
ワークマンが2022年2月から本格的にキャンプグッズを販売していることはすでにご存じだろう。本記事では、発売から1年が経った人気モデルで、ソロ用で4900円(!)というシリーズ中で最も安価なBASICドームテントのテストをプレイバック。キャンプツーリングで寒さに震えながら(?)使ってみたぞ!
●文/写真: 大屋雄一(OYA Yuichi) ●取材協力: ワークマン
独自開発素材の横展開が加速! 透湿防水生地のテントも登場 作業服メーカーのワークマンが、キャンプギアの本格展開をスタートしたのは昨年2月のこと。テントやタープなど主力となる大型商品は、WEB注文後に実[…]
テントはSG基準に準拠し、キャノピーポールまで付属する
このテント、4900円!
今回テストしたのはFieldCore(フィールドコア)のFTE01 BASICドームテントだ。設営しやすいダブルウォールのドーム型であり、一般的には別売りとなることが多いキャノピーポールまで付属してのお値段は何と4900円(!)。6種類ものカラーバリエーションを展開し、こちらに届いたのは「迷彩」というカラーだ。
本体サイズは長さ215cm×幅×104cm×高さ98cmで、ソロ用としては標準的な大きさ。収納時の寸法は直径13cm×55cm、公称重量は2.5kgとなっており、キャンプ用途も考慮した大きめのシートバッグであれば中に収納することが可能だ。
収納時サイズは直径13cm×長さ55cmを公称するが、実際にはメインポールを畳んだ状態での最小長さ(約50cm)ほどとなる。収納袋の開口部はロールクロージャーで、側面には2本のコンプレッションベルトがあり、テントの畳み方が少々雑でもあとからコンパクトに圧縮できるのはビギナーにとってありがたい。
これが内容物で、左から収納袋、フライシート(75Dポリエステルタフタ)、本体(75Dポリエステルタフタ、フロアシートは210Dポリエステルオックス)、ガイロープ×6本、取扱説明書、ペグ×13本(収納袋内)、天井ネット、メインポール×2本とキャノピーポール×2本(まとめて小袋に収納されている)だ。
設営手順は非常に簡単、使用前は取扱説明書に目を通そう
設営手順はダブルウォールのドーム型としては一般的なもので、組み立てた経験のある人なら説明書を読まずとも設営できるはず。それだけシンプルで分かりやすい設計となっているわけだが、破損や事故を未然に防ぐためにも、初めて使用する前には取扱説明書を一読してほしい。
手順を簡単に説明すると、まず本体(インナーテント)を広げて前後を確認する。設営場所と向きを決めたら、次に2本のメインポールを伸ばして本体の対角線上に置き、両端を本体の四隅にあるそれぞれのリングに差し込む。あとはポールを立ち上げて本体にあるフックを引っ掛けていき(これを吊り下げ式という)、頂点の交差部分にヒモを結べばインナーテントの完成だ。
続いて本体の四隅に付属のペグを打ち込み(これをペグダウンという)、この時点で内側に天井ネットを取り付ける。あとは向きを確認しながらフライシートをかぶせて本体の四隅とバックルで接続し、各部をペグダウンしてガイロープを張ればテントの設営は完了だ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
独自開発素材の横展開が加速! 透湿防水生地のテントも登場 作業服メーカーのワークマンが、キャンプギアの本格展開をスタートしたのは昨年2月のこと。テントやタープなど主力となる大型商品は、WEB注文後に実[…]
今年もバイクで使いやすいワークマン製品を色々紹介してきました。全てコスパに優れているのは間違いないのですが、価格帯は2000円~6000円程度。 もっとコスパの良い製品はないのかと思い、5つのワークマ[…]
2022-2023秋冬コレクション、テーマは「原点回帰」と「さらなる深化」だ ついこのあいだまで夏だったのに……。そう感じているライダーのみなさんに、ワークマンの2022-2023年秋冬コレクションの[…]
6月16日に東京池袋サンシャインシティアルパにワークマンシューズ店舗がオープンしました。 筆者は冬時期のバイク通勤でワークマンの防寒シューズを履いていました。 毎日履く通勤用シューズは傷むのが早いです[…]
