●文/写真:モトメカニック編集部(ミヤシーノ 宮下豊史) ●取材協力:プロト ミツバサンコーワ
『モトメカニック』編集部スタッフ・ミヤシが手に入れた新車・CT125ハンターカブ。丁寧に慣らし運転を行いたいが、都内に住んでいると渋滞に巻き込まれたり、自動車に煽られたりと気持ち良くないし、危険も多い。ならばトランポに積んで、郊外でゆったりまったり自然を楽しみながら慣らしをしたい…。そんなミヤシ流ハンターカブの楽しみ方を紹介する。
“トランポ生活”でイイとこ取り
300km。一日で走った距離? いえいえ。正解は「CT125ハンターカブ」納車後3ヶ月で走った距離。少ないですね、お恥ずかしい話で…。
その理由は単純で、”トランポ生活”でイイとこ取りをしているから。都内在住だと、気持ちよく走ることができる場所まで最低でも1時間はかかります。行きも帰りも渋滞に巻き込まれて疲労困憊。そこで”トランポ”の登場、という次第なのです。
走りたいツーリングスポットまでを車で移動。目当てのワインディングや林道に到着したら、バイクを下ろしツーリングを楽しみます。道中はエアコンの効くクルマの中で、音楽や飲み物を楽しみながら運転。バイクと比べるとホント楽チン。バイク好きには怒られてしまうかもしれませんが、ミヤシ的にはコレがいい。
そのくせカスタム熱は暴走気味。林道仕様に特化すると思いきや、デカい箱を装着してロングツーリングにも対応できるように仕込みました。冒頭のトランポ話とは真逆ながら、パンク修理まで対応できる工具一式を携帯できるツールボックスと72Lトップケースが自慢です。
前後ドラレコはもはや常識!?
さて、愛車CT125をツーリング仕様に仕立てたのには理由があります。”SSTR”というラリーツーリングイベントへ参加するため。冒険家・風間深志氏が考案したラリーで、太平洋側で日の出を見て、石川県の長い砂浜が続く千里浜で夕陽を見つつゴールするというロングイベント。東京から出発するとおよそ550km。一日で走る距離としては異常ですね。日照時間を考えると10月は11時間弱しかありません。しかも125cc。もちろん取材も兼ねるので時間の余裕もありません。
そこで思いついたのが、ドラレコでの撮影。バイクから電源を取ればアクションカメラよりもバッテリーの残量を気にせずに済むので気軽です。しかもGPSつきなのでルートの記録もバッチリ。取材が楽になりそう。
ドラレコでもって初めて認識したのが恥ずかしいぐらいですが、今回取り付けたドラレコの製造元・ミツバサンコーワは、クルマやバイクの純正パーツとして当たり前のように装着されており、実はなじみ深いメーカー。 純正クオリティのカスタムを楽しめました。
原付とは思えない重厚感あるダブルホーン。林道では”イノシシ対策”になる!?
そしてもうひとつ、CT125に施したのがダブルホーン。”林道での獣対策”というのは冗談としても、狭い峠道や林道で対向車に気付いてもらうため鳴らす場面があるので増強しました。原付とは思えない重厚感ある音になり、大満足です。
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