●文:ヤングマシン編集部
ヤングマシンが運営する無料の会員メンバーシップ「ヤングマシン メンバーズ」では、会員の方々からリアルな愛車インプレッションレポートを募集している。そのうち『ヤングマシン』本誌に掲載されたものをWEBヤングマシンでも紹介しよう。今回はミラクルさんの愛車・’20 カワサキ ニンジャZX-14Rだ。
新型コロナ禍の中、免許を取得
「新型コロナ禍の影響でテレワークとなりプライベートの時間が増えたため、外出自粛期間が解けた’20年6月から教習所に通い、7月に長年の夢だった大型二輪免許を取得しました。それから学生時代からの憧れだった、ミドルクラスのVツインを買おうとバイク店を回っていました。
ある日、とある店でVツインバイクを眺めていたところ、どこからか感じる圧倒的存在感。『おいオマエ、俺の方を見てみろよ』と言われたような気がして振り返ってみると、そこには今にも『かかってこいよ』とでも言いそうな目つきのZX-14Rがいました。目が合ったその瞬間から気になって仕方がなくなり、帰宅後にZX-14Rを調べまくりました。
そして、ZX-14Rを作ったカワサキの熱い思いが込められたインタビューを読み、感動。また国内販売は最後になるとのことで、メガスポーツを乗る機会がなくなりそうだと感じ、『乗るなら今しかない』と即契約をしてしまいました。
『大型二輪免許取得後の初のバイクがこんな圧倒的なバイクでいいのか?』と不安に思ったりもしましたが、店で出会ってしまったことが運命だと思って決めました」(ミラクルさん)
ココがイイ!
- 圧倒的存在感
“King of Motorcycle”という通りの風格。跨れば、とある漫画の世紀末覇者の気分になれます(笑) - 重さを感じさせない重量バランス
納車説明を受けてすぐにやったことがセンタースタンドがけなのですが、あまりにもスッとかけられてびっくりしました。それまで乗っていたスカイウェイブより、全然軽くできました。押し引きに269kgの重さは全然感じられません。 - スムーズすぎる出力特性
200psとあって、スロットル開け過ぎたらどこかにすっ飛んで行ってしまうのではないかと不安でしたが、全然そんなことはありませんでした。乗れば乗るほどスムーズさが分かり、そのパワーを忘れるぐらいにリラックスして乗れます。フルパワーモード、トラクションコントロールオフでも普通に乗れてしまいます。 - 圧倒的なパワー
“全域パワーバンド”と呼ばれるのも納得です。欲しい分だけ加速力が得られます。追い越しでちょっと頑張ると欲しい以上にパワーも得られ、フロントリフトすることも…。ですが、パワーの出方がスムーズなので、リフトしても「あらら」くらいの気分で制御できます。 - 大型なのに熱くない!
信号待ちしていると、水温計が100度付近なんて当たり前に見ることになりますが、熱くないんです。熱の逃がし方を開発者の方が相当研究されたとの記事を読みましたが、それがとても上手に反映されてます。本当に、どこに熱を逃がしているんでしょうね?
ココが惜しい
- 汚れやすいかも
ファイナルモデルの白だけか、自分の個体だけかは分かりませんが、汚れに弱いです。カウルに染み込んで取れなくなりました。今はガラスコーティングをかけ、汚れが染み込みにくくなりました。 - 乗りやすいけど
メリットでもあるのですが、乗りやす過ぎて退屈と感じることも。本当に乗りやすくて、圧倒的存在感が感じられない時があります。一瞬、買い替えようかと思ったくらいです(笑)
愛車個別評価
- ポジション:身長188cmの私にはちょうど良いポジションです。両足かかとまでべったり&膝にも余裕がありますし、何の不満もありません。
- エンジン:超スムーズなおかげで思い通りに扱えます。
- ハンドリング:大型に見えても、最小回転径は教習車のNCより+10cm程度で実は楽なんです。
- ブレーキ:ブレンボで文句なしの制動力&コントロール性です。
- メカ:マイナスポイントは、ヘビーな渋滞時のクラッチ操作ぐらいです。
愛車総合評価
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