
ヤマハが可変バルブ機構VVAを搭載した新型オフロードモデル「WR125R」の国内導入を正式に発表した。これに合わせ、純正アクセサリーを手がけるワイズギアからも、マシンのポテンシャルを引き出し、使い勝手を高める新商品が登場する。これらの専用アクセサリーは1月上旬より順次発売される予定だ。本格オフロード走行を見据えたパーツから、ツーリングの快適性を高めるアイテムまで、そのラインナップを詳細に解説する。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ヤマハ
オフ走行の質を高める「ピボットレバー」と「アドベンチャーフットペグ」
オフロード走行において、転倒時のレバー破損リスクを軽減し、操作性を高めるパーツは必須レベル。それに応えるかのように設定されたのが「ピボットブレーキレバー」および「ピボットクラッチレバー」だ。いずれも価格は8250円に設定されている。
さらに、足元の安定感を高める「アドベンチャーフットペグ」もラインナップに加わった。価格は2万1450円だ。ツーリング先の林道でも、ゴムカバーとステンレスブレードを工具なしで簡単に切り替え可能となっている。
875mmのシート高を攻略するローダウンメニュー
WR125Rのシート高は875mmと、本格的なオフロード走行を想定した数値に設定されている。このスペックは走破性の高さの証でもあるが、足つき性に不安を感じるライダーも少なくないだろう。
そこでワイズギアは「ローダウンリンク」と「ローダウンシート」をラインナップ。価格はリンクが7700円、シートが1万9800円だ。これらを組み合わせることで、WR125Rの優れたデザイン性を損なうことなく、ライダーの安心感を高めることが可能となっている。
ツーリング性能を底上げする実戦的アイテム
新型WR125Rは、WMTCモード燃費44.8km/Lを誇り、計算上の航続距離は360kmを超える高いポテンシャルを秘めている。この長距離走行性能を活かすためのアクセサリーも充実している。
新登場の走行風による疲労を軽減する「ショートスクリーン」(1万4300円)や、既存の製品だが、冬場のライディングに欠かせない「グリップウォーマー」(1万9580円)、スマートフォンの充電などに便利な「DCジャックセット」(4950円)など、ロングツーリングを意識した装備が純正設定されているのは心強い。
縦目2灯の新型WR125R、その基本スペックを改めて確認
ここでベースマシンのWR125Rについても触れておこう。心臓部には、YZF-R125やXSR125と基本設計を共有する水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブエンジンを搭載。最高出力は15ps/10000rpm、最大トルクは1.1kg-m/6500rpmを発揮する。
特徴的なのは、低回転と高回転でカムプロファイルを切り替えるVVA(可変バルブ機構)の採用だ。これにより、全域で力強い加速性能を実現している。シャーシ面では、KYB製のφ41mm正立フォークとリンク式モノクロスサスペンションを装備し、前21/後18インチのフルサイズホイールを組み合わせる。
デザイン面では、刷新された外装に加えて縦目2灯のヘッドライトを採用。下段にデュアルレンズLED、上段にバルブ式ポジションライトを配し、スモールオフロードながらも独自の存在感を放っている。メーターはスマートフォン接続機能「Y-Connect」に対応したLCDマルチファンクションタイプで、ライディングログや燃費確認も可能だ。
車両本体価格は53万9000円で、2026年1月30日発売予定だ。カラーは「ディープパープリッシュブルーソリッドE」と「ヤマハブラック」の2色展開となる。純正アクセサリーと組み合わせることで、自分好みの一台に仕立て上げる楽しみも広がるだろう。
※走行写真は欧州仕様 航続距離はなんと362km! ヤマハは、2025春に開催された大阪モーターサイクルショーにて「オフロードカスタマイズコンセプト」なる謎のコンセプトモデルをサプライズ展示。従来型の[…]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(カスタム&パーツ | ヤマハ [YAMAHA])
マットブラックに統一したスカチューンXSR155 タイ国内で今、一番勢いがあるといっていいカスタムブランド「K-SPEED」。ブランド代表のタナディッツ氏によって、2002年にタイ・バンコクのパーツシ[…]
