
2025年も残すところ後2ヶ月。2025年10月はどんなニューストピックスが注目を集めていたか、WEBヤングマシンの記事アクセスランキングとともに、深堀りしてみよう。集計期間は2025年10月1日から10月31日までだ。
●文:ヤングマシン編集部
- 1 1位:【俺たちのヨンフォア復活】ホンダ「CB400SF」まとめ
- 2 2位:独創デザインの250cc Vツインクルーザー試乗レビュー
- 3 3位:BMWからヘルメット不要の攻めたEVコンセプトが登場
- 4 4位:カチカチゴムを「ぷにゃぷにゃ」に戻す㊙ケミカル
- 5 5位:【レブル300にEクラッチ】北米で通常クラッチ版廃止!
- 6 6位:昭和を彩ったゼロハンスポーツの系譜
- 7 7位:専用工具がなくてもデカい六角穴ボルトを回す
- 8 8位:カスタムファクトリーが提案する「ネオクラシック」と「鉄馬レーサー」
- 9 9位:最新ヘルメット発売一覧【2025年10月版】
- 10 10位:【新型Z900RS】クイックシフター&クルコン獲得
1位:【俺たちのヨンフォア復活】ホンダ「CB400SF」まとめ
生産終了となっていたホンダ4気筒の名車、CB400 SUPER FOURの復活が確実となった。重慶モーターサイクルショーで世界初公開された「CB500 SUPER FOUR」は、CB400SFのDNAを継ぐネイキッドだ。
新設計の502cc並列4気筒DOHCエンジンに加え、Eクラッチを標準採用している。足まわりはプロリンク式モノショックや倒立フォーク、5インチTFTメーターなど最新装備を纏う。この500cc版をベースに、国内向け「CB400 SUPER FOUR」が登場する見込みで、発売は2026年春以降が予想される。
新型CBは直4サウンドを響かせ復活へ! ティーザー画像から判明したTFTメーターとEクラッチ搭載の可能性 ホンダは中国がSNS『微博』にて、新たなネオクラシックネイキッドのティーザー画像を公開したのは[…]
2位:独創デザインの250cc Vツインクルーザー試乗レビュー
中国の新興メーカー・ベンダから、水冷V型2気筒エンジンを搭載したカスタムクルーザー「ナポレオンボブ250」が日本に上陸。このバイクはロー&ロングなボバースタイルと、特異なリンク式フロントサス、凝ったエンジン造形が目を惹く。
249cc Vツインは中速トルクが美味しく、動力まわりの操作フィーリングは普通で扱いやすい。低いハンドルと前方のステップという独特なライディングポジションを持つ。他人と違う個性的な250ccを求めるライダーにとって、93万5000円という価格でも注目すべき一台である。
低く長いデザインが個性マシマシ! レトロモダンなボバークルーザー 中国から新たな刺客がやってきた! ベンダは2016年設立の新興メーカーで、独自設計のエンジンを搭載したクルーザーを中心に、ネイキッドな[…]
3位:BMWからヘルメット不要の攻めたEVコンセプトが登場
BMWが最新コンセプト電動スクーター「Vision CE」を発表。最大のトピックは、ヘルメットやプロテクターを必要とせずカジュアルに乗れることを謳っている点だ。
車体はルーフとセーフティケージ、シートベルトを装備し安全性を確保しつつ、風を感じるライディングを可能にした。これは2000年にリリースされたC1の電動版ともいえるだろう。停止時にも完全なバランスを維持する革新的な技術を搭載しており、電動スクーターの未来を先取りする意欲作となっている。
初の電動スクーターが「C evolution」 2017年、BMWモトラッドは初の電動スクーター「C evolution(Cエボリューション)」を発売。それまでのガソリンエンジンを搭載したC650に通[…]
4位:カチカチゴムを「ぷにゃぷにゃ」に戻す㊙ケミカル
古いバイクの整備で困るのが、熱や酸化劣化によって柔軟性が失われた硬化ゴムだ。とくにキャブレターのインシュレーターなどが石のようにカチコチになると、整備作業が困難になる。そんな硬化ゴムの弾性を回復させるケミカルが「ラバゲイン」だ。
PP袋に部品と溶剤を入れ、数時間浸すだけで、カチカチだったインシュレーターは新品のような色艶と柔軟性を取り戻すことができた。ほとんど触ることなくキャブレターが「ぱこっ」と入るほどだ。
古いゴムは硬化するのが自然の節理、だが・・・ ゴム部品は古くなると硬くなります。これは熱・酸素・紫外線などによる化学変化(酸化劣化)で、柔軟性の元である分子の網目構造が変化したり、柔らかくする成分(可[…]
5位:【レブル300にEクラッチ】北米で通常クラッチ版廃止!
