
ロイヤルエンフィールドが9月21日に主催した『One Ride(ワン ライド)』は、世界60か国以上で同時開催されるグローバルワイドなイベントだ。日本でも北海道から九州まで13か所で開催された。ここでは『One Ride 2025 in 関東』の模様をレポートしよう。
●文/撮影:山下剛(ヤングマシン編集部) ●外部リンク:ロイヤルエンフィールドジャパン
関東では200台以上が集結!
『One Ride 2025 in 関東』の会場となったのは、週末ともなると大勢のライダーの憩いの場所となっている『バイカーズパラダイス南箱根』(静岡県函南町)だ。この日は秋晴れに恵まれ、さわやかなそよ風が吹く箱根に、関東各地からロイヤルエンフィールドオーナーたちが集まった。
関東では、東京や千葉、神奈川、静岡から13のディーラーが数十台規模のマスツーリングでやってきたほか、ソロでの参加も多く、200台以上が集結。バイカーズパラダイスの駐車場をロイヤルエンフィールドで染め上げた。
『One Ride』の趣旨は、「ライディングを楽しむ」ことにある。だからこのイベントでのプログラムは、じゃんけん大会と記念撮影のほか、現行モデルの展示と試乗会(有料)のみとシンプルだ。
受付を済ませた参加者は、ランチとドリンクのチケットに加えて、オリジナルTシャツを手に入れられるという、来場記念プレゼントはなかなかに太っ腹だ。
バイカーズパラダイスの正面エントランスには、ハンター350、メテオ350、クラシック350、ヒマラヤ、スーパーメテオ650、ショットガン650など、試乗可能な最新ロイヤルエンフィールドが並び、カフェ店内には話題の最新モデル『ゴアン クラシック350』も展示(これも試乗可能)していた。
試乗はバイカーズパラダイスが提供しているレンタルバイクのシステムを使ったもので、通常は1時間3300円だがこのイベントでは1500円で試乗できた。それもあってゴアンクラシック350をはじめとする試乗は人気で、ワンライドのコンセプトをさらに拡大させるプログラムだった。
200台以上が集まった駐車場では、そこかしこでオーナー同士が交流する場面が見られた。個性的にカスタムしたマシンや、2008年式までのキャブレター搭載車(通称:アイアン)など、1950年代の設計が色濃く残っていた時代のマシンにも注目が集まり、じっくりと眺める人やオーナーに詳しい話を聞く人たちの姿もあり、ワンメイクミーティングならではの光景が広がった。
じゃんけん大会では、ロイヤルエンフィールドの公式オリジナルTシャツ、パーカ、ライディングシューズが賞品として提供された。とくにTシャツは40着以上が配布され、多くの来場者から喜びの声が聞こえてきた。
10時にはじまったイベントは14時で解散。帰途につく人もあれば、走り足りずに次の場所を目指す人もいて、世界中で催された『ワンライド』を存分に楽しんだのだった。
ニューモデル展示とご機嫌なキーマカレー
バイカーズパラダイス南箱根のカフェには、話題の最新モデル『ゴアン クラシック350』などが展示された。
ランチタイムのカフェは多くの来場者でにぎわった。
ロイヤルエンフィールドの魅力は、クラシカルな車体と走行性能だけでなく、ポップなカラーリングも大きな要素だ。
ランチに提供されたのは温泉たまご付きのキーマカレー。
カフェはスパイシーな香りに包まれていた。
特別試乗会のために用意されたロイヤルエンフィールドの最新モデル群。通常料金の半額(3300円→1500円)で1時間試乗することができた。
200台以上のロイヤルエンフィールドが集まり、それぞれに「One Ride」を楽しみ、世界のライダーとひとつになった。
キャブレター時代のロイヤルエンフィールドオーナーも参加しており、バイク談義に花を咲かせた。
カフェレーサースタイルをはじめとするカスタムの楽しみは、ロイヤルエンフィールドの大きな魅力だ。
景品が豊富だったため、じゃんけん大会の初戦はあいこでも勝ち上がれるルールとなり、熱い接戦が繰り広げられた。
じゃんけんで勝ち残り、オリジナルTシャツを勝ち取った参加者たち。Tシャツの種類と数が多く、まるでバーゲン会場のようだ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ロイヤルエンフィールド)
世界に羽ばたくカスタムビルダー「CUSTOM WORKS ZON」 ZONは、吉澤雄一氏と植田良和氏によって2003年に設立されたカスタムファクトリーだ。彼らの真骨頂は、他に類を見ない高いデザイン力と[…]
