【新型】ハーレーダビッドソン2025 FXLRSTローライダーST〈オールカラーラインナップ〉

【新型】ハーレーダビッドソン2025 FXLRSTローライダーST〈オールカラーラインナップ〉

●文/写真:ウィズハーレー編集部 ●外部リンク:ハーレーダビッドソン

FXLRSTローライダーST:強力なパワーユニットを積みますます走りがスポーティー!!

ローライダーSTが纏うクラブスタイルを象徴する独創的なフェアリングは、1980〜90年代半ばにラインナップされ、伝説的人気を誇るFXRTをオマージュしたもの。

フレームマウントをそのままに形状が見直され、最新のエアロダイナミクスによって空気抵抗を最小化。シングルカートリッジ式のΦ43mm倒立式フロントフォークをはじめ、よりストロークの長いリヤサスペンションや11.8インチ(300mm)フローティングディスクをデュアル装備するなどし、スピードクルーザーとして卓越した運動性能を持つ。

2025年式では、持ち味であるスポーティーさに、さらに磨きがかかっている。

ミルウォーキーエイトエンジンは、2022年式でデビューした当初からツーリングモデルと同じ排気量となる117ci(1923cc)が与えられてきたが、新たに搭載したハイアウトプットエンジンは105→114HPへMAXパワーを、最大トルクを168→173Nmへと出力を大きく向上した。それでいながら車体の装備重量を5kgも軽減しているのだから、ライディングにもたらす効果は計りしれない。

軽量化と出力向上に大きく貢献しているのが、新設計のエキゾーストシステムだ。ソフテイル系が長きにわたって採用してきたツインマフラーをフル刷新し、カスタムシーンでもトレンドとなっている2in1集合にしている。見るからに軽快で、リヤエンドへまっすぐに伸びる太いラインは、たくましくもあり美しい。

そしてライドモードが搭載されたのも大きなトピックスだ。そのハイパワーを余すことなく味わえる「スポーツ」をはじめ、雨天時など滑りやすい路面では「レイン」も選ぶことができる。

スロットルレスポンスなど出力特性だけでなく、トラクションコントロールの介入度なども含めた総合的な電子制御がおこなわれ、よりセーフティーで快適な提供される。

カラーバリエーションはこれまでブラックトリムのみだったが、グレー/ブラック/ブルーのモノトーンにのみクロームトリムも設定。ワイルドなファイヤーストームも加わり、全8色と豊富だ。

気になる消費税込みの車両価格は、カラーにより322万800円〜。

ミッドナイトファイヤーストーム(ブラックトリム) ●価格:356万1800円

アイアンホースメタリック(ブラックトリム) ●価格:333万9600円

ブリリアントレッド(ブラックトリム) ●価格:333万9600円

ビビッドブラック(ブラックトリム) ●価格:331万8700円

ビリヤードグレー(ブラックトリム) ●価格:327万5800円

ブルーバースト(クロームトリム)●価格:328万4600円

ビビッドブラック(クロームトリム) ●価格:326万3700円

ビリヤードグレー(クロームトリム) ●価格:322万800円

ミドルレンジからトップエンドにかけてのパフォーマンスが向上したミルウォーキーエイト117ハイアウトプットエンジン。レッドゾーンは5600→5900rpmに引き上げられた。

各種デバイスのバッテリーチャージなどに今や欠かせない装備となっているUSB端子。2025年式ではCタイプにバージョンアップされ、機能と利便性を向上した。

2本出しだったマフラーが刷新された。カスタムトレンドを反映し、採用された新作の2in1マフラーは滑らかで洗練されたエキゾーストラインを描く。

ライドモード搭載など電子制御をグレードアップさせたNEWクルーザーファミリーでは、ハンドコントロールも一新。オートクルーズコントロールも操作しやすい。

スピードクルーザーとしてスポーツ性能を追求するローライダーST 。モノショック式のサスペンションは、より長いストローク量(56mm)を確保している。

新設計の2in1エキゾーストももちろんクローム仕上げが用意される。ブラックに統一するダークカスタムだけであったローライダーSTに、新たな魅力が加わった。

117HIGH OUTPUTのエンブレムが入ったNEWヘビィブリーザーインテーク。新たに設定されたクロームトリムでは、エアクリカバーも上質な光沢に包まれる。

ハンドルクランプに埋め込まれていた小型ディスプレイを上質感のある指針式単眼メーターにグレードアップ。液晶画面でライドモードを切り替え操作できる。

ミルウォーキーエイト117「ハイアウトプット」を搭載

【ミルウォーキーエイト117ハイアウトプット】●最大トルク:173Nm@4000rpm ●最高出力:114HP/85kW@5020rpm

2025モデルのローライダーSTは、シリンダーヘッド/スロットルボディ/インテークマニホールドを刷新したミルウォーキーエイト117パワートレインを搭載。

グランドアメリカンツーリング(GTA)のために導入された燃焼室形状や楕円形の吸気ポート、アルミ製でエア経路をよりダイレクトにしたインマニ、低プロファイルの吸気バルブシートを採用した新しい4バルブシリンダーヘッドは、ハイパフォーマンスと低燃費を高次元で両立するだけでなく、フレームダウンチューブ間にオイルクーラーを備えるシンプルな空油冷式によって、ラジエターを搭載するGTA用エンジンより、システム全体の重量が抑えられ、クーラントのメンテナンスを不要とするといった利点ももたらす。

ボア103.5×ストローク114.3mmで、排気量を1923ccとする強力なVツインモーター。スポーツライディングを追求するパフォーマンスクルーザー・ローライダーST/ローライダーSには、吸排気セッティングとして「ハイアウトプット」が搭載されている。

スポーティーな走りに重きを置いたハイアウトプットは、エルボー型のハイフローエアクリーナーを従来型より踏襲しつつ、新作の2in1エキゾーストが与えられ、5600rpmから5900rpmにレッドラインが引き上げられている。

※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

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