ホンダのレブルシリーズに、Eクラッチ(Honda E-Clutch)搭載モデルの波が拡大している。北米では、レブル250の排気量アップ版である「レブル300」にEクラッチ仕様が登場。しかも驚くべきことに、北米市場では通常クラッチ版をラインナップせずEクラッチ仕様のみの展開となっている。
Eクラッチはクラッチ操作不要でMTの楽しさを享受でき、初心者からベテランまで恩恵が大きい。この北米の動向は、日本でのEクラッチの普及と、今後のラインナップの試金石となるかもしれない。
北米レブル300にEクラッチ仕様が登場 ホンダEクラッチが世界戦略進行中だ。欧州で人気のグローバル車・CBR650R/CB650Rを皮切りに、日本では軽二輪クラスのベストセラーであるレブル250に搭載[…]
6位:昭和を彩ったゼロハンスポーツの系譜
1970年代後半、経済的理由などでフルサイズのバイクに手が届かない若者の間で、本格的な原付スポーツ、通称「ゼロハン」が一大ブームを巻き起こした。とくに7.2psの水冷エンジンを搭載したヤマハ RZ50の登場は衝撃的で、高性能な車体と速さが若者を魅了したのだ。
その後、ホンダ MBX50やスズキ RG50Γが追随し、3メーカーが出揃ったことでゼロハンスポーツは熱狂的な盛り上がりを見せた。NSR50やYSR50といったミニレプリカも登場。公道やミニサーキットを賑わせた、昭和の名車たちだ。
ゼロハンが一番熱かった夏 多くの若者がバイクを愛し、GPライダーが同世代共通のヒーローとなった1970年代後半。 それでもフルサイズの“バイク”は、経済的理由や悪名高い“三ナイ運動”の影響からなかなか[…]
7位:専用工具がなくてもデカい六角穴ボルトを回す
バイク整備中に遭遇する特殊ボルト、とくにフロントフォークトップキャップなどの大きな六角穴付きボルトは、滅多に使わないため専用工具を持っていないことが多い。そこで活躍するのが、ホームセンターで手に入る安価な「高ナット」(長ナット)を代用する裏技だ。
高ナットを六角穴にジャストフィットさせて、スパナやソケットレンチで回せば簡単にボルトを外すことができる。正規の工具よりも安価で交換が効き、溶接して自作工具のベースにもしやすい、DIYライダー必携のテクニックだ。
「特殊ボルト」で困ったこと、ありませんか? 今回は「でかい六角穴のボルト」を特殊工具なしで外してみようというお話。 バイクを整備していると時々変なボルトに出会うことがあります。今回は古い原付オフロード[…]
8位:カスタムファクトリーが提案する「ネオクラシック」と「鉄馬レーサー」
ホンダの新型フラッグシップネイキッド「CB1000F」の発売が決定したのを機に、コンセプト時点から公開されていたカスタムシーンを振り返った。アールズギアとTSRがタッグを組んだ「ネオクラシック・レベリオン」は、1990年代のカスタムブームのエッセンスを詰め込み、スペンサーカラーや砲弾型メーターカバーで往年の雰囲気を再現した。
対するモリワキエンジニアリングは、選手権レベルのパーツで固めた「鉄馬レーサー」仕様を展示し、CB1000Fの高いスポーツ性を証明した。市販化が期待されるパーツ群は必見だ。
90年代の魂を注入! アールズギア×TSR「ネオクラシック・レベリオン」 CB1000Fコンセプトを大胆にカスタムした「Neo-Classic Rebellion CB1000F Concept Mo[…]
9位:最新ヘルメット発売一覧【2025年10月版】
ツーリングシーズンに突入し、SHOEIとアライから続々と最新フルフェイスがリリースされた。SHOEIのフラッグシップ「X-Fifteen」には、帽体最外層にカーボンファイバー(CFRP)を採用した最高峰モデル「X-Fifteen Carbon」が限定登場。
アライからは、ジョナサン・レイ選手の最新レプリカ「RX-7X REA SB3」に加え、満月とネコをモチーフにした異色のキュートなフルフェイス「ASTRO-GX NEKO」が話題を呼んでいる。ライダーの個性を際立たせる新グラフィックが揃った。
月内発売:SHOEI「GT-Air3 MIKE」 インナーバイザー付きフルフェイスの決定版、SHOEI「GT-Air3」に、ニューグラフィックモデル『MIKE(マイク)』が2025年10月に満を持して[…]
10位:【新型Z900RS】クイックシフター&クルコン獲得
カワサキがジャパンモビリティショー2025で新型「Z900RS」シリーズを世界初公開した。2026年モデルはユーロ5+に対応すべく電子制御スロットル(ETV)を採用し、これによりIMU搭載のKCMFやコーナーABS機能が追加された。
さらに、シフトアップ/ダウン対応のKQS(クイックシフター)やクルーズコントロールも新採用し、現代的な装備を手に入れたのだ。ハイグレードなSEはブレンボ製ブレーキやオーリンズ製リヤショック、ドラレコも標準装備。発売は2026年2月予定となっている。
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