ヤマハが欧州でティーザーを開始! 「日本のダークサイド」を謳うマシンが夜を走り、その姿が細切れに映し出される。ダークサイド・オブ・ジャパンといえば、MT-09が最初に登場した時のキーワードだ。ユーロ5準拠のニューエンジンとともにフルモデルチェンジか?!
MT-25系とも違うフェイスまわり、スイングアームマウントをやめたナンバーホルダー、そして新型エンジン……?
欧州ヤマハが公開したティーザー映像は、わずか24秒。細切れに編集された映像の中に断続的に映し出されるマシンは、新型MT-09と見て間違いないだろう。「日本のダークサイド=Dark Side of Japan」のキーワードは、初代MT-09が登場した時に使われた言葉そのものだ。
まずはヘッドライトのアップから始まり、ツリ目のデイタイムランニングライト=DRLによる鋭い眼光と、その中央に配置されたプロジェクタータイプの1眼メインライトが形作る表情が確認できた。そしてフレームの透過図のようなものでは、ツインスパーっぽくなったようにも思えるアルミフレームや両持ちのテーパードスイングアーム、そしてナンバープレートホルダーがスイングアームマウントから通常のシートカウルマウントへと戻された様子が見て取れる。
意味深に映し出されたピストン&コンロッドからは、ユーロ5準拠に向けてエンジンに手が入ることも示唆されている。ドイツの政府機関に提出された認証登録データには排気量890ccと記されていたことから、排気量アップの可能性は高い。
また、クロスオーバーの派生機種、トレーサー900も同時にフルモデルチェンジが行われそうだ。
映像の最後には「Coming Soon」の文字、そしてYamaha Motor EuropeのSNSには「The darkness just got more exciting. Get ready for the coming weeks.」とも。すなわち、ここ数週間以内の正式発表を予告しているとみていいだろう。遅くとも、中止になったEICMA 2020が開催されていたとすればプレスデーに当たる11月4日までには、その姿が明らかになるはずだ。
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