
ホンダは、「第42回 大阪モーターサイクルショー2026」、「第53回 東京モーターサイクルショー2026」、「第5回 名古屋モーターサイクルショー」に出展するブースの概要を発表した。別記事で紹介した「CBR400R E-Clutch」「CB1000GT」のほか、「Honda WN7」や「V3R 900 E-Compressor」をコンセプトモデルとして、「XL750 TRANSALP E-Clutch」、「CB750 HORNET E-Clutch」などの参考出品、市販車やレースマシンなど数多くを展示する。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●写真:真弓悟史、ホンダ ●外部リンク:ホンダ
Eクラッチ普及計画が進行中! Eクラッチと電子制御スロットルが初めて連携
ホンダは「第42回 大阪モーターサイクルショー2026」、「第53回 東京モーターサイクルショー2026」、「第5回 名古屋モーターサイクルショー」に出展する車両を一挙発表した。まずはHonda E-Clutch(Eクラッチ)を搭載する「CB750ホーネット」と「XL750トランザルプ」だ。
これまでにミドル4気筒の「CBR650R」「CB650R」、250cc単気筒の「レブル250(北米ではレブル300)」「CL250」に搭載してきたのに続くEクラッチ搭載モデル。今回はモーターサイクルショーの事前撮影会に持ち込まれた車両を姿をお届けする
今回は海外向け仕様の参考出品になるが、これら750クラスの2車はスロットルバイワイヤ(TBW)を採用しているのが従来のEクラッチ搭載モデルとの最大の違い。これにより、自動クラッチのみで回転差を逃がしていたダウンシフト時にオートブリッパーが組み合わされることになり、よりスムーズかつクイックなギヤシフトが楽しめる。
シフトペダル操作に必要な力の強さは「HARD」「MEDIUM」「SOFT」の3段階で設定可能で、アップシフトとダウンシフトそれぞれを個別に設定できる。また、Eクラッチ搭載仕様のCB750ホーネットにはアンダーカウル、XL750トランザルプにはアルミ製スキッドプレートが追加で標準装備される。
いずれも車体デザインやエンジンスペックなど基本部分には変更なし。EICMA発表時の情報によれば、Eクラッチ単体での車重増加は、標準仕様のクラッチカバー設計に使用された部品がEクラッチ化によって不要になったことで300gの軽量化が可能になり、システムトータルで4kg増に留められているという(スキッドプレートなどは別)。
ホンダ CB750ホーネット
ホンダ CB750ホーネット
ホンダ XL750トランザルプ
ホンダ XL750トランザルプ
コンセプトモデル「Honda WN7」「V3R 900 E-Compressor Prototype」を日本初公開
コンセプトモデルとして登場するのは、ホンダ初のFUNモーターサイクルタイプの電動ネイキッドモデル「WN7」と、電子制御過給機付きV型3気筒エンジンと搭載した「V3R 900 E-Compressor Prototype」だ。
Honda WN7は、600ccクラスのパワーと1000ccクラス並みの余裕のトルクを持ち、電動バイクならではの静けさに包まれながらツーリングの景色を楽しめる開発コンセプト「風になる(Be the Wind)」を具現化したモデル。風のように自由で爽快な走りを期待できる1台であり、欧州ではすでに市販車として正式発表済みだ。国内導入への期待も高まる1台といえよう。
Honda WN7
もう1車のV3R 900 E-Compressor Prototypeは、“レールのないジェットコースター”をコンセプトに電子制御過給機付きV型3気筒エンジンというモーターサイクル用として初めての技術を搭載。2024年秋のEICMAでエンジンとフレームのみが公開され、翌年のEICMAで市販車に近そうなスポーツネイキッドの姿がお披露目された。
開発チームの「顧客の期待を超える魅力的な製品を提供する」という目標から生まれ、ホンダ独自の、かつ前例のない技術を通じて新しい価値を創造するモデルとして開発が進められている。
世界初の電子制御コンプレッサーはエンジンブーストの緻密な制御が可能であり、低回転域からハイレスポンスなトルクを提供する。その性能は、900ccの排気量ながら1200ccクラスを実現しているといい、それでいてダウンサイジングターボのように環境効率も向上している。
V3R 900 E-Compressor Prototype
写真を見てわかるのは、前2気筒/後1気筒の構成で90度よりもやや狭いVバンク角を採用していることと、それによりエンジン前後長を短くできたことで通常の位置にラジエターを配置しているということ。スイングアームはかなり長いが、エンジン重量は前方に寄り過ぎておらず、気持ちのいい運動性と、ストイックさを強いない寛容さが想像できる。
タンクエンブレムには新しい「Honda Flagship WING」も初採用。このデザインは2026年から最上位層に位置するモデルに順次導入予定だ。このほか、左右非対称のフェアリングに設けられた吸気ダクトの大きさが過給エンジンであることを想起させる。
早く迷彩柄が外れた姿を拝んでみたいぜ!
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市販車は人気モデルを多数展示! アクセサリー装着車も
市販車としてホンダの幅広いラインナップから様々なモデルが展示される。一部の展示車にはドレスアップのアクセサリーを装着するなど、多様な好みに合わせた提案を行うというから楽しみだ。
このほか、レースマシンとしてJSB1000クラスに参戦した「Astemo Pro Honda SI Racing」の「CBR1000RR-R(#4野左根 航汰)」を中心に展示するという。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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