
去る2月8~9日、有楽町の国際フォーラムにて、ワークマンの春夏製品発表会が開催された。さっそくライダーに注目してほしいアイテムを紹介しよう。
●文:大屋雄一(ヤングマシン編集部) ●写真:大屋雄一 ●外部リンク:ワークマン
リカバリーウェア市場においてNo.1を宣言!
2月8~9日の日程で開催されたワークマンの2026春夏新製品発表会。現在、同社はリカバリーウェア「MEDiHEAL(メディヒール)」の売れ行きが絶好調であり、昨シーズンは319万着が実売期間20日で完売するほどだった。これにより、欲しい人が買えないという状態が長らく続いたことから、2026年は一気に7倍(!)もの2100万着を販売するという。
繊維に練り込まれた高純度のセラミックスが輻射する遠赤外線によって血行を促進。疲労回復の環境を整えることが公的に認められることから、一般医療機器にも認定されているメディヒール。この市場には数多くのブランドが参入しているが、繊維や生地の供給元は基本的に共通であり、つまり効能に差異はない。ワークマンは業界最安値の商品を数多くラインナップし、リカバリーウェア市場No.1を目指すと発表した。
右から、2025年9月にメディヒールのブランドアンバサダーに就任した十種競技元日本チャンピオンでタレントの武井壮さん、新たに就任した元レスリング日本代表でオリンピック3連覇を果たした吉田沙保里さん、そしてワークマンの土屋哲雄専務取締役だ。
暑熱生地を組み合わせたメッシュジャケット&パンツ登場!
ここからは、筆者が会場内で発見したライダー向けの新作アイテムを紹介しよう。
ワークマンは、2020年からライダー向けのメッシュジャケットと同パンツをラインナップしている。7シーズン目となる今年は、断熱効果のある独自の生地「XShelter暑熱α」を組み合わせた仕様へと進化した。
「XShelter暑熱αライディングジャケット」(管理番号:35390、4900円)。肩と肘にメッシュプロテクターを標準装備。画像のホワイト×ブラックのほかに、オールブラックも用意する。
「XShelter暑熱αライディングパンツ」(管理番号:35695、3900円)。膝にメッシュプロテクターを標準装備。こちらもオールブラックあり。
肩や肘、膝など擦れやすい部分にはオックス生地を使用。メッシュについては、これまでで最も粗いと言えるほど網目が大きく、それもあって製品自体の重量は驚くほど軽い。下に紹介するペルチェベストを組み合わせた際、デバイスの排熱が効率良く抜けることも考慮してメッシュパネルがレイアウトされているのもポイント。なお、XShelter暑熱αは、エンジンやマフラーが発する熱の遮断効果も期待できるので、そういう意味においても楽しみな製品だ。
ペルチェベストがさらに進化 デバイス7個のマシマシ仕様も!
新登場の「WindCore ICE×HEATER ペルチェベストPRO スペシャルエディション」(管理番号:35590、価格2万9800円)は、ペルチェデバイスを5個→7個へと増量。しかも前身頃の二つと背中の大型デバイスには、LEDによる点灯機能もある。
昨年、WEBヤングマシンにおけるバイク用品/ウェア関連の記事で、圧倒的にPV数が多かったのが、ペルチェデバイス5個バージョンの「WindCore ICE×HEATER ペルチェベストPRO2」のレビュー投稿だった。2026年モデルは1万9800円というお値段据え置きのまま「PRO3」(管理番号:35585)へと進化。フルハーネス(安全帯)との併用が可能な設計が取り入れられている。
ペルチェデバイスのデモ機。右がPRO スペシャルエディションの7個仕様、左がPRO3の5個仕様だ。
電極の入れ替えによって冷却と温熱の両機能を有するペルチェ素子。これを利用した冷暖房アイテムが、特に夏場に人気を博している。ワークマンでは2023年からこのジャンルに参入。4シーズン目となる今年は、ペルチェデバイスが5個のスタンダード仕様「PRO3」と、後ろ身頃に2個追加して計7個(!)とした「PRO スペシャルエディション」の2バリエーションが発売される。
画像はすべてPRO スペシャルエディションのもの。PRO3も含めてデバイスのプレートがステンレスからグラファイトメタルとなり、表面温度が最大約-3℃から-5℃(環境温度が約25℃のとき)へと進化した。また、デバイスの位置が選べるようになったのもポイントだ。
PRO3、PROスペシャルエディションとも、デバイスのプレートがグラファイトメタルとなり、冷却性能がアップした。また、付属のバッテリーは20,000mAhという容量はそのままに、本体表面に細かな凹凸を設けたテクスチャー仕様となり、さらにこれが収まるポケットにワークマン独自の断熱生地「XShelter β」を使用。これらによって皮膚へ伝わるバッテリーの熱が大幅に軽減しているという。
ワークマンは3月27~29日に開催される「第53回 東京モーターサイクルショー 2026」に出展し、昨年と同様にここでペルチェベストの受注をスタートするという。必ず手に入れたいという方は、このチャンスを逃さずに!
