パワーユニット&バッテリー
定格出力6.8ps、最高出力12ps、最大トルク4.1kg-mを発揮するパワーユニット。優れたレスポンスとゼロ回転から強力なパワーをもたらす。エコモードとロードモードで運用でき、回生システムも備える。モーターの前方にあるのは四角いのはバッテリーケースだ。 ※写真はZ e-1
イグニッションをONにするとニュートラル相当の“N”マークが点き、サイドスタンドを払いDrive Readyボタンを押すと“D”マークになって走り出すことができるようになる。
重くて運べない1個のバッテリーよりも軽量で運用しやすい薄型リチウムイオンバッテリー×2個とした。1個あたりの重量は11.5kgだ。タンクカバーを開けると収納ケースがある。
バッテリー搭載のまま充電する場合は、タンデムシート下にあるソケットを使う。
4.3インチTFTカラーインストゥルメント
ロードモードは最高速度88km/h(Z e-1は85km/h)、ECOモードは64km/h(Z e-1は62km/h)に制限される。eブーストを使用することで加速と最高速が強化され、その効果は15秒間続く。
左手側のスイッチで走行モードが切り替え可能。右手側にeブーストスイッチがあり、走行中/停車中を問わず操作できる。バッテリー残量が34%以下になるとパワー制限モードに入り、eブーストも使えなくなる。
停止中にモード切替ボタンを長押しすることで歩行モードを起動でき、5km/hで前進・3km/hでの後進が可能になる。傾斜地での押し歩きや狭い場所での駐輪に便利な能だ。
車体
ニンジャH2の技術を生かしたスチール製トレリスフレームを採用。ニンジャ400/Z400に近いもののようだ。モーターはエンジンに比べて非常にコンパクトなので、それに合わせた調整が行われている。ニンジャ e-1とZ e-1の主な違いはセパレートハンドル/バーハンドル、カウルのマウントステーの有無などだ。
Ninja e-1
Z e-1
Ninja e-1 のスタイリング
Z e-1 のスタイリング
Specifications
車名 | Ninja e-1 | Z e-1 |
全長×全幅×全高 | 1980×690×1105mm | 1980×730×1035mm |
軸距 | 1370mm | ← |
最低地上高 | 160mm | 170mm |
シート高 | 785mm | ← |
装備重量 | 140kg | 135kg |
モーター | 空冷 永久磁石同期モーター | ← |
定格出力 | 6.8ps/2800rpm | ← |
最高出力 | 12ps/2600-4000rpm | ← |
最大トルク | 4.1kg-m/0-1600rpm | ← |
変速機 | なし | ← |
バッテリー | リチウムイオン(30Ah)×2個/各11.5kg | ← |
WMTCモード電費 | 49Wh/km(クラス1) | ← |
航続距離 | 72km | ← |
キャスター/トレール | 24.4°/93mm | ← |
タイヤサイズ前 | 100/80-17 | ← |
タイヤサイズ後 | 130/70-17 | ← |
ブレーキ前 | φ290mmディスク+2ポットキャリパー | ← |
ブレーキ後 | φ220mmディスク+2ポットキャリパー | ← |
価格 | 未発表 | ← |
発売時期(英国) | 2023年10月 | ← |
アクセサリー
ニンジャe-1のアクセサリー: 大型スクリーン(クリア/スモーク)、USBソケット、ハイシート(+30mm)、タンクパッド、ホイールリムテープ、メーター保護フィルム、シングルシートカバー、ヘルメットロック、U字ロック
Z e-1のアクセサリー: 大型メーターバイザー、USBソケット、ハイシート(+30mm)、タンクパッド、ホイールリムテープ、メーター保護フィルム、シングルシートカバー、ヘルメットロック、U字ロック
KAWASAKI Ninja e-1 / Z e-1[2024 EU model]
KAWASAKI Ninja e-1[2024 EU model]
KAWASAKI Z e-1[2024 EU model]
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
”PREPARE FOR TAKE-OFF”って……オイ! 最初に言っておきたい。これは光栄にもバイク界の東●ポと呼ばれるヤングマシンが、妄想力を逞しく発揮した記事である。カワサキが直列6気筒ターボ搭[…]
"ゼロエミッション東京"実現に向け、非ガソリン化を推進 多くのライダーが知っての通り、東京都は'50年の世界のCO2排出量実質ゼロに貢献する「ゼロエミッション東京」の実現を目指し、'30年までに温室効[…]
惚れるぜカワサキ! ガソリンエンジンは作り続ける! エンジン好きには何とも嬉しいニュースだ。カワサキは電動車やハイブリッド、水素エンジンの投入展望など、カーボンニュートラルへのビジョンを明確に述べたう[…]
より操作に忠実な過給機付きエンジンを実現する! ホンダがアフリカツインに過給機を搭載?! そんなニュースが現実味を帯びてきたかもしれない。2020年の特許公開時には海外メディアを中心に話題となったが、[…]
