CB750フォアを尖兵に、ホンダ/ヤマハ/スズキ/カワサキの日本4大メーカーが世界の頂点に君臨する時代が幕を開ける。大排気量空冷マルチエンジンを搭載した公道の王者たち、その有志をご覧いただこう。本記事では、初代Zの誕生から14年の時を経て登場した空冷時代最速のZ「GPz1100」を取り上げる。※本記事はヤングマシン特別号 青春単車大図鑑からの転載です。
●文:ヤングマシン編集部
- 1 空冷エンジンのノウハウを結集【カワサキ GPz1100[ZX1100A]】
- 2 ナナハン版GPも国内初のマイコン制御FIに【カワサキ GPz750F】
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空冷エンジンのノウハウを結集【カワサキ GPz1100[ZX1100A]】
航空機技術から生まれたハーフカウルとレース譲りのユニトラックサスを装備。デジタルフューエルインジェクション効果を高めるために、シリンダーヘッドも一新している。バルブは挟み角を31.5から30.5度に変更し、バルブ径も変更。ピストンやコンロッドも別物に。西ドイツ向けは100ps。
ナナハン版GPも国内初のマイコン制御FIに【カワサキ GPz750F】
国内仕様のトップであるZ750GPも燃料噴射装置を採用。一方、その後継機のGPz750では吸気方式を一般的なキャブレター仕様に戻し、熟成を図ったGPz750Fへと進化が続いた。
GPz750を熟成させたGPz750Fは吸排気系の設定を見直し、5ps増の77psを達成。従来の750はZ1系のスケールダウンだったのに対して、GPz750Fはナナハンキラーの異名を持つZ650をベースにしているため、車体が軽量でコンパクトなのが特徴だ。
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