全国に店舗を展開する工具専門店・アストロプロダクツが、バイクメーカー純正でしか買えなかった専用工具を取り扱い始めたことで、サンデーメカニックの作業環境は激変した。エンジンいじりの必携工具が激安なのは嬉しい限り。今回はその中でもユーザー評価の高い工具をモトメカニック編集部がピックアップ。これは!という6点を紹介しよう。
●文/写真:モトメカニック編集部 ●取材協力:アストロプロダクツ ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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1.ミニグリースガン:狙った部分に必要な分量を無駄なく塗布
グリスを無駄にせず、手を汚さずグリスアップが可能な、一度使えば誰もが便利さを実感できるグリースガン。後部のプランジャーを押すと1mmぐらいの細い線状に吐出されるので、ピンポイントのグリスアップが得意。モリブデンやリチウムなど、グリスの種類ごとにガンを用意しておくと重宝する。
2.フライホイールプーラー:どんなサイズもお任せ。エンジン分解の必需品
テーパーかん合でピッタリはまったフライホイールを引き抜くための必需品。十字のネジはM10-1.25(正ネジ)、M14-1.5(正ネジ)、M16-1.5(正ネジ)、M18-1.5(正ネジ)で、別体アダプターはM24-1.0(正ネジ)、M27-1.0(逆ネジ)。6サイズあれば大多数のエンジンに適合する。
3.プーリーホルダー各種
製品名はホンダのスクーターに多い、フィンタイプのドライブプーリー固定を前提としているが、バイクのクラッチハブの回り止めに重宝する。爪部分の開口幅は75~125mm。
スクーターのクラッチアウターやフライホイールなどの円筒形の部品を、外側からバンドで締め付ける回り止め工具。バンドの固定位置を変えることでΦ60~120mmまで幅広いサイズに適用できる。
4.ユニバーサルホルダーツール:エンジンでも駆動系でも使い道はアイデア次第
Φ5.5mmとΦ9mmのピンで、フライホイールやプーリーを固定するツールはエンジンメンテはもちろん、センターロックのドライブスプロケット保持にも使える。回転する部品を保持したいときに、とりあえずセットしてみよう。
5.マグネットピックアップツールスリム:
狭い隙間で強みを発揮するスリムなフレキシブルタイプ
手元が滑って落としたボルトを回収するマグネットツールは、状況に応じて使い分けたいもの。先端がΦ5mmで細いフレキシブルシャフトが540mm先まで伸びるこの製品は、狭い隙間で大活躍。耐荷重は200gで見た目より力持ち。
6.ブレーキパッド 簡易測定ゲージセット:
金尺やノギスより簡単にパッドの残量を測定
1枚ごとに厚さが異なるゲージ板をブレーキパッドに当てるだけで、残量と交換時期が判断できる。キャリパーやパッドの形状によっては、パッドを外さず厚みが測定できるので分解の手間も省ける。ゲージ板の色で状態が直観的に分かるのも便利。
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