大手ブランドの半額以下。圧倒的なコストパフォーマンスで差別化 キャンプに挑戦したい、でも何から揃えれば…。これがビギナー共通の悩みであろう。就寝およびリビングスペースとなるテント、アウトドアの寝具であ[…]
最新の関連記事(ワークマン)
異常気象に対応したウェアを考えるワークマン 「夏が長く、秋が短い、すぐに冬が来る」という極端な環境変化が当たり前となってきた近年。気象庁の観測データ(東京)を見ても、最高気温25℃以上の『夏日』の最終[…]
2つの断熱シートが冬を制す「着る断熱材」 屋の壁に使われる断熱材のように、外部の冷気の侵入を防ぎ、体から発せられる熱を外に逃がさない。このシンプルな原理をウェアで実現したのがXShelterだ。 その[…]
EXILEの本格再始動をライブスタッフユニフォームでワークマンが応援! 9月25日、都内において、株式会社ワークマンと株式会社LDH JAPANとのコラボプロジェクトである【EXILE×WORKMAN[…]
「欠品の常態化」に終止符 ワークマン、45年目の“本気”宣言 ワークマンの土屋専務が発表会で示したのは、創業45年目にしてやり方を根本から改めるという決意だ。人気製品が店頭になく、CS(顧客満足度)が[…]
ワークマン公式アプリから先行予約、店頭受け取り限定で販売 まずはイージス防水防寒スーツの「リミテッドブラック」が欲しくてソワソワしている人のために、その予約方法をお伝えしよう。 ワークマンは9月1日([…]
人気記事ランキング(全体)
最新の安心感と46worksテイストを両立した「究極のコンプリートモデル」 この『#02』は、2024年に限定販売された初代モデルに続くコンプリートカスタムモデル。今まで46worksが得意としてきた[…]
スズキCNチャレンジのファクトリーマシンと同じウイングを装着(一部地域でオプション設定) スズキは今回、初代GSX-R750から40周年にあたる今年、「GSX-R1000」「GSX-R1000R」の復[…]
鮮やかなブルーでスポーティな外観に グローバルサイトでの2026年モデル発表、北米での正式発表に続き、英国でもスズキ「ハヤブサ」の2026年モデルが正式発表された。2026年モデルとしてレギュラーカラ[…]
距離もブランドも関係なし!50人同時通話を実現 EVA Rモデルは、EVANGELION RACINGをモチーフとした特別デザイン(初号機A/B、2号機A/Bの全4モデル)をまとい、ナイトランでも存在[…]
3気筒と変わらない幅を実現した5気筒エンジンは単体重量60kg未満! MVアグスタはEICMAでいくつかの2026年モデルを発表したが、何の予告もなく新型5気筒エンジンを電撃発表した。その名も「クアド[…]
最新の投稿記事(全体)
インホイールモーターなど車体のベースはホンダ製 ヤマハが原付一種の電動スクーター「JOG E」を市販する。2002年に量産初の電動二輪車「パッソル(Passol)」を日本国内で発売して以降、原付一種E[…]
全身ブラックアウト! 国内ではスタンダード的な位置づけに 「Z900RSブラックボールエディション(Black Ball Edition)」を初生撮り! カワサキがジャパンモビリティショー2025で展[…]
今季初の雨、「行くしかねぇ!」の代償 レースも残り3周となったS字コーナー2つ目、転倒を喫した長島哲太の姿がサーキットの大型ビジョンに映し出された。コースサイドで撮影していた私は、思わず「あぁぁ」と空[…]
トータルバランスに優れた走れるオールラウンダー ライダーの年齢やスキルを問わず多様な道でライディングを楽しめる「新時代のスズキスポーツバイク」として、ʼ24年型でデビューしたのがGSX-8R。遅ればせ[…]
幅広いライダーを満足させる扱いやすさと優れた旋回性 日本では2025年4月に発売となった’25年型のヤマハYZF-R25は、デザイン刷新と機能充実化を中心とした変更を受けています。 外観上の大きな特徴[…]





















































