
SHOEIは、軽量コンパクトなフルフェイスヘルメット『Z-8』に、新しいグラフィックモデル『Z-8 CAPRICCIO(ゼットエイト・カプリッチョ)』を発売する。販売開始時期は2024年2月予定だ。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:SHOEI
SHOEI人気フルフェイスにまたまたニューグラフィック登場
「カプリッチョ」とはイタリア語で「気まぐれ」とか「いたずら」を意味する言葉だ。さて、この「気まぐれ/いたずら」とはSHOEIデザイナーのことか、はたまたこのグラフィックモデルを選ぶユーザーのことか……?
そんなニューグラフィックモデル『Z-8 カプリッチョ』は、ブラックベースの3色とホワイトベースの2色、計5色がラインナップする。前者のアクセントカラーは1色だが、後者は2色を使ったアグレッシブなカラースキームで、ベースカラーの違い以上に印象は異なっている。気まぐれで選ぶのもむずかしいカラーバリエーションだ。
Z-8は軽量・コンパクトをコンセプトとするフルフェイスで、街乗りやツーリングといった普段使いに最適なヘルメットだ。チンガード中央部にはワンアクションでシールドをロック&リリースできるボタンを設置。もちろんグローブを装着した手指でも操作しやすく、市街地走行での頻繁なシールドの開閉も煩わしさがない。このシールドは密閉性が高いのも特徴で、雨天時の浸水や寒風の侵入を防ぎ、高速走行時の静粛性向上にも貢献している。
この『CWR-F2』は2次曲面形状のため、視界の端まで歪みがない。だから周辺環境を把握しやすく、長時間着用でも疲れにくい。また、防曇効果に優れるピンロックシールドも装着できるので、雨天や冬季でも安心して着用できる。さらにシールド調整機構を備えているので、シールド位置の微調整も可能だ。
緊急時に第三者がヘルメットを脱がしやすいE.Q.R.S.(エマージェンシークイックリリースシステム)は、使わないに越したことがない機能だが、万が一の際に事後の容態を大きく左右する重要機能だ。
快適性も抜かりはなく、インカム用スピーカーを設置しやすいイヤースペース、換気効率に優れるベンチレーションシステム、汗を吸収しやすい吸湿速乾素材と肌心地もいい起毛生地を組み合わせた着脱式内装システムを備えている。
毎日の通勤・通学、週末のツーリング、そしてスクーターから大型バイクまで、TPOを問わずに着用できる使い勝手のよさこそ、Z-8最大の特徴だ。
SHOEI Z-8 CAPRICCIO
●価格:6万8200円 ●サイズ: S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm) ●色:青×赤、赤×黒(艶消し)、緑×黒(艶消し)、黒×銀(艶消し)、緑×赤 ●規格:JIS ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-FIber) ●付属品:布袋、ブレスガード、チンカーテン、シリコンオイル、防曇シート、防曇シート用ピン、SHOEIロゴステッカー ●2024年22月発売予定
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