大好きな愛車を持ち寄り、一日ゆったりと楽しめるサーキットイベントとして企画されているサーキット走行会「アストライド」。本気のレースだけではなく、自分のペースで走行できるのが大好評だった。2020年は4回開催で、さらに盛り上がる!
●文/写真:栗田晃(モトメカニック編集部) ●取材協力:オーヴァーレーシングプロジェクツ ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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2020年は4回開催! 絶版車でサーキットを楽しもう!
オーヴァーレーシングとモトジョイが共催するサーキット走行会「ASTRIDE(アストライド)」。カテゴリーや年式を問わずさまざまなバイクで走行を楽しめるイベントとして、2019年は9月と12月に開催された。2020年は、4/25、5/16、9/5、11/7の4回開催。いずれも三重県の鈴鹿ツインサーキットにて行われる予定だ。
※残念ながら4/25、5/16の開催は中止(4/8時点)
バイクブームと共に盛り上がった1980~90年代のレースシーンでは、プライベーターがコンストラクターのマシンでレースに参戦し、さらにメーカー系ワークスチームに繋がるという夢があった。またシングルやツインが主役になれるレースイベントも数多く開催されていた。クラシックまで年代を遡らなくても、’80~’90年代に活躍したマシンを動かせる場所を作っておきたい。オーヴァーレーシングの佐藤健正会長にはそうした思いがある。
「今の若いライダーたちに、おじさん世代が熱かった時代を知ってもらいたいし、刺激を与えたいですよね。それを伝えることで、我々がやってきたことを誰かが受け継いでくれたら最高ですよね」と佐藤氏。
サーキットイベント=レースとなると気が引けるかもしれないが、ここでは自己申告で参加クラスを選択でき、20分×3回のフリー走行が基本。最後に模擬レースもあるが「レースはちょっと……」と思えば出なくても構わない。主役はあくまで自分と愛車で、バイク仲間とワイワイ楽しく過ごせるイベントなのだ。
2020年のアストライドは、フリーマーケットの開催や、テーマを決めた特別クラスを開設するなど、コース上以外のイベントも充実させる予定。オフ会やミーティングなど、バイクで集まる「場」としての盛り上がりと発展を期待したい。
往年の名車も空冷4発も!
走行クラスは、マシンの排気量や自己申告によるエンジョイ(初級)/チャレンジ(中級)、クラッシックや2ストなど5つに分類され、パドックに並ぶ250cc、空冷4発、ヤマハOW53=YZR500!! などバラエティ豊かなマシンを見ているだけでも楽しい。ストリート仕様のカスタム絶版車を低リスクで走らせるにも、サーキットは絶好の場所だ。
街乗り車もクラシックも!
1972年以前の旧車レースとしてはMCFAJ 主催のレジェンドオブクラシックが有名。アストライドのクラシックの車両規定はLOCに準じており、中部・関西の旧車オーナーに好評。グースやGB500がサーキット走行できるのも貴重な機会だ。
フリー走行の後は模擬レースで腕試し
午前9時から各クラス20分×3回のフリー走行を経て、最後に6周の模擬レースを開催。勝ち負けではなく、スタート前の緊張感が楽しい。
自分のペースで一日中サーキットを満喫。絶版車を楽しめる期待のイベント
2ストクラス:H1RとNSR250Rがガチで勝負!?
2ストクラスは8台がエントリーし、5台が模擬レースに出場。125cc以上なら市販車、レーサーを問わず参加可能。NSR250RとH1Rがストレートで全開競争するシーンは圧巻! レースは0.417秒差でNSRが制したが、見応えのあるバトルに全員大満足。2ストオーナーは狙い目だ。
AS250クラス:GB250クラブマンやグース、空冷シングルユーザーも多数参加
AS250クラスは、空冷250シングルでエンジンはノーマル、フレームの改造は可能。GB250クラブマンが5台で一大勢力。グース350やSRX-6、GB500はマルチと混走で初級または中級クラスとなる。エストレアやグラストラッカーで手軽に楽しむのも良いだろう。
楽しみ方は人それぞれ
普段は街乗りやツーリングで使っているマシンで走りたい。先鋭化したサンデーレースとは異なるフィールドで走りたい。気分が良ければ何本か走る。普段からLOCに出ているなどなど、きっかけは何でもいい。
仲間と楽しむクラシッククラス
アストライドRd1では未開催だったが、2018年のSuzuka Twin Track Day 2018で好評だったクラシッククラスには14台がエントリー。2020年もクラシック開催ラウンドが計画されているので、アストライドの特設サイトで確認を。
レーサーレプリカもレーサーも参加OK
’80~’90年代の250cc以上のバイクなら、たいていどこかのクラスにエントリーできる。
※この記事はバイクいじりの専門誌『モトメカニック』に掲載したものを加筆修正したものです。最新の雑誌は書店もしくは下記サイトにてお買い求めください。 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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