車体姿勢の制御に不可欠な“忠実なレスポンス”を具現化する “ユーロ5”や“令和2年排出ガス規制”といった文言を見かける機会がずいぶん増えてきた。今後ますます厳しくなっている一方の環境規制と大型バイクら[…]
最新の関連記事(新型EV/電動バイク)
ついに見つけた、生存者……! 箱根、海ほたる、日光いろは坂など、ツーリングの名所を電動化したセローで2人の少女が巡る。誰もいない、ひどく荒れ果てた終末世界をバイクでトコトコ駆け回るツーリングコミック『[…]
「世界も滅んだし、セローで旅に出よう」…225改の電動セローで“終末ツーリング” 終末世界をトコトコと。箱根の山から都内へと抜け、人々の姿がなくなった都市を散策する。抜群の機動性を誇り、今なお名車と呼[…]
免許返納後もアクティブに楽しむための小型低速EV パワーユニットに自社の電動モーターを、バッテリーにホンダの「モバイルパワーパックe:」を採用した汎用EVプラットフォームをヤマハが初公開したのは、20[…]
根強い人気のズーマー 2000年代、若者のライフスタイルに合ったバイクを生み出すべく始まった、ホンダの『Nプロジェクト』。そんなプロジェクトから生まれた一台であるズーマーは、スクーターながら、パイプフ[…]
グローバルサイトでは「e-アドレス」「アドレス125」と表記! スズキが新型バッテリーEV(BEV)スクーター「e-ACCESS(e-アクセス)」、新型スクーター「ACCESS(アクセス)」、バイオエ[…]
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI])
“Ninja”の伝説はここから始まった 滑走路で戦闘機と加速競争する姿、美人教官とのタンデム、苦悩を抱えて丘の上に佇む夕暮れ──。数々の印象的なシーンに初代ニンジャ=GPZ900Rがいた。 1986年[…]
シェルパの名を復活させたブランニューモデル カワサキが、KLX230シリーズをモデルチェンジするとともに、KLX230Sとしては3年ぶり(その他の無印やSMは2~5年ぶり)に復活させたのは、2024年[…]
ラインナップ豊富な新生KLX230シリーズ カワサキは、KLX230シリーズをモデルチェンジするとともに、KLX230Sとしては3年ぶり(その他の無印やSMは2~5年ぶり)に復活させた。 KLX230[…]
シェルパの名を復活させたブランニューモデル カワサキは、KLX230シリーズのモデルチェンジ時点で、トレッキングモデル「KLX230シェルパ」をラインナップに加えた。シェルパの名を冠したバイクとしては[…]
「good TIMES COLLECTION」が手がけるオリジナルジャケットが対象 全国に展開するカワサキプラザでは、モーターサイクルライフの新たな提案として、ファッション性/耐久性/機能性/遊び心を[…]
人気記事ランキング(全体)
シェルパの名を復活させたブランニューモデル カワサキが、KLX230シリーズをモデルチェンジするとともに、KLX230Sとしては3年ぶり(その他の無印やSMは2~5年ぶり)に復活させたのは、2024年[…]
新5色ラインナップとなった2022年モデル 2022年モデルが発売されたのは、2022年6月23日のこと。2021年のフルモデルチェンジの際には、新設計の水冷エンジンが4バルブの「eSP+(イーエスピ[…]
まず車間が変わることを理解しておこう! ツーリングでキャリアのある、上手なライダーの後ろをついてゆくのが上達への近道。ビギナーはひとりだと、カーブでどのくらい減速をすれば良いかなど判断ができない。そう[…]
ナンバー登録して公道を走れる2スト! 日本では20年以上前に絶滅してしまった公道用2ストローク車。それが令和の今でも新車で買える…と聞けば、ゾワゾワするマニアの方も多いのではないか。その名は「ランゲン[…]
15番手からスタートして8位でフィニッシュした小椋藍 モナコでロリス(カピロッシ)と食事をしていたら、小椋藍くんの話題になりました。「彼は本当にすごいライダーだね!」と、ロリスは大絶賛。「ダイジロウ・[…]
最新の投稿記事(全体)
Rebel 1100 S Edition Dual Clutch Transmission 新しくタイプ追加されたのは、アクセサリーを標準装備し個性を演出する「Rebel 1100 S Edition[…]
〈1991年11月〉SR400[3HT3]/SR500[3GW3]:ツートンシート 多重クリアの”ミラクリエイト塗装”によって深みのある艶を実現。シートはツートーンに。レバー/レバーホルダー/ハンドル[…]
空冷スポーツスター用カスタムパーツを世に送り出し続けているグリーミングワークス(大阪府)。一方で水冷スポーツスターSやナイトスター用パーツもラインナップし、自然な流れでX350用パーツの開発も手がける[…]
複雑化/激甚化する”災害”に対し最新技術で立ち向かう ニュースやSNSでも知られている通り、異常気象などにより複雑化/激甚化しているという日本の災害現場。そこで起きる課題に対し、モリタホー[…]
モンキーFSシリーズの最新作として誕生! ホンダ「CB1000F コンセプト」で往年のフレディ・スペンサーが駆ったレーシングマシンのカラーリングが話題になったばかりだが、憧れの“スペンサーカラー”をま[…]