
●文/写真:ヤングマシン編集部(佐藤寿宏)
【JSB1000】 水野涼の連勝を止めるのは誰だ!?
全日本ロードレース選手権は、ようやくシーズン後半戦のスタートとなる第5戦もてぎが8月29日(土)・30日(日)に開催されます。
今年は鈴鹿8耐が7月アタマにあったこともあり、約2ヶ月ものインターバルがありました。
全日本ロードレースとしては、6月21日(日)の第4戦筑波以来となりますが、筑波ラウンドはJ-GP3クラスのみだったため、JSB1000などのクラスは第3戦オートポリス(5月31日・6月1日)以来、約3ヶ月振りとなります。
絶対王者として長年君臨し活躍してきた中須賀克行。その走りを見るチャンスは、あと3戦5レース。
JSB1000クラスは、3戦5レースを終え、SDG DUCATI Team KAGAYAMAの水野涼が圧倒的な速さで全勝しています。
ドゥカティのワークスマシンを走らせ3年目のシーズンとなる2026年。SDG DUCATI Team KAGAYAMAは、2シーズン培ったノウハウを着実に結果に結びつけてきています。
この勢いを後半戦にも持ち込むことができば全勝チャンピオンも夢ではないでしょう。最終戦鈴鹿を前に水野がチャンピオンを決める可能性も高いと言えるでしょう。
圧倒的な速さでJSB1000クラスをリードしているSDG DUCATI Team KAGAYAMAの水野涼。連勝を伸ばすか?
ポイント上で水野を2番手で追うのがDUNLOP Racing with YAHAGIの長島哲太。その差は44ポイント。
DUNLOPタイヤの3年計画プロジェクトの3年目を迎え、昨年まではレース終盤にペースが上がらず“長島ダム”というワードもできてしまいましたが、今年は最後まで勝負できるようになってきたため、コンスタントに表彰台に上がっています。
このサマーブレイクでも精力的にテストを行っており、後半戦で水野に一矢を報いるのは、長島になるかもしれません。
3年計画の3年目を迎え、DUNLOPで勝利をつかみたい#45長島哲太。
そして今シーズン限りの引退を表明しているYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行は、開幕戦こそハイサイドで転倒しましたが、その後の4レースは2位に入り続けています。
パワーに勝るドゥカティに対し、コーナリングでその差を詰めていく様は感動的でもあります。
全開の中須賀の走りが見られるレースは残り5レース。ぜひ、その走りを目に焼き付けていただきたいものです。
8月9日に45歳になった中須賀。JSB1000クラスで13回のチャンピオン、通算94勝を挙げてきた。
Astemo Pro Honda SI Racingで3年目を迎える野左根航汰、世界帰りのSDG Team HARC-PRO. Hondaの國井勇輝、桜井ホンダの伊藤和輝。
さらにATJの岩田悟、鈴木光来、Team SUZUKI CN CHALLENGEの津田拓也やS-SPORTS SUZUKIの西村硝なども表彰台を狙えるポテンシャルの持ち主だけに、混戦が予想されます。
アグレッシブなライディングを見せる野左根航汰。世界から全日本に戻り3年目。そろそろ勝利が欲しいところだ。
【ST1000】 タイトルの行方を左右するもてぎラウンド
第5戦もてぎラウンドは、ST1000クラスもJSB1000クラス同様に2レース制で行われます。
ST1000クラスは、SUGOとオートポリスでの2レースしか行われておらず、今回は唯一の2レース制だけに重要なラウンドとなります。
ゼッケン1をつけるAstemo Pro Honda SI Racingの羽田太河が2連勝しており、これをTOHO Racingの國峰啄磨が追っています。こちらもぜひ注目して欲しいレースになります。
ST1000クラスも今回は2レース制で行われる。タイトルの行方を左右しそうだ。
加えて、ST600クラス、J-GP3クラス、MFJ CUP JP-Sと全5カテゴリーもある全日本ロードレース選手権。ぜひサーキットに足を運んで観戦してください。
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