
●文:[クリエイターチャンネル] 山崎陸
愛知県と岐阜県の境に位置する犬山市には、人気釣りスポットの入鹿池(いるかいけ)があります。バス、ヘラブナなどのさまざまな釣りが楽しめますが、冬季は産卵期で身が一番大きくなるワカサギがおすすめ。釣りごたえも食べごたえも十分で、冬の味覚を楽しめるため人気です。
なにより、手軽にできることもポイント。釣り道具一式を安価でレンタルできるため、手ぶらでOKです。バイク乗りにとって、大きな道具を持参不要というのは、大きなメリットでしょう。
この記事では、筆者のお気に入りの入鹿池ワカサギ釣りコースをご紹介します。釣果を活かしたデイキャンプと、ユニークなスポット巡りを組み合わせた、充実の日帰りプランです!
名古屋発、日帰りワカサギ釣りとデイキャンプ
朝6:30、名古屋市を出て犬山市入鹿池でワカサギ釣り
釣り人の朝は早い。名古屋市から入鹿池までは片道約1時間、そして入鹿池のお店”見晴茶屋”で予約できる、ボートの受け取りが6:30から8:00まで。一番遅い8:00でも6:30ぐらいには、名古屋を出発したいところですね。
早朝の身を切るような寒さの中でのツーリングも、意外と悪くありません。もちろん、しっかりと寒さ対策することは忘れずに。
見晴茶屋では、ボート、釣り竿、餌など必要なものすべてをその場で借りられます。スタッフが釣り方のコツや、手漕ぎボートの操作方法、おすすめポイントまで丁寧に教えてくれるので、釣り初心者でも安心です。
ワカサギ釣りのコツは、小さな当たりを見逃さないこと。竿先のわずかな動きを注視しながら、タイミングよく合わせることが重要です。朝一番は比較的良く釣れる時間帯ですが、その日の天候や水温によって釣果は大きく変わってきます。
一番大事なのは、どこで釣るか。スタッフさんによると、12月は見晴茶屋の対岸のほうがよいそうです。2月、3月になると段々と見晴茶屋の近くでも釣れるようになるとか。手漕ぎボートで対岸まで行くのはとても大変なので、電動ボートを借りてもよいでしょう。
釣りが終わったら、レストランで休憩するのもアリですね。冷たくなった体に、暖かいコーヒーがサイコーに沁みます。
桃太郎公園キャンプ場でデイキャンプをする
釣りの後は、入鹿池の近くにある桃太郎公園キャンプ場に向かいます。距離は約10kmで、バイクなら30分程度。道中で犬山市街を通るので、スーパーマーケットに寄って、追加の食材を手に入れることもできます。桃太郎公園キャンプ場で私が気に入っているところは、安さとロケーションです。
キャンプ場の利用料金はひとり100円で、テントを張ってもひとり500円。受付で簡単な申込用紙に記入し、料金を支払うだけですぐに利用開始できます。ただし調理道具の貸し出しはないため、箸やお皿など最低限のものは持参しましょう。また、炭火や焚き火は禁止されているためガスバーナーは必須アイテムです。
私が使っている旅用調理セットはColemanのファイヤーストーム、同じくColemanのパックアウェイ(TM)ソロクッカーセット、OD缶230g。この組み合わせだと、クッカーの中にバーナーとOD缶をうまく収納できて気持ちがいいんです。
桃太郎公園キャンプ場は全面芝生でふかふかなので、椅子だって不要です。すぐそこに流れる木曽川の音を聞きながら、のんびりと過ごせます。ワカサギ釣りは朝も早いので、日差しの強い暖かい日には、芝生で寝落ちしてしまったこともあります。
桃太郎神社の強烈な雰囲気を体験する
昼食後はキャンプ場に隣接する桃太郎神社へ歩いていきます。桃太郎は岡山県が有名ですが、じつは犬山市も桃太郎が誕生した地であるという伝承が残っています。神社内に立ち並ぶユニークなコンクリート像群は一見の価値ありな独特の景観です。知る人ぞ知るB級スポットで、ついつい写真を撮ってします。
2人で行っても全部で7000円ぐらいの手軽な遊び
このプランの魅力は安く1日遊べること。ふたりで行っても合計で約7000円でした。
- 2人乗り手漕ぎボートレンタル:1日2500円
- 釣り竿レンタル:2本2400円
- えさの赤虫:400円
- 予備の仕かけ:400円(使わなければ返してくれる)
- 桃太郎神社キャンプ場使用料:ふたりで200円
- ガソリン代やスーパーで買う食材代:1000円
たったこれだけで、一日遊べる。レジャーとしては、なかなかリーズナブルです!
