ヤマハは、軽量コンパクトでスポーティ、実用的でコストパフォーマンスに優れた新型の原付二種スクーター「ジョグ125(JOG125)」を2022年11月28日に発売した。製造はヤマハモーター台湾。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ヤマハ
空冷ブルーコアエンジン搭載で51.9km/Lの低燃費、航続距離は200kmオーバー
125ccクラスのスクーターに新顔が登場した。ヤマハの伝統ある車名を受け継ぐ「ジョグ125(JOG125)」だ。元々は2ストロークエンジンを搭載した50cc/90ccなどが販売され、のちに4ストロークの50ccが登場。現在はホンダ製エンジン×ヤマハのデザインを掛け合わせた原付一種スクーターの販売が続いている。
今回発表されたのは、台湾で以前から販売されてきた125版が待望の日本導入となったもの。ヤマハの原付二種スクーターで最高レベルの低燃費(51.9km/L)とスムーズな加速を両立したブルーコア(空冷)エンジンを搭載し、ヤマハ原付二種スクーター最軽量の車重95kgと735mmの低シート、そして25万5200円というリーズナブルな価格で最高のコストパフォーマンスを実現した。
ホイールベース1205mmは、アクシスZの1275mmよりもジョグ(50cc)の1180mmに近い設定で、かなりコンパクトであることがうかがえる。乗車定員は2名。
静粛なエンジン始動をもたらすSMG(スマートモータージェネレーター)は、走行時はジェネレーター(発電)として、始動時にはスターターモーターとして働く。そのシンプルな構造で軽量化/コンパクト化にも貢献している。
ブレーキは、左レバーを引くことでフロントブレーキも作動する前後連動型「UBS」を装備。急激なブレーキでも挙動が乱れにくい。
シート下スペースは容量約21.3Lで、フロントには600mlまでのペットボトルが入るトランクスペースや折りたたみ式フロントフック、そしてリヤにはタンデムライダーが握りやすいグラブバーを装備する。USBソケットはオプション設定だ。
余談ではあるが、2022年11月より令和2年排出ガス規制が全ての生産車(51cc以上)に適用されるため、スズキのアドレス125などが生産終了に。これにともない、25万5200円のジョグ125が国産125ccスクーターの最安モデル(原付二種スクーター全体ではDIO 110が最安)になる。車体色は青、黒、赤、白 の全4色だ。
YAMAHA JOG125[2022 model]
車名 | YAMAHA JOG125 |
全長×全幅×全高 | 1740×675×1090mm |
軸距 | 1205mm |
シート高 | 735mm |
装備重量 | 95kg |
エンジン型式 | 空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ |
総排気量 | 124cc |
内径×行程 | 52.4×57.9mm |
圧縮比 | 10.2:1 |
最高出力 | 8.3ps/7000rpm |
最大トルク | 1.00kg-m/5000rpm |
変速機 | Vベルト式無断変速 |
燃料タンク容量 | 4.0L |
タイヤサイズ前 | 90/90-10 50J |
タイヤサイズ後 | 90/90-10 50J |
価格 | 25万5200円 |
発売日 | 2022年11月28日 |
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