●文:ライドハイ編集部(小川勤)
ニンジャZX-25Rの試乗会で開発ライダーライダーとランデブー走行する機会を得た。レーシングライダーとしてニンジャZX-10Rでロードレースを経験し、開発ライダーとしてはニンジャ250SLやZ650、そしてニンジャZX-10Rに関わってきたという野崎浩司さんだ。
エンジンの良さをシャシーが引き出す
Ninja ZX-25Rは、250cc/4気筒というエンジンに大きな注目が集まるが、今回はこれまでの250ccクラスにはなかった車体のつくり込みにクローズアップ。
エンジンの面白さを引き出しているのは、車体の味付けがとても大きいからだ。車体は想像よりも大柄で、遠くから見ると400や600ccクラスにも見えるほど。250ccとは思えない存在感と所有感がある。跨ると確かに250ccらしくシート前端は細いが、ハンドルは開き気味。ライダーはバイクの上でどっしりと構えることができる。バイクの上での自由度も高く、こじんまりとしていないのは意外だった。長時間乗っていてもセパハン特有の首の後ろが痛くなる感覚もない。
車体は兄貴分のNinja ZX-10Rの安定感を受け継いだ設定。実際にスイングアームの長さなどはNinja ZX-10RやNinja ZX-6Rを参考にしているという。
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
ZXR250の1991年型以降よりも、さらに1mmビッグボアに 2020年に登場したカワサキNinja ZX-25Rのエンジンのボア×ストロークは、50.0×31.8mmというショートストローク。これ[…]
ビッグバイクに慣れた感性にも新鮮だった250cc /4気筒 実は現在のフルカウル250ccブームは、2008年に発売されたニンジャ250Rからスタートしている。ならば、今回のニンジャZX-25Rの登場[…]
一丸となってホンダに立ち向かう “大排気量4気筒エンジン”という同じコンセプトでホンダCB750フォアに先を超され、開発期間の延長を余儀なくされたカワサキZ1開発陣の我慢の歳月は、それまでの日本車とし[…]
こんなバイク見たことない! 鬼才アスカニオ・ロドリゴの想像がついにカタチに! エイリアンという車名の通り、まさにそれは地球外から来たようなインパクトを放つ。ちなみにAlyenのスペルは間違いでなく、メ[…]
絶対にホンダに勝つ! ホンダCB750FOURが存在しなければ、カワサキZ1は存在していなかったかもしれない。そのくらいZ1にとってCB750FOURは大きな存在だ。 1960年代半ば、カワサキはバイ[…]