ワカサギ釣りモデルコースの注意点
このワカサギ釣りは、下記4つのポイントに気をつけておく必要があります。
ボートの上は風を遮るものがないのでとても寒い
ボート上は、風を遮るものがありません。冷たい風をダイレクトに受けると、想像以上に寒く感じます。防寒着、手袋、帽子など、やりすぎぐらいの防寒対策をしておきましょう。風の強い日には、手漕ぎボートでなくドーム船を借りるのもおすすめ。1日6000円とハンドエレキ+バッテリーレンタル3000円の9000円がかかりますが、快適にワカサギ釣りを楽しみたい場合は、検討の価値アリです。
ボートは要予約
冬の入鹿池は人気スポットのため、ボートの予約がすぐ埋まります。とくに週末のドーム船は予約必須。ワカサギ釣りに行くことが決定したら、すぐに予約することをおすすめします。
真冬は降雪に注意
犬山市は、年末から2月あたりまで雪が降る可能性がある地域です。天気予報のチェックして、雪が降りそうであれば、無理をせず諦めるか車で行くことをおすすめします。
たくさん釣るにはそれなりの知識とガッツが必要
ワカサギは群れで回遊しているため、大量に釣れるときとまったく釣れないときが顕著に分かれます。その日の水温や、その年の気温にも左右されるので、スタッフさんにポイントを聞いたり、ボートが集まっている場所に移動しながら釣りましょう。
釣果を期待しすぎず、ボートの上でのんびり過ごす時間も楽しむと、ワカサギ釣りはより充実した体験になりますよ。
冬はワカサギ釣りとデイキャンプで自然を満喫しよう
入鹿池でのワカサギ釣りと、桃太郎公園でのデイキャンプを組み合わせた、私の冬のおすすめプランを紹介しました。安く手軽に自然を満喫できること、朝早くに出るので1日が長く感じられることが、気に入っています。冬はなかなかバイクに乗る気になれませんが、気合いを入れて出かけてみてください。ちょっとぐらい寒くてツラいのも、振り返れば楽しい思い出になること間違いなしです!
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(山崎陸)
どんなUber Eats配達員でも必ず持っている装備といえば、スマートフォン。これがなければ、仕事を始めることすらできません。 そんなスマートフォンですが、太陽が強く照っている日に使うと画面が真っ黒に[…]
冬のUber Eats配達は過酷です。寒さと路面の凍結の両方と戦わなくてはいけません。しかし、それゆえに配達員が少なくなるため、やり方次第で1年を通してもっとも高額な収入を得られるチャンスの季節だと思[…]
私はホンダPCXでUber Eats配達員をやっています。3000回ぐらい配達してきましたが、いつしか「ピザ屋やハンバーガー屋などのデリバリーいいなぁ」と思うようになっていました。なにせ彼らの相棒は、[…]
標高2172メートルに位置する渋峠は、長野県と群馬県の県境にあるバイクツーリングの聖地として名高い日本最高所の国道です。冬季は厳しい寒さになるため、4月末から11月中頃の限られた期間のみ開通しています[…]
筆者が、カワサキNINJA250Rと一緒に、RSタイチのバイク用ジャケットと、パンツを購入したのは、10年以上前の大学生時代。その後、さまざまなバイクに乗り換えましたが、ジャケットとパンツは、ずっと同[…]
最新の関連記事(ツーリング)
富士山・立山・白山を巡る日本三霊山ラリー 「日本三霊山ラリー2026」は、日本三霊山誘客促進協議会(石川県、静岡県、富山県)と一般社団法人日本ライダーズフォーラムが協力・主催し、新たなツーリングルート[…]
