
英国生まれのモーターサイクルブランド「MUTT Motorcycles」が、9月20日から28日までの9日間、東京・浅草のカフェ「ORTIGA(オルティガ)」にてイベントを開催。国内30台限定の希少モデルも含む、同ブランドの最新モデルを展示するという。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:MUTT Motorcycles
カスタムスピリットから生まれた英国ブランド
まずMUTT Motorcyclesというブランドについておさらいしておこう。2016年、英国バーミンガムでカスタムビルダーのWill RiggとBenny Thomasによって設立された。
15年以上にわたり200台以上のビンテージカスタムバイクを製作してきた彼らは、それらが高価で誰もが気軽に楽しめるものではないことに不満を感じていたという。
「もっと身近で、もっと低価格で、もっと信頼して乗ることのできるバイクを」。その熱い思いから、MUTTは誕生した。オリジナルのフレームやドライブトレイン、数多くの専用パーツを開発し、熟練チームの手によって一台のマシンとして組み上げられる。
そのマシンは「気軽に乗れて、維持が簡単で、安く、それでいて大型の旧車と同じようなスタイルとサウンドを感じながら走らせることができ、無限のカスタマイズの可能性を持つ」という、まさに彼らの精神を体現するものとなった。
工業都市からクリエイティブな街へと発展したバーミンガムの誇りを受け継ぐ、骨太なブランドなのである。
MUTTの新世代モデル「DRK-01」とは
ノーマルにも関わらずカスタム感あふれるMUTTのバイクたち。そこに新たなラインナップが加わった。それが今回のイベントの主役ともいえる展示車両、MUTTの新たなスタイルを体現した250ccモデル「DRK-01」だ。
心臓部には新開発のDOHC水冷単気筒エンジンを搭載し、6速マニュアルトランスミッションと組み合わせたことで、より優れた走行性能と信頼性を獲得している。
足まわりも抜かりはない。フロントには320mm径の大径ディスクと4ピストン油圧ブレーキを装備し、高いストッピングパワーを発揮。これまでのMUTTが持つカスタムマシンの雰囲気を残しつつも、走りのパフォーマンスを大きく向上させた意欲作と言えるだろう。
カラーリングは鮮烈な「CANDY RED」とシックな「WHITE SAND」、そして精悍な「DARK CHROME」の3種類。このうち「CANDY RED」と「WHITE SAND」は、なんと国内30台のみの限定車。価格はいずれも84万9200円(税込)となっている。
【MUTT Motorcycles DRK-01】CANDY RED
会場はバイク乗りが集う人気スポット「ORTIGA」
今回のイベント会場となる「ORTIGA(オルティガ)」もまた、とても魅力的な場所だ。2022年に東京・浅草にオープンしたこのカフェは、古い倉庫をリノベーションした建物で、カリフォルニアの砂漠のリゾートをコンセプトにデザインされている。
自家焙煎のコーヒーや充実したフードメニュー、多彩なスイーツを楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごせる空間だ。そして特筆すべきは、店内にガレージをイメージした展示スペースがあること。
そこにはオーナー所有のバイクやカスタムバイクが展示されており、すでに多くのバイクファンが訪れる人気のスポットになっている。そんなロケーションでMUTTの世界観に浸れるというわけだ。DRK-01のスタイリングを確認しながら、最高のツーリング休憩を過ごしてみてはいかがかな。
” DRK ” POP UP in ORTIGAイベント概要
- 会場:ORTIGA(オルティガ)
- 営業日:日・月・木・金・土
- 時間:8:00 ~ 18:00(L.O. 16:00)
※食事は16時まで、カフェの利用は18時まで可能 - 住所:東京都台東区雷門2-16-13
※イベント内容は予告なく変更になる場合あり。詳細は会場に問い合わせとのこと。
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