
奥沙織(おく さおり)ちゃんが、バイク王のアンバサダーに就任した。愛車はヤマハYZF-R25。関西を拠点に、等身大の目線でツーリングの楽しさや女性ライダーならではのリアルを発信し続けてきたカノジョ。その真っ直ぐなバイク愛と行動力が、新たなステージへと導いた。そして実はウィズハーレー、いま考えると“無茶振り”だったかもしれない。ハーレーのイベントで突撃レポートをお願いしたのだ。しかしそこで目にしたのは、ブランドや世代を越えて人を惹きつける、彼女の愛される素顔だった!
●文:青木タカオ(ウィズハーレー編集部) ●写真:伊勢悟
エントリー層の背中を押す存在
奥沙織さんの愛車、ヤマハYZF-R25。
奥沙織(おく さおり)さんが、バイク王のアンバサダーに就任した。愛車はヤマハ YZF-R25。日々のツーリングの楽しさに加え、女性ライダーならではの視点も交えたリアルなバイクライフをSNSで発信し、多くの共感を集めてきた存在だ。
増加したといえども、ライダーの人口に占める女性の割合は、まだ少数にとどまる。バイクに興味を持ちながらも「難しそう」「よく分からない」と、最初の一歩を踏み出せずにいる人も少なくない。
そうしたなか沙織さんの発信は、“特別な誰か”ではなく“身近なライダーの声”として届き、エントリー層の背中を押してきた。バイク王はその姿勢が、同社の目指すバイクライフのあり方と重なるとして起用を決定した。
就任の話を受けた際の心境を、本人はこう語る。
「正直、とても驚きました。『え、私でいいんですか?』という気持ちが最初でした」
さらに「バイクライフが楽しいと感じられる時間が続くような視点を、自分の言葉で発信したい」と、意欲を見せる。
今後はTikTokやInstagramでのショート動画出演をはじめ、イベント参加も視野に入れながら活動を展開。等身大のライダー目線で、バイクライフの多様な楽しみ方を伝えていく。
ますます人気の奥沙織さん。
ハーレーのイベントにも参加
ブルースカイミーティング泉南・大阪でのウィズハーレートークステージに参加する奥沙織さん。
ウィズハーレーでは昨年9月、ハーレーダビッドソン公式イベント『ブルースカイミーティング泉南・大阪』(大阪府泉南市/泉南ロングパーク)に沙織さんを招いた。
このイベントはハーレーオーナーだけでなく、ブランドを問わずバイク好きが集う。R25を愛するカノジョにとっては、未知の世界とも言える場であったが、来場した鉄馬乗りたちへ次々とインタビューを敢行していく姿に、正直少し驚いた。
ハーレーに関する知識はあまり持っていないはずだが、すぐにハーレー乗りたちとも仲良くなっていく。メーカーやジャンルを問わず、沙織さんはバイクが心の奥底から本当に好きなのだ。
ハーレー乗りたちともすぐに打ち解ける奥沙織さん。
チョッパーにも興味津々!?
ハーレー女子たちとイベントを満喫する奥沙織さん(写真左)。
会場には、高年式ハーレーに乗るユーザーたちはもちろん、ナックル、パンヘッド、ショベルなど、ヴィンテージモデルに乗るマニアとも呼ばれるコアなファンたちも多数いらっしゃる。
もしや、完全なるアウェーかもしれない…。編集部では、そんな予感が頭をよぎったが、沙織さんは果敢にもビンテージハーレーに乗る彼らを質問攻めにしていく。
「えっ、リヤサスペンションがついてないんですか?」と、リジッドフレームのチョッパーを見て驚愕したり、「手でギヤを変えて、クラッチは足ですって!?」と、ハンドシフトについて教わっていくのだった。
そうやって次々に、エンスージアストたちとも仲良しになっていく姿を見ていると、「これぞ、奥沙織の魅力!」なのだと気付かされる。
そして、話を聞いた相手の中には、国内外から高く評価される日本を代表するカスタムビルダーたちもいる。ラックモーターサイクル杉原雅之代表、そしてカスタムワークスゾン吉澤雄一代表だ!
芸術的チョッパーを目の当たりにしつつ、ハーレーに触れる機会が少なかった奥沙織さんがあれこれと質問攻め!
海外の大物アーティストからもチョッパーのオーダーが入る重鎮、ラックモーターサイクル杉原代表には、ナックルヘッドを前に「これはナンダ? 私の知っているバイクとあまりにも違いすぎる」と投げかける。
動画 0049〜 では、フレームやエンジンに彫り込まれたエングレービングをじっくりと眺めて「芸術!!」と目を丸くした。ハーレーとはほとんど初対面の沙織さんを相手に、杉原代表が親切丁寧に教えてくれる姿も必見だ。
エイジング加工に驚愕!
カスタムワークスゾン吉澤雄一代表と、イベントでハーレーの奥深き世界に触れた奥沙織さん。
欧米のメディアからも注目されるカスタムワークスゾン吉澤代表には、1950年代のパンヘッドチョッパーについて詳しく教えてもらう。70年以上前の車両とあって、見た目も年代を感じるが、なんとエイジング加工によるもの。沙織さんは頭の中がクエスションでいっぱい。
「こんなふうに経年劣化しているはずだろう」と、つくりあげられたハーレーを見て、目を輝かせるのだった。動画でぜひ、ご覧いただきたい。01:00〜 エイジング加工したパンヘッドチョッパーを取材する。
また、バイクの免許がなくても、エンジンを始動してクラッチミートやシフトチェンジなど、実物のハーレーを敷地内で固定された状態で操作し、大排気量Vツインの鼓動を体験できる「JUMP START」にも挑戦(動画07:22〜)。「ハーレー、面白い!」と、目を輝かせた。
ブルースカイミーティング泉南・大阪2025でハーレー乗りたちへの取材を敢行する奥沙織ちゃんの姿を動画にて丸ごと収録。
普段から親しむヤマハYZF-R25とは異なるジャンルのバイクにも積極的に触れ、その魅力を素直な言葉で表現。メーカーやカテゴリーの垣根を越えて、バイクライフやカルチャーを楽しもうとする姿勢が印象的だった。
特定のブランドにとらわれることなく、あらゆるバイクブランドの魅力を体感し、発信していく。今回、バイク王のアンバサダーとして新たな一歩を踏み出した奥沙織さんの活動から、ますます目が離せないぞ!!
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