959パニガーレから5hpアップを実現したパニガーレV2は、ユーロ5規制にも対応。スーパーバイクがV4になってもドゥカティはツインエンジンを進化させ続ける。
155hpだからこそ見ることができるドゥカティならではの世界
V2と命名されたドゥカティのツインエンジンは最高に気持ちがいい! パニガーレV2でサーキットにコースインしてすぐにエンジンの咆哮に酔いしれる。歯切れの良いパルス感もスーパーミッドの魅力である。
大パワーのV4だとこうはいかない。200hpオーバーは電子制御が進んでいても気安く乗れず、常に緊張感が寄り添うからだ。
そのエンジンの気持ち良さをサポートしてくれるのは、アップ&ダウンに対応するクイックシフト。バンクしていても迷わずギヤチェンジでき、その時のバイクの挙動は穏やか。スロットルを戻すことなくシフトアップできるし、シフトダウンは深く考えずにペダルを踏み込んでも、後輪がロックして怖い思いをすることはない。
エンジンは、立ち上がりで低中速からスロットルを大きく開けて待っていてもしっかりと後輪に荷重がかかり、それがきちんと旋回力に繋がる。
959パニガーレから5hpアップしたエンジンは、高回転でのひと伸びに貢献。開け始めの過渡特性の良さとこの伸びが速さに直結する。
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
ドゥカティで初めてV2の名を冠することになったパニガーレV2 2018年、ドゥカティのスーパーバイクであるパニガーレは伝統のL型2気筒からV型4気筒になった。翌年、SBKのホモロゲーションモデルもV4[…]
ヤングマシン×RIDE HI 事故のリスクを減らして、楽しい時間だけを過ごしたい 目的地へ向かってアクティブに移動しながら、思いのままに走りたい! 日常に潜むリスクを感じ取り、臨機応変に振る舞うことで[…]
ヤングマシン×RIDE HI ディアベルならともかく、なぜムルティストラーダに……? 2018年にドゥカティのスーパーバイクシリーズとしてパニガーレV4がデビュー。翌年にはV4Rが登場し、スーパーバイ[…]
ヤングマシン×RIDE HI 国境を越えて集結するムルティを目の当たりに…… イタリアで開催されるWDW(ワールド・ドゥカティ・ウイーク)に行ったことがある。日本にいると信じられないと思うが、そこに集[…]
ヤングマシン×RIDE HI 世代交代を印象付けるため? そんなことはなかった! 脱デスモドロミック!? そんなセンセーショナルな見出しが躍ったムルティストラーダV4Sの登場時、新V4エンジンの採用は[…]