
やっぱりダートラでハーレーは強かった! 2026年の全米ダートトラック選手権最高峰クラスでメーカータイトルを奪取!! XG750Rを駆るコディ・コップは、なんとルーキーイヤーでランキング2位に入った。トップ3にはハーレー勢が2人も名を連ね、今シーズンもVツインの咆哮がフラットトラックに響き渡ったぞ!!
●文:青木タカオ(ウィズハーレー編集部)
XG750Rがダートラで躍動!
ハーレーダビッドソンは、伝統あるダートトラック全米選手権「Mission AFT SuperTwins(ミッションAFTスーパーツインズ)」において、2026年シーズンのマニュファクチャラーズ・チャンピオンシップを獲得した。
3月上旬、フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開幕した2026年シーズン。その最終戦の舞台となったのは、イリノイ州スプリングフィールドにある「スプリングフィールド・マイル」だ。最もスピードが出るクレイ(粘土質)の1マイル(約1.6㎞)オーバルとして知られる、格式高いフラットトラックである。
全16戦で331ポイントを記録したハーレーダビッドソンは、2位のヤマハに17ポイント差をつけてメーカータイトルを手中に収めた。最高峰カテゴリーでハーレーダビッドソンXG750Rの戦闘力を示す、充実したシーズンとなった。
ルーキーのコディ・コップがランキング2位!
ランキングトップのダラス・ダニエルズ(Estenson Yamaha)に続き、シリーズランキング2位に輝いたのが、ハーレーダビッドソン勢のトップとなる274ポイントを記録したコディ・コップ(Latus Motors Racing/Harley-Davidson/BMC Racing)だ。
KTMを駆りAFTシングルズで3度のチャンピオンに輝いた21歳のコップは、今季からハーレーダビッドソンXG750Rで最高峰のAFTスーパーツインズクラスに参戦。3勝を挙げ、6度の表彰台を獲得する見事なシーズンを戦い抜いた。
シーズン前半にはランキング首位を快走するなど、ルーキーイヤーとは思えないパフォーマンスを披露。シーズンを通してタイトル争いを盛り上げた。
さらに注目したいのが、その血筋だ。父親はハーレーダビッドソンXR750を駆り、2000年のグランドナショナルチャンピオンシップを制したジョー・コップ。親子二代にわたってハーレーダビッドソンで活躍する姿は、ファンにはたまらない!!
ブライア・バウマンは6勝をマーク
ハーレーダビッドソンXG750Rを駆るトップライダーのひとり、ブライア・バウマン(Super.com/RWR/Rocket Doctor)はランキング3位に入った。
Mission SuperTwinsで2度のタイトルを獲得しているバウマンは、4月から6月にかけてなんと5連勝を達成。最終的に6勝、さらに6度の表彰台を獲得し、270ポイントを獲得。シーズンを通じてタイトル争いを大いに盛り上げた。
コップがランキング2位、バウマンが3位と、ハーレー勢がトップ3のうち2席を占めたことも、メーカータイトルを引き寄せた大きな要因となった。
■Mission AFT SuperTwins Race Results 2026
1位 ダラス・ダニエルズ 309pt(Yamaha)
2位 コディ・コップ 274pt(H-D)
3位 ブライア・バウマン 270pt(H-D)
4位 デイビス・フィッシャー 216pt(KTM)
5位 トレント・ロウ 178pt(KTM)
6位 デクラン・ベンダー 140pt(Yamaha)
7位 ダルトン・ゴーティエ 134pt(Royal Enfield)
8位 エイダン・ルースエバンス 132pt(H-D)
9位 チャド・コース 120pt(Yamaha)
10位 ハンター・バウアー 118pt(Yamaha)
ルート66開通100周年記念ライドも
また、最終戦のスプリングフィールド・マイルでは、ハーレーダビッドソンの公式イベント「Ride to the Race ラリー」も開催された。
イリノイ州ショアウッドの正規ディーラー、コンラッズ・ハーレーダビッドソンからスプリングフィールド・マイルまで、全長160マイル(約257km)を走るグループライド「ROUTE 66 CENTENNIAL RIDE」では、Mission King of the Baggers(ミッション・キング・オブ・ザ・バガーズ)に参戦するハーレーダビッドソンのレーシングライダー、ジェームズ・リスポリが先導。歴史あるルート66を40名のライダーが走り、レース会場を目指した。
