
テレビや新聞で「次世代の移動手段」として特集され、一躍話題となったEVモビリティ「VIVEL(ビベル)」。中でも、発売から時を経た今なお、地方の現場で根強い支持を集めているのが1人乗りモデルの「VIVEL TRUCK(ビベルトラック)」だ。日々の移動コストを極限まで削ぎ落としつつ、雨風をしのげる「快適性と実用性」を両立した一台の魅力を紐解く。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:VIVEL
ガソリン代の悩みから解放される「圧倒的な経済性」
まずビベルトラックで注目したいのが、日々のランニングコストの安さだ。 昨今のガソリン価格高騰は、業務や生活で車を使わざるを得ない人々にとって死活問題。しかし、このEVトラックなら、その悩みから解放される。
家庭用の100Vコンセントで充電でき、その電気代は「約100km走行あたりわずか150円」という驚異的な安さだ。ガソリン車の燃費とは比較にならないレベルで、毎日乗れば乗るほど、その差額は家計を助けてくれるだろう。
さらに、車検や車庫証明が不要であることも決定的なメリットだ。軽自動車でさえ負担となる数年ごとのまとまった出費がないため、維持費を気にせず長く乗り続けられる。「セカンドカーが欲しいが維持費はかけたくない」という層にとって、ありがたい選択肢だ。
「雨に濡れない」という贅沢を、原付感覚の手軽さで
「ちょっとそこまで」の移動においても、荒天は最大の難題だ。原付や自転車では雨の日に濡れてしまうし、かといって車を出すのは億劫な時がある。ビベルトラックは、その隙間を完璧に埋めてくれる。
なぜなら、しっかりとした「ドア付きキャビン」を備えているからだ。雨や風の影響を受けにくく、パワーウィンドウまで装備されているため、季節を問わず快適に移動できる。それでいて、運転は普通自動車免許があればOK。
ヘルメットの着用義務もなく、ふだん着のまま乗り込める手軽さは、一度味わうと手放せなくなる。原付のような身軽さと、自動車のような居住性を両立した、まさに「いいとこ取り」の乗り物だ。
幅1mのコンパクトボディに「90kg」積める実力
「小さいから荷物があまり乗せられないのでは?」という懸念も、この一台には当てはまらない。全長約2.1m、全幅約1.1mというとてもコンパクトな車体ながら、最大積載量は90kgを確保している。
農作業の道具や収穫した野菜、あるいは日用品のまとめ買いなど、日常で運ぶたいていのものはこの荷台に収まる。リアボックスの容量も十分で、セキュリティ面でも鍵付きドアが安心感を高めている。また、このコンパクトなサイズは、日本の狭い路地や農道で真価を発揮する。
軽トラックですら入るのをためらうような細い道でも、ビベルトラックならスイスイと入っていける。バックモニターが標準装備されているため、後方視界の悪い場所での駐車や転回もストレスがない。
話題になるだけはある「実用的な相棒」
発売以来、ビベルトラックが注目を集め続けているのは「面白い乗り物」というだけではなく、生活の課題を解決するツールだからだろう。車両価格は88万円(税込)と、新車の軽トラックと比較しても導入しやすい価格帯に抑えられている。1年または5000kmのメーカー保証があり、国内販売店によるサポート体制がある点も、長く付き合う上で心強い。
「ガソリン代を節約したい」「雨の日も濡れずに移動したい」「狭い道でも楽に走りたい」。そんな切実な願いを、静かに、しかし確実に叶えてくれるのが、このEVトライクだ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(自動車/クルマ)
「アメリカだけは的に回すな」レースを席巻したド根性マシンフォードGT40 フォードGT40は映画「フォードvsフェラーリ」で脚光を浴びる以前から、クルマ好きのアイドルだったに違いありません。元をただせ[…]
大衆車だが、フィアットの本気が感じられるモデル フィアット131のデビューは1974年のトリノ・モーターショー。スチール製モノコックボディをスリーボックス設計とし、縦置きフロントエンジン、後輪駆動レイ[…]
偽物問題に悩まされ、本社が本物の製作に立ち上がった 前述の通りコブラは1962~1968年までの間に998台が作られたとされています(諸説あり)最初期の260ci / 289ciエンジンを搭載し、リー[…]
