
ヤマハは、スポーツスクーター「TMAX560」および「TMAX560 Tech MAX(テックマックス)」にニューカラーを設定し、2023年モデルとして3月28日に発売すると発表した。昨季のモデルチェンジで軽量なスピンフォージドホイール&新タイヤなどを採用し、よりスポーティに生まれ変わっている。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ヤマハ
価格はそれぞれ4万4000円/4万9500円の上昇
ヤマハは、「TMAX560」および「TMAX560 Tech MAX(テックマックス)」の2023年モデルを発表。スタンダードモデルのTMAXにはマットブルー、上級モデルのテックマックスにはマットダークグレーとそれぞれ新色を設定し、テックマックスのマットダークグリーンは継続となる。価格はそれぞれTMAX560=140万8000円、TMAX560テックマックス=160万500円となる。
2022年にはマイナーチェンジが施され、基本骨格と360度クランク561ccの並列2気筒エンジン(最新排出ガス規制に適合済み)は従来型を継承しながらデザインを大幅に進化させ、足まわりにはMT-09で話題になったスピンフォージドホイールと新タイヤを装着。これに合わせてサスペンションセッティングも変更された。
その際に全てが新設計された外装は、コンパクトさとアグレッシブなスタイリングを追求。ウイングレットのようにも見えるエアインテーク風の造形とデュアルLEDヘッドライトは新たな表情をもたらし、テールセクションの『T』の字に見えるテールランプも健在だ。
また、ライディングポジションをよりスポーティにするべく、鍛造アルミ製ハンドルバー、前後に30mmの幅で調整が可能なバックレストを備えるメインシート、前後に面積を広げたステップボードの3点を一新。さらにシート(とボディ)を左右に絞り込むことで足着き性を向上した。調整機構付きのウインドスクリーンは新設計とし、風切り音を低減している。
このほか、スマートフォンに接続可能な新しい7インチTFTフルカラースクリーンは着信と音楽再生などを使用可能。有料のナビアプリを使用すればメーター画面でナビ機能も使える。
最高の仕様を提供するテックマックス!
TMAX560 Tech MAXは、従来型から温度制御が改善されたシートヒーター&グリップヒーター、クルーズコントロールなどを標準装備した上級仕様だ。リヤサスペンションは調整可能になり、ワンプッシュスタートとバックライト付き左右スイッチも採用。各所をプレミアム素材のインテリアで彩る。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
【テスター:大屋雄一】'01年デビューの初代TMAXで衝撃を受けたモーターサイクルジャーナリスト。国内外を問わずマキシスクーターの試乗経験も豊富だ。 ケーブルレスの電子制御スロットルに上質なエンジンフ[…]
シリーズ累計45万台以上! スポーツスクーターのベストセラーがモデルチェンジ ヤマハは、欧州でもっとも成功したスクーターシリーズのひとつであるXMAXをモデルチェンジした。XMAX 300/XMAX1[…]
PCX150のリリースがきっかけで人気に火がついた150㏄クラススクーターは、現在ホンダから2車種、ヤマハから3車種が発売され大人気。 今回試乗するNMAX155はTMAX560を筆頭とする「MAXシ[…]
スマートフォンアプリと連動、トラクションコントロールシステムも装備 ヤマハは、2021年にフルモデルチェンジした原付二種スクーター「NMAX ABS」のカラーリングを変更し、2022年9月30日に発売[…]
空冷ブルーコアエンジン搭載で51.9km/Lの低燃費、航続距離は200kmオーバー 125ccクラスのスクーターに新顔が登場した。ヤマハの伝統ある車名を受け継ぐ「ジョグ125(JOG125)」だ。元々[…]
最新の関連記事(TMAX560/テックマックス)
【テスター:大屋雄一】’01年デビューの初代TMAXで衝撃を受けたモーターサイクルジャーナリスト。国内外を問わずマキシスクーターの試乗経験も豊富だ。 ケーブルレスの電子制御スロットルに上質なエンジンフ[…]
ヤマハTMAX560/テックマックス 概要 軽量アルミ製フレームに、常時自動変速の水冷パラレルツインエンジンをリジッド懸架するシリーズ。’22モデルでは、外観刷新/足まわりなどの改良/エレクトロニクス[…]
