意欲的な新製品を次々と開発、新たなブランド構築も行うSHOEIは、オフロード用フルフェイスヘルメットのニューグラフィックモデル『VFX-WR JAMMER(ブイエフエックス・ダブルアール・ジャマー)』を発売する。全4色のラインナップで、2023年6月に発売予定だ。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:SHOEI
シンプルながらも考え抜かれたグラフィックパターンが秀逸
『VFX-WR』に新規追加されたグラフィックモデルは、シンプルながらも手の込んだ面と線を生かしたグラフィックを採用した。バイザー部はエッジをブラックとすることで立体感を強調し、帽体下部はラインを巧みに組み合わせることでスピード感を演出。オフロードレースのタフなイメージを作り上げている。
カラーパターンは全4色で、いずれもブラックを基調としているが、青×黒(TC-2)だけはブルーを基調としてブラックを差し色とし、帽体下部にグレーを配したカラーパターンとなっている。
『VFX-WR』は、MFJ規格をクリアした安全性能を持つオフロード用フルフェイスヘルメットで、モトクロス、エンデューロ、スーパーモト、スノーモビルの選手権に出場できるクォリティが大きな特徴だ。
安全性を大きく引き上げているのは、SHOEI独自技術『M.E.D.S.』(モーション・エナジー・ディストリビューション・システム)だ。これは転倒時にヘルメットに衝撃が加わったとき、二重構造のライナー(衝撃を吸収する帽体内部の発泡材)の内側に設けた突起部が帽体中央に向けてスイングすることで、回転加速度を15%も低減する効果を持つ。
また、ライナーの硬さを部位ごとに変化させており、衝撃吸収性能を最適化している。
複雑な面構成とエッジの効いた帽体はフォルムが格好よく、なおかつゴーグルのバンドを固定する機能を持つ。優れたベンチレーション機能も持ち合わせており、レースはもちろんのこと、ストリート用としても映えるデザインとなっている。
SHOEI VFX-WR JAMMER
●価格:7万1500円 ●サイズ: S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm) ●色:赤×黒(TC-1)、青×黒(TC-2)、灰×黒(TC-5)、橙×黒(TC-8) ●規格:JIS。MFJ ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:バイザー、バイザースクリュー、布袋、マッドガード、バイザー反射防止シート ●2023年6月発売予定
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