●文: ライドハイ(小川勤) ●写真: 渕本智信
カタチだけじゃない、本格機能装備を持つ“走りのネオクラシック”
カフェレーサーはお洒落なライダーが乗るバイク。どうしてもそんな目で見てしまう自分がいるが、トライアンフのスラクストンRSの前でそんな考えは一切通用しない。足周りにスポーツバイクに負けない本格装備が与えられ、電子制御も充実。スラクストンRSはクラシックなルックスからは想像できないほど、その装備が本格的だからだ。
ロングタンクにクリップオンハンドル、イギリス車らしいダブルクレードルフレームに水冷のパラレルツインエンジンを搭載。市販車の中でこれほどブリティッシュカフェレーサーを匂わせるバイクは他にない。
エンジンは水冷だが昔ながらのトライアンフの意匠を大切にしたデザインで、ラジエターの処理もデザインを崩さない秀逸さ。スロットルボディはアマル風キャブレターをイメージし、薄型のメーターや砲弾型のヘッドライト、アルミバフ仕上げされたトップブリッジなどもクラシカルな雰囲気を強調する。
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