PRO3については、新業態店舗限定でホワイトバージョン(中央)も販売されるという。
透湿度10万g/m2/24hだと!? これぞ究極のレインジャケットだ
山登りや釣り、自転車、そしてバイクなど、さまざまなアクティビティに対応できるレインウエアとして開発されたのが、この「XShelter超透湿ウルトラレインジャケット」だ。
「XShelter超透湿ウルトラレインジャケット」(管理番号:68560、9800円)は、ディープブルー、ブラック、イエローの3色展開。サイズはS~4Lとなっている。
最大のポイントは、耐水圧30,000mmH2O、透湿度100,000g/m2/24h(!?)という超スペックの「XShelter超透湿」生地が部分的に使われていることだ。昨シーズンは耐水圧10,000mmH2O+透湿度70,000g/m2/24hが最高スペックだったので、まさに究極といっても過言ではない。なお、強度が必要な部分に使われているオックス生地ですら、耐水圧30,000mmH2O+透湿度50,000g/m2/24hという数値を誇る。
ダイヤルアジャスター付きのフードは、ファスナーを閉じるだけですぐにスタンドカラーに変身するほか、フード自体がパッカブル収納時の袋になるという便利仕様だ。袖口の内側にはインナースリーブがあり、脇にはダブルファスナーによる大型ベンチレーションをレイアウト。バックパックを背負った状態でも着用できるよう、背中にはマチが大きく開くバッグインシステムが設けられている。さらに、身頃の内側にあるストームガードはファスナーで取り外しが可能など、考え得るすべての機能を盛り込んでいるといった印象だ。
究極スペックの生地を使用しているだけあって、機能性についても余すところなく盛り込んでいる。
この内容で価格は9800円。ワークマンとしては非常に高額ではあるが、すでにトレッキングやウインタースポーツ界隈がザワつきはじめているので、気になった方はお早めに。
あのヘインズとワークマンがTシャツでコラボとは!
ここからは、筆者が気になった製品を紹介しよう。
最初はこちら。ヘインズとワークマンがタッグを組んで誕生した「ベーシッククルーネックTシャツ」だ。単なるTシャツだと思ったら大間違い。脇に縫い目のない丸胴仕様で、しかもタグを一切排除したという、着心地の良さにこだわった1枚なのだ。生地はコットン100%で、5.9ozというほどよい厚みとなっている。エリが伸びにくいタコバインダー仕様や、太すぎないレギュラーシルエット、半袖シャツを組み合わせたときに飛び出さないような袖の長さなど、こだわりが詰め込まれている。
これを着て吉田栄作を気取るも良し、上にフライトジャケットを着て映画『トップガン』のマーヴェリック大佐になりきるも良し、だ。
「ベーシッククルーネックTシャツ」(管理番号:26381、1280円)。サイズはM~LL。カラーはホワイト、グレー、ブラックの3種類だ。
ヘインズとワークマンのダブルネームのパッケージもオリジナル。ワークマンカラーズのみでの販売となる。
続いてはこちら。毎年人気の半袖シャツで、今年は「工具」柄と「等高線」柄が加わった。ライダーなら思わず手に取ってしまいそうなグラフィックだ。生地は速乾性に優れるポリエステル100%で、汗をかいても肌離れが良く、UVカット効果もある。また、背中にはベンチレーションが設けられているので、真夏でも快適に着られる1着だ。
「オールオーバーパターン半袖シャツ」(管理番号:21638、1290円)は、さまざまなグラフィックが用意されている。欲しい柄とサイズが残っているうちにゲットを!
最後はこちら。ワークマンから久しぶりにコットン100%の5ポケットジーンズが登場した。アタリが左右均等に出やすいとされる脇割り仕様で、フロントポケットはリベットで補強するなど、ディテールはかなり本格的だ。シルエットはレギュラーフィットとワイドストレートの2種類で、カラーはブラック、ブルー、インディゴを用意。新品時から穿き込んだような柔らかさがあり、色落ちも楽しめるという1本だ。
「WE RUGGED レギュラーフィットジーンズ」(管理番号:26372、1990円)のインディゴを穿いてみた。ベーシックなシルエットであり、うっすらとヒゲ加工が施されている。
左が「WE RUGGED ワイドストレートジーンズ」(管理番号:26371、1990円)だ。
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