体感温度40℃超え。夏のライダーを苦しめる過酷な現実 真夏の太陽の下、ヘルメットとライディングウェアを身に纏い、高温のエンジンを抱えながら走る。さらにアスファルトからの照り返しが加わることで、夏のバイ[…]
日本の海岸線をめぐり本州一周を目指す「BLUE RIDE」の仕組み 『BLUE RIDE』は、およそ3500kmにも及ぶ本州の海岸線を区切り、地域ごとのラリーに参加しながら少しずつ本州一周を目指してい[…]
前後ドライブレコーダーを標準装備で映像を残せる オートバイ用品ブランド「CIEL(シエル)」を展開するLINKS(リンクス)から、前後ドライブレコーダーを標準装備した新型スマートモニター「M18」が、[…]
安宿での睡眠不足はツーリングの大敵。音の悩みを和らげる専用設計 宿泊費を極力抑え、その分をガソリン代や現地の美味しい食事に回したい。そう考えるライダーにとって、カプセルホテルやネットカフェは非常にあり[…]
人気記事ランキング(全体)
最大のトピックは「ペダルの廃止」。法改正の恩恵で本来の無骨なスタイルへ原点回帰! スクーターといえばいまやプラスチックのカウルで覆われているのが当たり前だが、その真逆をいったのがホンダのズーマー。外装[…]
2018 Models 初登場は王道の“火の玉カラー”のキャンディトーンブラウン×キャンディトーンオレンジでホイールのリム&スポークを切削仕上げ、および金×銀ラインの入ったメタリックスパークブラックの[…]
83馬力へと進化した、完全新設計の2ストロークVツイン まず注目したいのは、なんといっても現代の環境規制に適合しながら公道を走れる完全オリジナルの水冷2ストローク250ccVツインエンジンだ。 ヴィン[…]
アイコンの影にあった、レーシングカーゆえの苦悩 そもそも、なぜクーペ版はあの特徴的なガルウィングドアを採用しなければならなかったのか。それは、軽量かつ強固な「スペースフレーム構造」という、当時の最先端[…]
ワークマンプラス上板橋店で実地調査! 関東甲信越地方では梅雨明けを宣言。早くも40℃オーバーの「酷暑」を記録した地域も出てきている2026年の夏。そんなハードなシーズンを乗り越え、日々のライディングを[…]
最新の投稿記事(全体)
勝ち狙い体制とプレッシャーの中、寄せ集めチームで掴んだ勝利 NCXX RACING with RIDERS CLUBの監督として鈴鹿8耐に参戦し、SSTクラスで優勝を果たしました。監督をさせていただく[…]
本格イタリアン・スクランブラーをとことん味わう!! イタリア生まれ、イタリア育ち、海外の資本が入らない生粋のイタリアンブランドで、創業は1960年代だからもう50年以上の歴史のファンティック。日本に入[…]
巻きタイプの常識を打ち破る「USB PD(Power Delivery)」専用設計! これまでの巻き付け型といえば、「手軽だけどほんのり温かい程度……」というイメージを持っていた人も多いはず。だがコイ[…]
夏の急な豪雨にも備える、コンパクトなイエローフォグ 夏は大気の状態が不安定になりやすく、ツーリング中に突然、雨が激しくなることも珍しくない。近年は局地的な大雨、いわゆるゲリラ豪雨も増えており、走行中に[…]
サーキット最速の血統を受け継ぐ猛烈な加速力 街乗り用のスマートな電動バイクかと思いきや、その中身は生粋のスポーツモデルだ。E-VOは、珠海サーキットにおいて二輪ラップタイムの記録を打ち立てた業界のベン[…]
- 1
- 2
















