インドにも影響を与えたヒッピー文化をオマージュ ロイヤルエンフィールドジャパンが「ゴアンクラシック350」を正式発表。4つのカラーバリエーションをラインナップし、価格は74万9100円から。2025年[…]
“クラシック”シリーズ初の2気筒モデル ミドルクラスでグローバルな存在感を増しているロイヤルエンフィールドは、空冷350cc単気筒シリーズと空冷650cc 2気筒シリーズを多数展開。これに水冷450c[…]
スペシャルラテを飲みながら新型 ハンター350を堪能 東京・浅草の雷門の近くにあるカフェ「ORTIGA(オルティガ)」。ライダーが集うライダーズカフェとしても有名だ。 そのORTIGAで、8月17日([…]
8/1発売:ロイヤルエンフィールド「ハンター350」 2025年8月1日より受注を開始するのが、ロイヤルエンフィールドの新型「ハンター350」だ。注目すべきは、従来モデルから5万円以上の値下げが敢行さ[…]
最新の関連記事(イベント)
地域の課題をライダーが解決 舞台となるのは、兵庫県北部の養父市と朝来市にまたがる日本遺産「鉱石の道」だ。ここは、かつて日本の近代化を力強く支えた鉱山の史跡群が点在する、歴史ロマンあふれるエリア。しかし[…]
世界初公開のプロトタイプ&コンセプトモデルも登場予定! ホンダが公式素材として配布した写真はモーターサイクルショー展示車および鈴鹿8耐時点のもの、つまりミラー未装着の車両だが、JMS展示車はミラー付き[…]
ふだんは走れないマシンで、絶景ロードを独り占め 「クラシック&原付・スペシャルバイク走行撮影会」は、伊勢神宮への参拝をゴールとする「おかげ参りツーリングラリー2025」のスペシャルイベントという扱いだ[…]
東京ビッグサイトのような会場が熱気に包まれる 日本のお隣であり、スクーターが一大人気を誇ることでも知られる台湾にて例年開催されている「台湾モーターサイクルショー」を取材してきたのでレポートをお届けした[…]
EXILEの本格再始動をライブスタッフユニフォームでワークマンが応援! 9月25日、都内において、株式会社ワークマンと株式会社LDH JAPANとのコラボプロジェクトである【EXILE×WORKMAN[…]
人気記事ランキング(全体)
新型CBは直4サウンドを響かせ復活へ! ティーザー画像から判明したTFTメーターとEクラッチ搭載の可能性 ホンダは中国がSNS『微博』にて、新たなネオクラシックネイキッドのティーザー画像を公開したのは[…]
ゼロハンが一番熱かった夏 多くの若者がバイクを愛し、GPライダーが同世代共通のヒーローとなった1970年代後半。 それでもフルサイズの“バイク”は、経済的理由や悪名高い“三ナイ運動”の影響からなかなか[…]
懐かしの四角ライトに極太のブロックタイヤ 1987年に発売されたヤマハ「TW200」は、フロントに130/80-18、リヤには180/80-14という極太タイヤを履いたファットなオフロードスタイルで人[…]
低く長いデザインが個性マシマシ! レトロモダンなボバークルーザー 中国から新たな刺客がやってきた! ベンダは2016年設立の新興メーカーで、独自設計のエンジンを搭載したクルーザーを中心に、ネイキッドな[…]
既存の常識を打ち破る驚異的な動力性能 昨今ではあまり話題にならないものの、’70年代以降の2輪業界で、もっとも長く”世界最速”の称号を保持していた…と言うより、もっとも世界最速に”こだわっていた”メー[…]
最新の投稿記事(全体)
デザイン刷新&Eクラッチ採用の2024年モデルからカラーバリエーションを変更 ホンダは欧州で、2024年モデルのマイナーチェンジでデザイン変更とEクラッチ(Honda E-Clutch)搭載仕様の追加[…]
FLHTCUTG TRI GLIDE ULTRA:直感的にハーレーとわかる威風堂々のスタイル バットウイング・フェアリングを備える「トライグライドウルトラ」は、堂々たる装いと快適な乗り心地が楽しめるモ[…]
バイクを楽しむ人は、幾つになろうと、心は若者です。 夢への挑戦は、誰でも、一度は考えるでしょう。レースの世界でも頂点に立つ、華やかなステージでスポットライトを浴びる、新たなビジネスチャンスに賭ける、そ[…]
3Way仕様で秋から春まで使える高機能モデル:RY2003 ウィンターロングジャケット ワイズギアの2025-2026秋冬モデルとして登場した「RY2003 ウィンターロングジャケット」は、一着で秋か[…]
多岐にわたる仕様変更が行われた9年間 9年に及んだ生産期間中の仕様変更は多岐に及んでいる。ただしそのおもな目的は、最高出力や最高速の向上ではなく、扱いやすさや安全性に磨きをかけることだった。 1969[…]
- 1
- 2