
SHOEIのハイエンドフルフェイス『X-Fifeen(エックスフィフティーン)』に、元WGPライダーのワイン・ガードナー氏のレプリカモデル『X-Fifeen GARDNER(ガードナー)』が登場する。受注期間限定モデルとして2025年4月に発売予定だ。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:SHOEI
名ライダーの活躍が脳裏に蘇るワイン・ガードナーレプリカ登場
モリワキに所属して鈴鹿8耐で優勝したほか、イギリスやアメリカ、そしてWGPに参戦。ロスマンズホンダのNSR500を駆り、1987年にはシリーズチャンピオンを獲得したワイン・ガードナー氏は、今なお日本でも人気のある名ライダーだ。
そんなガードナー氏が1980年代後半に愛用していたヘルメットのグラフィックを再現したレプリカモデルが、X-Fifteenにラインナップされる。パールホワイトをベースとして、インディゴブルーをレッドとゴールドで縁取るカラーパターンで、リヤスタビライザーにはガードナー氏のサインがプリントされる。現行スーパースポーツにも似合うから、ガードナーファンならずとも魅力的なグラフィックモデルだ。
1985年、鈴鹿8時間耐久ロードレースでRVF750を駆るワイン・ガードナー。この年は徳野政樹とのペアで記念すべき8耐初優勝を手にした。ドミニク・サロンと組んだ1986年、マイケル・ドゥーハンと組んだ1991年、ダリル・ビーティーと組んだ1992年にも優勝し、当時の最多勝利数(4勝)を挙げている。
『X-Fifeen』は、MotoGPライダーも着用し、そのフィードバックを存分に生かしたスポーツフルフェイスヘルメットだ。時速350km/h超の速度域でも安定した空力性能を発揮するよう設計された帽体形状が大きな特徴で、従来モデルよりも、浮き上がる力を1.6%、前方から押し付けられる力を6.1%も低減した。ライダーの身体の負荷を軽減し、集中力を持続させる空力特性は、サーキットの速度域だけでなく高速道路でも効果を発揮し、長距離走行時の疲労を低減してくれる。
スポーツライディングのための機能が満載されているのもX-Fifteenならではの魅力で、レーシングポジションで最適化されるベンチレーションシステムとレーシングシールドロックのほか、前傾姿勢時の広い視界を確保するアッパーフィールドオブビジョン、走行中の水分補給をサポートするレディフォーハイドレーションシステムなど、スーパースポーツをより速く、そして楽しく走らせるためのヘルメットとなっている。
国内レース参戦に不可欠なMFJ規格だけでなく、国際レース参戦に必要なFIM規格もパスする安全性しているから、サーキットでのスポーツ走行やサンデーレースを楽しむライダーにうってつけだ。もちろん、世界最高峰クラスの安全性と快適性は一般公道でも有効だ。
SHOEI X-Fifeen GARDNER
●価格:10万3400円 ●サイズ:XS(53-54cm)、S(55-56cm)、M(57-58cm)、L(59-60cm)、XL(61-62cm)、XXL(63-64cm) ●色:青×金(TC-2) ●規格:JIS、FIM、MFJ ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:布袋、ブレスガードJ、チンカーテンD、シリコンオイル、防曇シート、ロアエアスポイラー、SHOEIロゴステッカー、シールド用ステッカー(No.11ステッカー)、サイン入りポストカード(※サインはプリント) ●発売時期:2025年4月(受注期間は2025年9月末まで)
SHOEI X-Fifeen GARDNER
SHOEI X-Fifeen GARDNER
SHOEI X-Fifeen GARDNER
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