
昨今のキャンプブームの追い風を受けて順調にラインナップを拡充しているヘンリービギンズから、ユニークなバッグが新登場。バックパックとしても使えるシートバッグで、スーパースポーツなど荷かけフックのないモデルにも対応。工夫次第で使い方は無限大だ。
●まとめ:ヤングマシン編集部(大屋雄一) ●写真:富樫秀明 ●外部リンク:デイトナ
[◯] スーパースポーツでも大荷物が運搬可能に
シートバッグとバックパックの2通りで使える商品は各社がラインナップしており、そこへついにヘンリービギンズも参入した。スクエアなデザインとパルステープが同ブランドらしさを醸し出すこのバッグ、容量は20Lで1泊2日のツーリングには十分過ぎるサイズだろう。
車両への固定は、タンデムシートのみで完結する付属のイージーリングベルトを使用。スーパースポーツなど座面の狭いモデルではやや心許なく見えるが、特許出願中の底面にある赤いテープをタンデムシート後端に引っ掛けることで、特に減速時のズレにくさが格段に向上する。
シートバッグとしての使い勝手は優秀だ。上面だけでなくサイドにも開口部があるので、収納物の出し入れがしやすい。特に気に入ったのは赤い裏地で、周囲が薄暗くても小物が見つけやすいのでありがたい。
底面に収納されているショルダーベルトを引っ張り出すと、すぐにバックパックに早変わりする。背負い心地をよくするためのクッションなどは挿入されていないが、広い面積に荷重が分散されるのと、フィット感を高めるチェストベルトが付いているので問題なし。バックパックとしての使い勝手も及第点以上だ。
開口部は2か所あり、それぞれのフタにファスナー付きのメッシュポケットが設けられている。裏地が赤いので薄暮時でも小物が見やすく、さらに内部の連結ベルトが型崩れや荷物のズレを軽減する。 [写真タップで拡大]

【容量は20L、バックパックとしての違和感は少なめ】本体サイズは170×440×300mmで、最大積載量は5kg。完全にスクエアなデザインであり、しかも芯材入りなので型崩れとは無縁だ。駐輪場から遠く離れた場所まで移動するときなど、このように背負って運べるシステムがあるのは非常に心強い。 [写真タップで拡大]
[△] 付属のレインカバーは底面まで覆えない仕様
テキスタイル系のバッグに共通するのだが、付属のレインカバーは底面まで覆えないので対策が必要だ。
[こんな人におすすめ] スクエアなので見た印象以上にたくさん入る
2ウェイバッグは、設計側と使う側がどちらを優先しているかで評価が真っ二つに割れやすい。このバッグはシートバッグ寄りではあるが、背負い心地も意外や悪くはなく、両方で80点が付けられると感じた。収納量も十分だろう。
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