乗っていてワクワクする相棒を求める気持ち 年齢とともに車の運転が不安になり、免許返納を考える。だが、いざ代わりの移動手段を探すと「いかにも」なデザインの乗り物ばかり。ただ近所のスーパーへ行ければいい、[…]
シニアカーへの抵抗感と、移動のジレンマ 歳を重ねるにつれ、長年親しんだクルマの運転免許を返納する日は誰にでも訪れる。しかし、その後の移動手段に頭を悩ませる人は多い。電動アシスト自転車は便利だが、バラン[…]
最新の関連記事(トライク)
バイクとクルマの「良いとこ取り」。維持費の呪縛からの解放 「風を感じて走る楽しさ」と「雨風をしのげる安心感」。その相反する要素を絶妙なバランスで融合させたのが、トライク(3輪車)という乗り物である。 […]
走れば走るほど増える維持費、なるべく抑えたい バイク乗りを常に悩ませるのが、じわじわと財布を削り取るガソリン代と維持費の壁だ。日々の通勤やちょっとした買い物で距離が伸びれば伸びるほど、その出費は馬鹿に[…]
免許返納後の「買い物の足」問題、もう悩まなくていい 高齢の親を持つ世代にとって、運転免許の自主返納は避けて通れない悩ましい問題だ。車さえあれば遠くのスーパーにも行けるし、特売日でまとめ買いをしても楽に[…]
「ちょっとそこまで」が劇的に変わる。免許いらずの新たな足 ガソリン代は上がる一方だし、大きなバイクは維持費も置き場所も頭が痛い。かといって、自転車での急な坂道は体力が削られる。そんな我々の日常に寄り添[…]
クルマより手軽でバイクより雨に強い! 第三の選択肢 「近所への買い物や子供の送迎にクルマを出すのはちょっと面倒。でもバイクは雨風がツラいし、荷物も乗らない」。そんな日常の悩みを見事に解決するのが、ドア[…]
人気記事ランキング(全体)
ツーリング仕様の「後付け感」や「ゴチャゴチャ感」を美しく解決 スクーターに快適性を求めてあれこれパーツを追加すると、ハンドル周りがゴチャつきがち。スマホホルダーにUSB電源、そして今やツーリングの必須[…]
安心・安全なツーリングに役立つ最新式アイテム 風を切って走るのが心地よい、ツーリングに最適な季節がやってきた。お気に入りの愛車で遠出をする計画を立てているライダーも多いはずだ。しかし、見知らぬ土地の道[…]
憧れのビッグバイクに普通自動二輪免許で乗れてしまう 憧れのビッグバイクに普通自動二輪免許で乗れてしまう、そんな夢のような試乗会があることを知っているかな? その名も「那須MSLステップアップ試乗会」だ[…]
ブレーキング:鍵はイニシャルブレーキ 旋回への準備を整える区間で重要となるのが、初期制動=イニシャルブレーキである。コーナーの進入でいきなりガツンッとレバーを握り込むと、前方向へのピッチングが必要以上[…]
「ちょうどいい」がもたらす自由。完全新設計の並列2気筒 BMWの「GS」ファミリーはアドベンチャーバイクの最高峰として君臨しているが、その大柄な車体に尻込みしてしまうライダーも少なくない。そんなジレン[…]
最新の投稿記事(全体)
曲面にもフィットする軟質ベースを採用 ハイエースや軽バンなど、トランポとして活躍する車両のダッシュボードは平面が少なく、吸盤タイプのスマホホルダーが取り付けにくいケースがある。 星光産業の「EXEA […]
昔風の硬派なルックス、中身は超絶フレンドリー CB1000 HORNETをベースに開発され、ʼ25年11月にデビュー(SEはʼ26年1月)したのが、かつてのCB750Fを思わせる外観が与えられたCB1[…]
注目は「メッシュ×オンライン」の融合! 新通信方式『B+FLEX』がもたらすストレスフリーな世界 今回のトピックは何と言っても、先行して発表されたプレミアム最上位機種「B+COM 7X EVO」に続き[…]
フッ軽親子。インカムで話しながらのツーリング!GOOD JOB! とにかく、気持ち良すぎました!!!最高なバイク日和。 今回は父もともに出発。 朝7時に集まり07:30までには出ようと話していたのに、[…]
チンスポイラーと併用可能なチンカーテン 前回お伝えしたように、A-FORCE RRにはチンスポイラーが標準装備ですが、従来型のチンカーテンを好むユーザーへの配慮も忘れていません。ユーザーの好みに応じて[…]
- 1
- 2




































