【ビッグオフでサーキット!?】ホールショットからラストラップまでトップ快走! パンアメリカが魅せた驚異のポテンシャル!!<RACING HARLEY MAX10 #44 PanAmerica/抹茶いぬ>

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【ビッグオフでサーキット!?】ホールショットからラストラップまでトップ快走! パンアメリカが魅せた驚異のポテンシャル!!<RACING HARLEY MAX10 #44 PanAmerica/抹茶いぬ>

ハーレー・ダビッドソンが販売するビッグオフロードモデルPAN AMERICA。17インチ化、ハイグリップタイヤを装着しロードレースに持ち込む奴がいる。デビューウインだ! そう思わせたラストラップ、背後から迫ったレジェンドライダー操るターボ仕様のローライダーSTが鮮やかな逆転。しかし、強豪欧州車がひしめく中、ハーレー勢が1-2フィニッシュを達成した。パンアメリカの快走は、筑波の観客を熱狂させたのは群馬県ヤナセオートを母体とするハーレーダビッドソン高崎だ。

●文:青木タカオ ●写真:栗田晃、オレンジワークス ●取材協力:筑波サーキット ●BRAND POST提供:ヤナセオート

パンアメリカでのレースは今回が初参戦。それでも決勝では見事なスタートを決め、ホールショットを奪った。

ハーレーダビッドソン高崎の経営母体であるヤナセオート。そのスタッフである“抹茶いぬ”こと越山大地さんが、サーキット走行とカスタムを楽しむプロジェクトが、『ヤナセオート抹茶いぬレーシング』だ。

昨シーズンである2025年はX350でウィズハーレーレーシングの一員として、自らもレースを楽しみながらチームを支えてくれた越山さんだが、今季はパンアメリカへマシンをスイッチ。MCFAJクラブマンロードレースでは、参戦クラスを排気量制限のないMAX10へとステップアップした。

筑波サーキットで開催された開幕戦。予選で4番手につけると、7周で争われた決勝ではレボリューションマックスのビッグトルクを生かしたスタートダッシュを決め、ホールショットを獲得。トップを快走し続け、観客を大いに沸かせた。

「ホールショットも、トップを走るのも初めてでした。パンアメリカのおかげで最高の景色を見ることができました!」

レース後、満面の笑みで越山さんはそう振り返った。レースは周回を重ねるごとにヒートアップし、上位勢が激しいバトルを繰り広げる。最終的には上位5台が規定タイムの1分10秒を突破し、賞典外となるハイレベルな一戦となった。

1分8秒台のハイペースでトップを守り続けた越山さんは、ラストラップで武石選手に逆転を許し、惜しくも2位でのフィニッシュ。相手は前ページでレポートした通り、国際舞台で活躍を続けてきたレジェンドライダー。それだけに、大健闘であることは言うまでもない。

パンアメリカでの初レースに挑むのにあたって、越山さんはこう教えてくれた。

「初めて扱う車両でのレースだったので、とにかく耐久性と安定性を重視しました。電装系のトラブルが起きないよう徹底チェックし、確実にスタートグリッドへ並び、チェッカーを受けて帰ってくる。それを第一に考えました」

最も苦労したのはホイールの移植。

「物理的な寸法合わせはもちろん、ホイールの回転信号をセンサーが拾わないなど課題が多くて……。かなり悩みましたが、九州の偉大な先輩にも助けていただき、なんとか形にすることができました」

そうして完成したパンアメリカを走らせ、越山さんはそのポテンシャルの高さを実感したという。

「とにかく楽しいし、速さへの可能性を感じます。150PSというカタログスペックは伊達じゃなく、筑波のバックストレートでは時速200kmオーバー。コーナリングでもホイールベースの長さが外乱に強く、安心して全開にできます。基本設計のバランスの良さをしみじみ感じますね。荒削りなパワーフィールも最高です」

今後はMAXシリーズだけでなく、筑波ツーリストトロフィーへの参戦も視野に、車両製作と練習を積み重ねる予定だ。

スタイリングも当初予定していたフルカウル化ではなく、パンアメリカらしいアメリカンマッスルな雰囲気を残したフォルムに進化させていくという。速さと個性を両立したヤナセオート抹茶いぬレーシングのパンアメリカレーサー。その進化と挑戦し続ける姿から目が離せない!

サーキットに限らず、ハーレーでスポーツライディングを楽しみたいのなら、ぜひハーレーダビッドソン高崎へ。ロードレースやオフロードを自ら楽しむスタッフたちが待っている。極限の走りを知る彼らだからこそ、カスタムの提案にも説得力があり、培ってきた技術力も頼もしいぞ!!

背後に迫るレジェンド・武石選手の猛プッシュを受けながらも、ラストラップまでトップを快走。筑波の観客を魅了した。ポテンシャルの高さを見せつけたヤナセオート抹茶いぬレーシングのパンアメリカ1250。

「パンアメリカが新しい景色を見せてくれた」とレース後に語った越山さん。2位でチェッカーを受けたものの、規定タイムを突破したため章典外に。表彰台こそ逃したが、その走りは称賛に値する素晴らしいレース内容だった。


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