
●文:ヤングマシン編集部(マツ) ●写真:編集部/ヤマハ発動機販売 ●外部リンク:The Dark side of Japan Night Meeting 2025
ヤマハ主催のナイトミーティング
去る5月10日(土)、ヤマハ発動機販売が主催するヤマハMTシリーズのイベント『The Dark side of Japan Night Meeting 2025(以下DSOJ)』が東京・お台場エリアのシティサーキット東京ベイで開催された。
“MT夜会”と通称されるこのイベントは今年2回目の開催で、最大の特徴は開催時間が18時〜21時というナイトミーティングな点にある。MTシリーズは「The Dark side of Japan」というキャッチコピーを掲げ、プロモーションビデオも夜の東京らしき街を舞台としているが、そんな世界観に寄せたイベントというわけだ。
バイクを走らせて気持ちのいい5月の開催、しかも時間を捻出しやすい夜で、アクセス良好な開催場所と「ちょっと行ってみるか」と参加しやすい気軽さが受けているようで、当日はイベント開始の数時間前に雨が降り止むという微妙な天気だったものの、前年の約700名に匹敵する約650名が来場した。
会場のシティサーキット東京ベイでは、コースに沿ってバイクを駐車。これも通常のバイクイベントと異なる、一種独特な雰囲気を生む。参加車両はMTシリーズを主に、トレーサーやXSRなどのヤマハ車が大多数を占める。もちろんヤマハ車以外も参加可能だ。
適度な軽さと生活臭のなさが人気のヒミツ?
このDSOJ、参加者に20〜30代の若年層が多いことと、ゲストによるトークショーやじゃんけん大会といった、イベント恒例のコンテンツがほぼ皆無なのも特筆点。限定の記念グッズを購入できたら、後は軽く会場をブラついて引き上げる…といったライトさも、若者には好印象なのかもしれない。
夜のお台場というエリアは生活臭が薄く、さらにシティサーキット東京ベイは電動レーシングカートのコースだけに、会場にはほどよい非日常感が漂っているのも通常のバイクイベントとは異なる点。参加者は“同じMT乗りが夜のお台場に集まる”という、DSOJならではの雰囲気を楽しんでいる様子だった。
事前にWEBからエントリーしたMTユーザーは、会場でチェックインするとオリジナルの蓄光パス(ステッカーとして使用可能)がもらえる。また、イベント当日の画像をXやインスタに投稿すると、抽選でオリジナルブレーキレバーがプレゼントされるキャンペーンも。
会場ではプロジェクションマッピングも
イベントの恒例コンテンツはない…と述べたが、会場内ではヤマハオリジナルデザインのプロジェクションマッピングを実施。足元の模様や文字が数秒ごとに切り替わり、来場者を楽しませた。
来場者が若い!
カスタム車も多数来場
数あるカスタム車の中でも目立っていたのが、現行型MT-09SPを自作オリジナル外装でドレスアップした淡路さんの愛車。本職の板金塗装の腕を活かし、ライトカウルとラジエターシュラウドはFRPで、テールカウルはYZF-R1用をベースにやはりFRPとカーボンでセンスよく成形した力作で、ヤマハ関係者からも注目を集めていた。DSOJは初参加で、インスタで繋がった友人のUTAさん(右)と一緒の来場だ。
WEBからは約450名が事前エントリーし、当日の来場者は約650名。バイクは会場内に駐車した車両で約500台を数えた2025年のDSOJ。また来年!
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(イベント | ヤマハ [YAMAHA])
ヤマハ限定・秋のモーターサイクルショー?! スーパースポーツ「YZF-R」シリーズ、スポーツネイキッド「MT」シリーズ、スポーツヘリテージ「XSR」シリーズなどヤマハのバイクを展示&跨り体験、さらに電[…]
PVが夜の東京なら…イベントもトーキョーナイトだっ! 国内のヤマハ販売会社であるヤマハ発動機販売は、5月11日(土)にMTシリーズのオーナーミーティングとなる「The Dark side of Jap[…]
ヤマハが横浜・神戸で都市型ファンイベントを開催 大阪/東京/名古屋と続いた、2024年のモーターサイクルショーが閉会した。ヤマハブースでは「YZF-Rシリーズ」「MTシリーズ」「XSRシリーズ」を中心[…]
ヤマハのコミュニケーションプラザで昨年から始まった「COVA foto」は、ヤマハ発動機製品の撮影を長年にわたって担ってきたスタジオコバによる有料サービス。予約制だが、来館者の愛車をプロのクオリティで[…]
My Yamaha Motorcycle Day My Yamaha Motorcycle Day Touch My Yamaha Motor café My Yamaha Motor café×YZ[…]
人気記事ランキング(全体)
現代の耐久レーサーはヘッドライト付きのスーパーバイクだが…… 近年の耐久レーサーは、パッと見ではスプリント用のスーパーバイクレーサーと同様である。もちろん細部に目を凝らせば、耐久ならではの機構が随処に[…]
GB350に初のツートーン、GB350Sの燃料タンクにはストライプ採用カラーも ホンダ「GB350」「GB350S」マイナーチェンジ。2023年に最新排出ガス規制に適合して以来のイヤーモデル更新だ。2[…]
バイクツーリングにおすすめの都道府県ティア表 バイクツーリングの魅力は、ただ目的地に行くだけでなく、そこへ至る道中のすべてを楽しめる点にある。雄大な自然が織りなす絶景、心地よいカーブが続くワインディン[…]
最新モデルはペルチェデバイスが3個から5個へ 電極の入れ替えによって冷却と温熱の両機能を有するペルチェ素子。これを利用した冷暖房アイテムが人気を博している。ワークマンは2023年に初代となる「ウィンド[…]
高回転&高出力主義の権化 250クラスでも高性能な直4を望む声が高まっていた’80年代前半、スズキが世界初の250cc水冷直4エンジンを搭載した量産車、GS250FWを投入。以降、ヤマハ、ホンダが追随[…]
最新の投稿記事(全体)
なぜ「モンキーレンチ」って呼ぶのでしょうか? そういえば、筆者が幼いころに一番最初の覚えた工具の名前でもあります。最初は「なんでモンキーっていうの?」って親に聞いたけども「昔から決まっていることなんだ[…]
【ヨシムラジャパン代表取締役・加藤陽平氏】1975年、POPの右腕だった加藤昇平氏と、POPの次女・加藤由美子氏の間に生まれる。4輪業界でエンジンチューンやECUセッティングなどを学び、2002年にヨ[…]
ブレーキディスクの大径化が効いたのはメンタルかもしれない 第8戦アラゴンGPでも、第9戦イタリアGPでも、マルク・マルケスが勝ち続けています。とにかく速い。そして強い。誰が今のマルケスを止められるのか[…]
ホンダ「モンキー125」(2024)試乗レビュー この記事ではかわいらしいフォルムと実用性が同居したファンバイク、モンキー125の2024年モデルについて紹介するぞ。初期のモンキー125に近い、シンプ[…]
STIチームのウェアを身にまとった、かわいいぬいぐるみ ご存知とは思いますが、STIはモータースポーツへの参戦や技術支援、車両開発などを行っているスバルのグループ企業です。 その技術を活かし、市販車用[…]
- 1
- 2