
’23年4月、神奈川県の大磯ロングビーチにて日本自動車輸入組合(JAIA/ジャイア)による『輸入二輪車試乗会・展示会』が開催され、世界の輸入車が大集結! 各社の注目モデルを一気乗りしてショートインプレッションをお届けする。テスターは体当たり系フリーライターの谷田貝洋暁だ。本記事では、ベネリのTRK502Xを取り扱う。
●文:谷田貝洋暁 ●写真:真弓悟史
ベネリTRK502X 試乗ショートインプレ
アドベンチャーブームが進むにつれて、オフロードなりロード性能なり、かなりキャラの尖ったモデルが増えているが、本来アドベンチャーとは旅するための乗り物である。
TRK502Xは排気量500ccで47psと程よいパワーのエンジンを、リッタークラスのような大柄な車体に搭載。決して速くはないが、旅をするならこれで十分。360°クランクのパラレルツインが発する過渡特性が穏やかなエンジンパルスが旅向きで心地よいのだ。
イタリアでは免許区分が出力で分けられているとのことだが、程よい出力のこのバイクが売れているのもよくわかる。
【Benelli TRK502X】■全長2220 全幅915 全高1480 軸距1505 シート高830(各mm) 車重235kg(装備) ■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 500cc 47ps/8500rpm 4.6kg-m/6000rpm 変速機6段リターン 燃料タンク容量20L ブレーキF=Wディスク R=ディスク タイヤサイズF=110/80R19 R=150/70R17 ●価格:未定 ●導入時期:2023年秋頃予定
並列2気筒の500ccエンジンは、270°クランクが隆盛している現代にあって、左右のピストンが同時に上下する鼓動感の強い360°クランクを採用。
アドベンチャーバイクとしてはオン/オフバランス型の19インチホイールを採用。スポークホイールはチューブ式。フロントストロークはやや短めの140mm設定。
大型スクリーン/アクセサリーバー/大型ハンドガードなど、コックピットの雰囲気は500ccクラスのアドベンチャーバイクとは思えないボリューム感に溢れている。
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