激戦区の国内フルカウル250市場にスズキが投入してきた新作油冷シングル・ジクサーSF250。インドでは2019年5月にリリースされたが、日本ではいつ頃の発売になるのか。’19東京モーターショー展示車両をベースに、日本仕様とインド仕様の違いをいくつか紹介しよう。
国内仕様の登場も間近か?!
スズキが’20モデルとして国内仕様投入を目指しているのが確実なジクサーSF250。そのエンジンは、新型油冷システムの採用により「これがホントに250?」と思えるくらい超コンパクトに仕上がっている。
したがって、先行するインド仕様では、車重の軽さから生まれる走りの良さに各メディアが注目。インドでワンメイクレースで支持されているのも納得の評価だ。’19東京モーターショーの展示車両は細部の仕上げがインド仕様よりもグレードアップしており、すでに日本仕様の内容も固まっていると見た。正式発表は、思った以上に早いかも!?
超コンパクトな新油冷
新開発の油冷システム=SOCS(Suzuki Oil Cooling System)を採用したエンジンはSOHC単気筒。水冷では冷却水やウォーターポンプ、ラジエターホースなどで重くかさばるが、この排気量だと油冷の方がシンプルかつ軽量に作ることができると判断。驚くほどコンパクトに仕上がっている。
流線美フォルムはベビーGSX-S1000F的
フロントカウル、タンク、サイドパネル、そしてテールカウルまでをきれいにつないだ流線美あふれるフォルムは、まるでGSX-S1000F的だ。
こんなところがすでに”日本仕様”!?
インド仕様(写真上)では現地のMRF製タイヤを履いていたが、東京モーターショー展示車(写真下)にはダンロップ製スポーツマックスGPR-300を装着。ラジアルなので走りに期待。
インド仕様(写真右)ではマフラーエンドがメッキとなっているが、東京モーターショー展示車(写真左)はヘアライン仕上げに。すでに日本仕様の中身は決定している?
2019.11.28
激戦区のフルカウル250市場にスズキが投入してきた新作は、驚きの油冷シングル。水冷ツインのライバルがひしめく中、一際異彩を放ち、アツい注目を集めている。東京モーターショーで展示され、日本仕様の登場時期も気になる...
2019.11.02
スズキ伝統の油冷エンジンが復活。スズキは東京モーターショー2019で、新設計の249cc油冷SOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載したネイキッドのジクサー250とフルカウルスポーツのジクサーSF250を参考出品車した。...
2019.09.30
GSX-R750に始まり、GSX1400まで発展したのち生産終了となっていたスズキ独自の油冷エンジンだが、インドで2019年5月に発売された「ジクサーSF250」は新開発の油冷エンジンが搭載していた。この車両が...
2019.09.30
ヘッドライトを専用設計としたネイキッド油冷スポーツバイクも、東京モーターショーで日本初公開される。2019年5月にインドで発売されたジクサーSF250に続き、ネイキッド版ものジクサー250も8月に登場していたが...
2019.10.13
インドで開催されている「SUZUKI GIXXER CUP 2019」の第3ラウンドで、スズキはジクサーSF250(GIXXER SF 250)のレーシングバージョンを発表した。ボディはMotoGPでおなじみのスズキ...