『AAカーゴβ8』で国交省の型式認定を取得、第5の国内バイクメーカーとして実績を積んでいるaidea(アイディア)が、全国に1200店舗以上を展開するカレーライスのフランチャイズチェーン店『カレーハウスCoCo壱番屋』のデリバリー車両を納入したことを発表した。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:アイディア
カレーライスという汁物運搬に適した低振動の電動3輪バイク
このたびアイディア製電動3輪バイク『AAカーゴα4』が納入されたのは、埼玉県川口市にある『カレーハウスCoCo壱番屋 川口領家中央通り店』。アイディアによると、新型コロナ禍が続く近年、持ち帰りや宅配の需要が伸びており、川口領家中央通り店ではさらなる業務効率化を目指すため、新型コロナ禍による宅配需要の増加に伴い、宅配用ガソリンエンジンバイクの老朽化に合わせた車両の入れ替えを決定したという。
川口領家中央通り店では、デリバリー需要は1日に多いときで60~70件。1回あたりの走行距離は片道6~7kmになることもあるという。
電動3輪バイクの導入にあたっては、「ランニングコストの削減」、「人件費の削減」、「宣伝効果」の推進に期待した、と川口領家中央通り店オーナーの佐藤弘昭さんは話す。
AAカーゴα4の1km走行あたりの費用はおよそ1.1円。同クラスのガソリンバイクの場合は約3.2円で、電動3輪バイクのランニングコストが低いことは明らかだ。またエンジンオイル交換などの定期点検費用も抑えられることから、稼働日数が増えるほどランニングコストの差は広がる。また、電動3輪バイクは給油のためにガソリンスタンドへ行く手間と時間を省けることも大きなメリットだ。
このたび納入されたAAカーゴα4は、車体をイメージカラーのイエローとしてトランクにCoCo壱番屋のカレーライスとロゴマークをデザインした特別仕様車。ひと際人目を引くAAカーゴα4は宣伝効果も高く、走る広告塔としての効果も見込める。さらに静粛性と安全性に優れる電動3輪バイクは、SDGsに貢献する企業としてのイメージアップ効果も期待できる。
また、佐藤オーナーによれば、ガソリンエンジン車と比べて振動が少ないAAカーゴは、カレーライスという汁物の運搬に適しており、デリバリー時でも商品のフタ裏に付着するカレーが少ないことも大きなメリットという。
アイディアではこれまでも日本郵便、DHL、日本マクドナルドなどにAAカーゴを納入しており、物流のラストとなる企業と顧客を結ぶ重要な部分での電動化を推進している。アイディアでは今後もデリバリー業界へのAAカーゴ導入を進めていく。
【動画】aidea AAカーゴ 導入事例
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