YZF-Rの血統と電子制御CVTがもたらす新感覚の走り アクセサリーの紹介に入る前に、ベースとなる新型車「AEROX ABS」の特長をおさらいしておきたい。最大のトピックは、ライダーの操作に合わせて減[…]
最新技術を詰め込み走りを極めた新世代スポーツネイキッドMT-09 2024年のモデルチェンジにより、ハンドルやステップ位置が見直され、よりスポーツネイキッドらしいライディングポジションを獲得したMT-[…]
走りの良さで支持を集めるNMAXとシグナスグリファスの不満を解消 NMAXは「MAXシリーズ」のDNAを受け継ぐクールなデザインと安定した走行性能が魅力。一方のシグナス グリファスは、俊敏でスポーティ[…]
シンプルイズベストなSRにさらなるクラシックテイストを加えたい ヤマハSR400/500は、デビュー以来40年以上にわたって生産されたロングセラーモデルだ。無駄を削ぎ落としたシンプルなスタイリングは時[…]
最新の関連記事(WR125R)
可変バルブ機構と縦目2灯フェイスを備えた本格派オフローダー まずはWR125Rが持つポテンシャルをおさらいしておきたい。最大の特徴は、走行中に吸気カムが切り替わる可変バルブ機構(VVA)を採用した水冷[…]
待望のフルサイズ! WR125Rがもたらす「給油を忘れる」冒険の旅 2026年1月30日に国内発売を迎えたヤマハの新型「WR125R」。125ccクラスでありながら、本格的なオフロード走行と日常のオン[…]
1/9発売:スズキ GSX250R 4気筒などの高性能を競うライバルが多い中、低中速域の扱いやすさを重視した並列2気筒エンジンにより、街乗りからツーリングまで幅広いシーンで真価を発揮する一台。2026[…]
縦目2灯の斬新スタイルとVVAエンジンの実力を確認 「WR125R」の基本スペックを知るならこの記事だ。WR125R最大の特徴は、YZF-R125やXSR125と基本設計を共有する水冷4ストローク単気[…]
125ccのMTバイクは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)[…]
人気記事ランキング(全体)
技術的チャレンジ精神の結晶 まずは、特徴的なスタイリングこそボーラの目玉。ウェッジシェイプの鋭利なプロポーションでありながら、ステンレス製ルーフの質感や柔らかなリアフェンダーの曲線に、ジウジアーロの気[…]
83馬力へと進化した、完全新設計の2ストロークVツイン まず注目したいのは、なんといっても現代の環境規制に適合しながら公道を走れる完全オリジナルの水冷2ストローク250ccVツインエンジンだ。 ヴィン[…]
立ち乗りも座り乗りも自由自在。免許不要で広がる行動範囲 「近所の買い物や通勤を楽にしたいけれど、ペダルを漕ぐのは疲れるし、バイクの免許は持っていない」。そんな悩みを吹き飛ばしてくれる有力な選択肢が、こ[…]
50ccで7.2馬力! 6速ミッションを操る快感 「50ccだからといって、走りに妥協はしたくない」。そんな熱い思いを持つライダーたちを、NSR50はたちまち虜にした。 心臓部には、最高出力7.2PS[…]
SHOEI最新作『Z-9』に早くも登場するオリジナルグラフィック 『Z-9 BURNSIDE』は、ストライプを基調としたシンプルなグラフィックが特徴だ。フェイスガードから頭頂部を通り、後頭部下端まで抜[…]
最新の投稿記事(全体)
ディテールに妥協なし!全310ピースの緻密な造形美 一見すると「ブロックでどこまで再現できるのか?」と思うかもしれない。しかし、完成写真を見ればその完成度に唸らされるはずだ。 切れ味鋭いフロントマスク[…]
1940年代の伝統と現代技術の結晶「Thunderstroke 116」 近年、世界的な排出ガスや騒音規制の強化により、大排気量の純空冷エンジンは絶滅の危機に瀕している。油冷や水冷機構を部分的に取り入[…]
純正ミラーを活かしながら後方視界をアップデート 純正ミラーのデザインは気に入っているものの、「もう少し後方が見やすければ」と感じたことはないだろうか。デイトナの「ハイビジ貼り付けタイプミラー」は、その[…]
すわカウルが資源になる時代到来か ※今回の内容は神奈川県相模原市を例に取り上げています。お住まいの地域のルールについては、各自治体のHP等をご確認ください。 バイク弄りをしていると、地味に処分に困るの[…]
秋のツーリングに備える「着る疲労回復ウエア」 バイクで長時間同じ姿勢をとり、風圧に耐え続けるツーリングは、思いのほか全身の筋肉を酷使する。特に秋シーズンともなると、日中は暖かくても、夕暮れ時や山間部に[…]
- 1
- 2