初代をリスペクトしたイエローカラーふたたび! ヤマハは、「TMAX560」および「TMAX560 Tech MAX(テックマックス)」をモデルチェンジして2022年7月7日に発売する。基本骨格と360[…]
2022年モデル新型TMAXは「デザインと装備の操作性を一新」 スクーターにあるまじき圧倒的なバンク角、スポーツバイクに近い車体構造。「スポーツできるスクーター」として独自の存在感を示し続けてきたヤマ[…]
選べる車種は限られるが、利便性と個性に注目 15年ほど前のビッグスクーターブームが嘘のように、日本では静けさに包まれる大型スクータークラス。日本で正規購入できる国内メーカーとなると、すべての車種をすぐ[…]
最新の関連記事(新型スクーター)
プジョーモトシクルのオフロードGTスクーターとアーバンネイキッドが東京モーターサイクルショーで初公開 プジョーというとクルマのイメージが強いメーカーだが、1898年には第1回パリモーターショーでエンジ[…]
昭和生まれの筆者にとってヤマハのスクーターといえばジョグでした。 海外では原付二種のジョグは存在しましたが、ついに国内でもジョグ125がリリースされました。 スペックを見る限り原付二種クラスで最軽量コ[…]
待望の“コンパクトな”バーグマンが登場! スズキは、発売されて間もないアヴェニス125/アドレス125に続く新世代の原付二種スクーターシリーズ・第3弾として「バーグマンストリート125EX」を国内正式[…]
あなたの心のヒーローはどっち? タイホンダお得意の限定コラボモデルが登場だ! 今回発表されたのは、ディズニー100周年を祝うマーベルとのコラボモデルで、アドベンチャースクーター「ADV160」をベース[…]
ビーノと同系エンジンを搭載するスポーティスクーター ヤマハは、原付一種スクーター「JOG Deluxe(ジョグデラックス)」および「JOG(ジョグ)」のカラーリングを変更し、2023年モデルとして3月[…]
人気記事ランキング(全体)
止められても切符処理されないことも。そこにはどんな言い訳があったのか? 交通取り締まりをしている警察官に停止を求められて「違反ですよ」と告げられ、アレコレと説明をしたところ……「まぁ、今回は切符を切ら[…]
XSR125:技アリのロケットカウル風ビキニでよりカッコよく! 懐古的なネオラクシックやカフェレーサーは世界的なトレンドで、その流れは125ccにも波及している。海外ブランドから125ネオクラはリリー[…]
CB750/900Fと並んで進んでいた、ホンダが大攻勢に賭けた初の新エンジン! どのクルマメーカーもお手上げだったマスキー法という排気ガス規制をクリアして、ホンダが世界に認められたCVCCエンジン開発[…]
ダブルクレードルにフルモデルチェンジ〈スズキ GSX-R400R〉 GSX-Rは、’90年に3度目のフルチェンジを敢行。新設計エンジンに加え、φ33mmダウンドラフトキャブや倒立フォークまで備えた。 […]
A89:結局バイク専用駐車場が安心 まず、都市部などでよく見かけるのだけれども「歩道」に停めるのは違反になる。 道路上の場合は、路側帯の幅が0.75m以下なら路側帯には入るのは禁止で、車道の左端に停め[…]
最新の投稿記事(全体)
動画はこちら→ベッタベタに足が着くッ! 新型カワサキ エリミネーター・足着き性&取り回し速攻チェック この記事に関連する動画はこちら↓[…]
【2023年SBK開幕戦を観戦。改めてピレリの強さを知る】ピレリ ディアブロ スーパーコルサが第四世代のV4に進化!Vol.1はこちら 日本では考えられない高速セクションで抜群のフィット感を約束 「な[…]
インカムが使えない状況は突然やって来る!ハンドサインは現代でも有効 走行中は基本的に1人きりになるバイク。たとえ複数人でのマスツーリングだとしても、運転中は他のライダーと会話ができないため、何か伝えた[…]
ひと押しでドヒュンと加速、ゆっくり前後進で取り回しラクラク! 特許庁が発行した意匠公報によると、このイラストは「乗物用メーターの画像」として2022年8月に出願され、2023年3月に登録されたもの。画[…]
電動キックボードの法改正:免許不要/ヘルメットは努力義務 ───まずは、今回の法改正について率直にどう思われますか? 稲垣:モビリティに多様性が与えられる、幅が広がる可能性があるという点においては良い[…]
- 1
- 2