
ヤマハが開発中とされる200ccクラスの新エンジン。このご時世に新規開発となれば、当然ながらグローバル&バリエーション展開に期待がかかる。オフロード系ではWRシリーズのスクープを報じたが、日本のユーザーがもっとも期待しているのは“ヤマハの良心”セローの復活なのは間違いない。ヤマハさん、お願いします!!
●CG製作:SRD(不許複製/All rights reserved)
新200ccエンジンでぜひセローの復活を!!
ヤマハが現在開発中と噂される200cc級の新エンジン。インドなどで新たなボリュームゾーンとなっている200ccクラスへの投入を目論んでいるようで、すでに開発はかなり進んでいるとの情報だ。排気量から見て単気筒なのは当確だろうが、DOHCとの情報や水冷との推測もあり、どんな仕上がりを見せるのか、その登場に期待がかかる。
このエンジンを搭載する機種としては本格オフロード車の“WR復活”をスクープしたが、当然ながらバリエーション展開に期待したいところ。実際このエンジンには“汎用”という側面も持たされている模様で、多機種展開は大いに期待していいはずだ。
その1台として日本のオフ車ファンが夢見るのはセローの後継機種だろう。とくに昭和〜平成前期のオフ車好きにとってセローシリーズとはヤマハの良心であり、オフロード界のスーパーカブと言えるほど、空気のように当たり前な存在だったのだから。
出るかは不明だけれども、出るまで言い続けます(笑)
そんな願いを込めて制作した予想CGは、大自然に溶け込むカモフラをポップにまとめ、軽快感のあるたたずまいを表現。軽く小さなエンジンを搭載するという点では223ccだった初代への原点回帰でもある。空冷か水冷かはセロー的コンセプトさえブレなければまったく関係ないだろう。
やや小さくなる排気量は気になるが、仮に水冷DOHCなら223時代と遜色ない出力は発揮可能だろうし、そもそもパワーを云々する機種ではない。スマホ連動メーターやトラコン、LEDライトといった最新装備を投入すれば、気軽な相棒というセローの魅力をより輝かせることも可能なはずだ。
オフロード系では先述のWR系が優先されそうだが、日本のユーザーとしては何が何でもセローを企画してほしいところ。ヤマハさん、ヤングマシンは出してくれるまで言い続けますからね!!
【35年愛された名作】セローとは?
1985年に初登場した名作トレール車。125cc並みの軽快な車体と低いシートで獣道などの走破性を狙ったが、初心者にも優しいキャラクターで幅広い層に人気を得た。2005年にフルチェンジで250になり、2020年に歴史に幕。
【1985 SEROW225(左)/2020 SEROW250 FINAL EDITION(右)】1989年のセルスターター装備、1993年の足まわり強化を経て2005年に250へ。2020年夏にファイナルエディション最後の1台が出荷された。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA] | 新型軽二輪 [126〜250cc])
廉価&シンプルなハイブリッドシステムで燃費性能を向上! ヤマハモーターインディアは、15年以上にわたってシリーズ累計150万台以上を販売してきた人気モデル「FZ-S」の最新モデルとして「FZ-S Fi[…]
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
通勤からツーリング、サーキット走行まで使えるカウル付き軽二輪スポーツ 日本の道に最適といえるサイズ感や、通勤/通学からツーリングまで使える万能さが軽二輪(126~250cc)の長所。スクーターやレジャ[…]
126~250ccスクーターは16歳から取得可能な“AT限定普通二輪免許”で運転できる 250ccクラス(軽二輪)のスクーターを運転できるのは「AT限定普通二輪免許」もしくは「普通二輪免許」以上だ。 […]
“カスタマイズコンセプト”というわりにはライトカスタムで…… ヤマハは、大阪モーターサイクルショーで「オフロードカスタマイズコンセプト」なる謎のサプライズ展示を敢行。これがさまざまな憶測を呼んでいる。[…]
人気記事ランキング(全体)
ネットで注文できる1サイズ&1プライスガレージ。完成状態で運搬されてクレーンで据え置きされる サンデーメカニックなら誰もが知る工具ショップ・アストロプロダクツのホームページ上に「BIKE小屋」という商[…]
昔の日本で大型輸入車に乗れるのは非常に限られた人だけ 現在の日本では様々な輸入車が当たり前のように走っているけど、昔は世界で1番厳しいとされた認証型式の取得や車検制度という高い壁があり、日本を走る外車[…]
バイク同様に開放感を楽しめるオープンカー、屋根を開けた状態での雨対策はどうなっている? ごく一部の特別なモデルやカスタムされたマシンを除くと、バイクは雨の中を走ったからといってトラブルが起きないように[…]
最新ペルチェ素子搭載の冷暖両用ベスト ライダーの体温管理に革命をもたらすかもしれない画期的な新商品が、おたふく手袋が手がけるBODY TOUGHNESSブランドから登場。それが、「BT アビリティ ペ[…]
※写真はMotoAmerica Mission King of the Baggers ハーレーダビッドソン「ロードグライド」のワンメイクレース! ツーリング装備をサイドバッグに絞った仕様の“バガー”[…]
最新の投稿記事(全体)
660ccの3気筒エンジンを搭載するトライアンフ「デイトナ660」 イギリスのバイクメーカー・トライアンフから新型車「デイトナ660」が発表された際、クルマ好きの中でも話題となったことをご存知でしょう[…]
ヤングマシン電子版2025年7月号 [特集] バイク界の近未来を斬る! The Times They Are A-Changin’時代を変えるべく、さまざまなテクノロジーや新モデルが発表されています。[…]
ホンダCBR600RR(2020) サーキット試乗レビュー 戦闘力と乗りやすさの最適バランスがここに 最後のモデルチェンジから7年ぶり! ホンダCBR600RRも控えめながらウイングレットを装備し、電[…]
トランクレス仕様が廃止された「ツアー」のみのラインナップに 1975年に初代ゴールドウイングGL100が誕生してから40年以上が経ち、2018年のフルモデルチェンジではフロントにダブルウィッシュボーン[…]
[1989] ZR400-C1:爆発的ネイキッドブームを創出 1989年4月25日発売 ZR400-C1主要諸元 ■空冷4スト並列4気筒DOHC2バルブ 399cc 46ps/11000rpm 3.1[…]