9年前にプラズマクラスター技術搭載のヘルメット消臭機を発売したデイトナが、新たなヘルメット消臭機「リメット(RE:MET)」をリリースした。消臭やカビ抑制に効果のある村田製作所の技術・イオニシモを採用している。風量は前モデルから約4倍アップしたほか、付属ホルダーでグローブの乾燥も可能となった。
●まとめ:ヤングマシン編集部(大屋雄一) ●写真:真弓悟史 ●外部リンク:デイトナ
[◯] 約30分でしっかり乾燥。グローブにも効果大だ
プラズマイオンとラジカル活性種を放出し、空気中のカビ菌とアレル物質を酸化分解するという村田製作所の「イオニシモ」。アンモニアや硫化水素の消臭、スギ花粉のアレル物質抑制、さらには抗ウイルス効果も実験で証明されているとのこと。
そんな最先端の技術を搭載したヘルメット乾燥機が、このリメットである。本体の中央に吹き出し口があり、その上にヘルメットをセットして電源をオンにするだけ。風量は3段階、タイマーは1/3/6時間から選べるほか、連続運転も可能だ。
猛暑の中を走った直後、内装が汗をしっかり吸い込んだヘルメットで試してみる。電源を入れるとファンが「フォーン」と回り出し、風が出てくるのが分かる。風量は強にしてもヘアドライヤーの最弱には及ばない程度のため、最初は半信半疑だった。ところが、タイマーを1時間にセットし、途中の30分ごろに触って確認したところ、驚いたことに内装はサラサラに乾いていたのだ。
消臭効果については長年染み付いたタイプには除去困難とのことだが、脱いだ直後の臭いはだいぶ薄まったように感じた。またグローブの乾燥にも効果大だったので、これはなかなかの良品と言えるだろう。
[△] 人によってはファンの作動音が気になるかも
音量自体は大きくはないが、やはりファンが高回転で回っているので気になる人はいるかもしれない。
[こんな人におすすめ] 個人的には主にグローブで使いたい良品
特に夏場は、バイクに乗ったあとは必ずヘルメットの内装を洗濯しているので、それができない泊まりがけのツーリングや、浸水してしまったレイングローブを乾かすのに使いたいと思った。価格が1万円を切っているのも魅力だ。
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