ホンダレーシング(HRC)は、2020年10月21日にタイで発表された新型グロム(GROM)をベースに、レースに不要な保安部品等を取り外し、HRCキットパーツのECU、ハーネス、各種切り替えスイッチ等を組み込んだ「GROMレースベース車」を発表した。
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スクープ画像と同じHRC仕様だっ!
ホンダレーシング(HRC)は、海外で発表されたばかりの新型グロムをベースに、レースに不要な保安部品等を取り外し、HRCキットパーツのECU、ハーネス、各種切り替えスイッチ等を組み込んだ「GROMレースベース車」を発表した。新型グロムは海外からのニュースが先行していたが、これが初の国内における発表となる。
このマシンは、2020年10月2日にWEBヤングマシンがスクープした画像とほぼ同じと思われ、サイドゼッケンやマフラー、赤く塗られたブレーキキャリパーなどがレーシーな雰囲気を醸し出している。
車両は2021年3月にHRCがサービスショップに供給し、さらにサービスショップが独自開発したレース走行に必要なパーツ(カウル、ステップ、マフラー等)を組み込み、レース用コンプリート車として各サービスショップが販売するという。
5速化されたミッションや従来型よりもパワーアップが見込まれるロングストローク設定のエンジンにより、さらにスポーツ走行が楽しめる1台になりそうだ。ちなみに、レースベース車が2021年3月にリリースされるのなら、市販車もそれに近しいタイミングで発売されるのではと想像できる。こちらも楽しみだ。
また、HRCではこのGROMレースベース車を使ったワンメイクレース「HRC GROM Cup(グロムカップ)」を全国のサーキットで開催予定。気になる方はHRCのWEBサイトで確認していただきたい。
■販売概要 (レースコンプリート車)
・販売元:HRCサービスショップ (下記参照) ※レース走行に必要なパーツ(カウル・サイレンサー・ステップ等)を組み込み、コンプリート車として販売
・発売時期:2021年3月中旬
・小売価格:各サービスショップにご確認ください ※レースコンプリート車の発売時期、小売価格の詳細は、HRCサービスショップにお問い合わせください。
■HRC GROM Cup
今年も開催されている、2016年式以降のグロムを使用して行われるワンメイクレース(サーキットによっては他クラスと混走の場合あり)。125ccのミニバイクを使用することで、誰でも気軽に参戦できる。マシンの改造範囲も制限されているため、性能差がほとんどなく、接戦になりやすい。国内各地のサーキットでシリーズ戦を開催しており、参加実績(決勝を走行)があれば、全国大会への出場権が与えられる。
HRC GROMレースベース車のスタイリング
下記画像はレースコンプリート仕様のイメージで、装着部品(カウルやステップ、マフラー等)およびカラーリングは実際の販売車両と異なる。
HONDA GROM[2021 model]スペック
【HONDA GROM[2021 model EU]】主要諸元■全長1760 全幅720 全高1015 軸距1200 最低地上高180 シート高761(各mm) 車重103kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 排気量125cc ボア×ストローク50.0mm×63.1mm 圧縮比10.0 最高出力9.7ps/7250rpm 最大トルク1.07kg-m/5500rpm 変速機5段 燃料タンク容量6L■キャスター25°/トレール81mm ブレーキF=φ220mmディスク+2ポットキャリパー R=φ190mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70-12 R=130/70-12 ●価格&発売時期:未発表 ※諸元等は全て欧州仕様
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