記の通り。多くの国で同じ流れだろう。
- 旅行先でレンタルバイク/クルマ屋に行く
- 料金、日本の運転免許証、国際運転免許証、パスポートを提出する
- すべてコピーを取った後、運転免許証と国際運転免許証を返却される
- デポジット(保証金)またはパスポートを人質として預ける
- レンタル開始!
- バイク/クルマを返却。デポジットとパスポートを返してもらえる
国際運転免許証は、道路交通に関する国際条約、ジュネーブ条約に加盟している国でしか使えない。2024年9月時点で、日本人が訪問する地域を含む113もの国や行政区が加盟している。日本の運転免許証と国際運転免許があれば、現地で運転できる。
非加盟国では必要な手続きはさまざま。台湾はJAFで運転免許証の翻訳文を取得するだけで、運転できる。スリランカでは、現地の一時免許が必要となる。
けっこうある、国際運転免許証の注意事項
海外のホテルはチェックインのときに、パスポートを身分証明として見る。レンタルバイク/レンタカーを借りる際、パスポートをデポジット代わりに預けることが少なくないが、国際運転免許証は身分証明にならない。パスポートのコピーで代用しよう。
ハワイやグアム、サイパン、スイスといった、日本の免許だけで運転できる地域もあるが、国際免許取得しておくと安心。現地の警察官に運転免許証の提示を求められた場合、日本語がわからないことが多く、トラブルになる可能性があるためだ。
また、国際運転免許証の有効期間は、発行日から1年間。そうそう頻繁に海外旅行に行く人でもない限りは、毎回再取得が必要になる場合が多い。
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