今シーズンはバガーレースで活躍するリスポリは、2025年にはパンアメリカ1250 STでMission Super Hooligans(ミッション・スーパー・フーリガンズ)のチャンピオンを獲得。さらに2020年には、XG750Rを駆ってAFTプロダクション・ツインズのタイトルも手にしている。
ラリーでは、リスポリが参加者を率いてヒストリックルートを走ったほか、レースのピットやインフィールドエリアを巡るVIPツアーも実施。ハーレーダビッドソンのレーサーたちを間近で見ることができるなど、ファンにとっても特別な一日となった。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ウィズハーレーの最新記事
最終戦仕様は“バガーレーサー風へ” 前戦・富士ラウンドで大幅な軽量化を行ったフロントカウルに続き、今回投入されたのがクロックワークス製のカーボンウインドシールドだ。本来は上側に反りのあるフレアタイプだ[…]
「乗るならハーレー」勝利の証として 12歳で総合格闘技の世界に入り、プロ格闘家として活躍する箕輪ひろばさん。人生の半分以上を格闘家として歩んできた箕輪選手だが、バイクへの憧れは少年時代から抱き続けてい[…]
ティザー画像だけでは、もぉ我慢できない! 復活することがわかった空冷スポーツスター。ハーレーダビッドソン米国本社が新型として再登場させることを成長戦略のひとつとして明らかにし、日本法人ハーレーダビッド[…]
MotoGP日本グランプリにハーレーがやってくる! まず注目したいのが、2026年からスタートした新たな世界選手権「Harley-Davidson Bagger World Cup(ハーレーダビッドソ[…]
パンアメリカでのレースは今回が初参戦。それでも決勝では見事なスタートを決め、ホールショットを奪った。 ハーレーダビッドソン高崎の経営母体であるヤナセオート。そのスタッフである“抹茶いぬ”こと越山大地さ[…]
人気記事ランキング(全体)
レーサーの設計思想を公道へ! Hondaが本気で作った2スト250 1983年、Hondaは同社初となる2ストローク250ccスポーツモデル「MVX250F」を発売した。90度V型3気筒という独創的な[…]
400cc4気筒が若者たちの憧れになった時代 日本で400ccクラスのスポーツバイクが大きな存在感を持つようになった背景には、1975年に変更された二輪免許制度がある。新たな制度では400ccを境に免[…]
独自にチューンしたF5型V8ユニットを搭載 ご存じの通り、ストックのZ8がサーキットの匂いを感じさせるスパルタンな仕立てだったのに対し、アルピナが目指したのは「どこまでも快適に、エレガントに長距離を走[…]
重慶ショーで「CB250SSコンセプト」が世界初公開!2027年春に市販 中国・重慶市で開催された「2026中国摩博会(重慶モーターサイクルショー)」。そこでホンダはニューレトロスタイルのコンセプトモ[…]
道具としての高い完成度により、警察車両として採用された 世界恐慌下の1932年に誕生したこのモデルは、本来、バイク乗り向けではなく自動車ディーラーや整備工場の「出張メンテナンス(サービス)用車両」とし[…]
最新の投稿記事(全体)
雨でバイクに乗れなさすぎて、そろそろ気が狂いそうだった女の1日。 皆様こんにちは~。指出瑞貴です♪ 30日間以上、連続雨という東南アジアのような不思議なお天気ですね。自分の休み[…]
車種、そして正規代理店、続々増加中! 2025年春の東京モーターサイクルショーで大々的に日本上陸のお披露目をしたQJMOTOR。 2026年9月時点で車種は15機種、代理店の数も増え、今や58店舗とな[…]
「Z1超え」を果たした世界最速の伝説。GPZ900R Ninjaが持つ永遠のロマン カワサキモータース全面協力!3Dスキャンで純正車を1/4スケール再現 本シリーズで完成するのは、現存する実車が極めて[…]
一度は希少になった「400cc×4気筒」が、いま再びアツい! いま、400ccクラスの4気筒エンジンに再び注目が集まっている。 そもそも400ccと4気筒の組み合わせは、日本のバイク史において決して新[…]
7月の欧州発表から待望の日本解禁!「SV-7GX」が10月13日発売 スズキは、2026年7月8日に欧州で公開されていた新型クロスオーバーモビリティ「SV-7GX」を、2026年10月1日に日本国内向[…]
- 1
- 2



































