第47回マシン・オブ・ザ・イヤー2019

日本仕様を期待したい参考出品車

スズキ油冷エンジン復活! フルカウルスポーツのジクサーSF250が東京モーターショーにお目見えする

  • 2019/9/30

GSX-R750に始まり、GSX1400まで発展したのち生産終了となっていたスズキ独自の油冷エンジンだが、インドで2019年5月に発売された「ジクサーSF250」は新開発の油冷エンジンが搭載していた。この車両が東京モーターショー2019に参考出品される。タイヤのグレードアップなど、日本仕様の登場を思わせるが……。

高いポテンシャルと抜群のコスパを誇る250ccフルカウルスポーツ

ヤングマシン2019年11月号ではインド仕様のインプレッション記事を展開したスズキ ジクサーSF250。テスター丸山浩はその走りとコストパフォーマンスを高く評価したが、あくまでもインド仕様。日本仕様の発売はあるのかないのかヤキモキさせられたが、なんと東京モーターショー2019で参考出品車として展示されることが発表された。姿はほぼインド仕様と同じだが、よく見るとタイヤはダンロップ・スポーツマックスGPR-300を装着(インド仕様はインドMRF社のラジアルタイヤ)するなどグレードアップ。これは日本仕様の発売も期待できそうだ。

最大の特徴は、なんといっても新開発の油冷単気筒エンジンだろう。初代GSX-R750から続いた油冷シリーズとは異なり、シリンダーヘッドのもっとも高温になる部分を効率的に冷やす、水冷に近い構造になっている。事前発表会で解説を担当した野尻哲治さんによれば、スポーツエンジンとしてのポテンシャルも盛り込んだ設計だという。見た目にはクランクケースに対して異様なまでにコンパクトなシリンダーヘッドが特徴的で、ある程度の排気量アップに対するキャパシティもあるように思えた。

SUZUKI GIXXER SF 250[東京モーターショー2019参考出品車]

SUZUKI GIXXER SF 250 東京モーターショー2019参考出品車

【SUZUKI GIXXER SF 250 東京モーターショー2019参考出品車】主要諸元全長2010mm 全幅740mm 全高1035mm■油冷4ストローク単気筒 SOHC4バルブ

SUZUKI GIXXER SF 250 東京モーターショー2019参考出品車

【SUZUKI GIXXER SF 250 東京モーターショー2019参考出品車】セパレートハンドルを採用。ハンドルバーの位置は高めで快適性も狙っている。2気筒のGSX250Rよりもシャープなデザインだ。前後タイヤはダンロップ製スポーツマックスGPR-300を装着している。

SUZUKI GIXXER SF 250 東京モーターショー2019参考出品車

【SUZUKI GIXXER SF 250 東京モーターショー2019参考出品車】専用デザインのLEDヘッドライトを採用。GSX-Rシリーズの流れを汲む縦2眼としながら、横方向にワイドなデザインとしている。

完全新設計の油冷シングルエンジン。新たに循環型の高効率な冷却システムレイアウトとし、シリンダーを囲むようにオイルラインを設置。オイルクーラーで冷えたオイルを循環させる構造は水冷に近い。名称はSOCS(Suzuki Oil Cooling System)だ。

参考:SUZUKI GIXXER SF 250 インド仕様

インド仕様は2019年5月に発売。日本にもバイク館SOXが輸入している。ワイディングでの走りのよさはYMメインテスター丸山浩も高評価。インドでは空冷単気筒を搭載した兄弟車のジクサーSF150も存在する。

SUZUKI GIXXER SF 250

参考【SUZUKI GIXXER SF 250 インド仕様】主要諸元■全長2010 全幅740 全高1035 軸距1345 シート高800(各mm) 車重161kg■油冷4ストローク単気筒 SOHC4バルブ 249cc 26.5ps/9000rpm 2.3kg-m/7500rpm 変速機6段 燃料タンク容量12L■タイヤサイズF=110/70R17 R=150/60R17 ●製造国:インド

SUZUKI GIXXER SF 250

油冷エンジンはSOCS(Suzuki Oil Cooling System)と名付けられる。

SUZUKI GIXXER SF 250

ヘッドライトはLEDを採用。弟分のジクサーSF150はハロゲン球だ。

SUZUKI GIXXER SF 250

タイヤはラジアルで、インドのMRF製を履く。

SUZUKI GIXXER SF 250

インドではMotoGPマシン=GSX-RRレプリカのカラーなども。黒、銀と合わせて3色展開となっている。

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ヨ

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帰ってきたネイティブ足立区民。ヤングマシン、姉妹誌ビッグマシンで17年を過ごしたのち旅に出ていた編集部員だ。見かけほど悪い子じゃあないんだぜ。
■1974年生まれ
■愛車:MOTOGUZZI V7 SPECIAL(2012)