YAMAHA GAULOISES color 1984~model

ヤマハファン大好きゴロワーズカラー! フレンチブルー発祥の“青”は現代まで連綿と続く

ヤマハファン大好きゴロワーズカラー! フレンチブルー発祥の“青”は現代まで連綿と続く

●記事提供: ライドハイ編集部 ●文:根本健 ●写真:ヤマハ

フランスヤマハのチームカラーが全世界で人気に!

ヤマハファンならご存じ、フランスの煙草ブランドであるゴロワーズのブルーにペイントしたレーシングマシンやスポーツバイクたち。

その源流はワークスマシンのYZR500や耐久レーサーが、スポンサーであるGAULOISESのBlondesブルーとオレンジのピストライプをアレンジしたグラフィックだったところに端を発している。

モータースポーツにはその昔、フォーミュラ1カーなどでナショナルカラーが定められていた時代があり、フランスはブルーでいつの間にかフレンチブルーと象徴的に使われるようになっていた。

2輪レースでもフランスは1970年代から政府が後押しするほど熱量が高く、そうした背景からゴロワーズとの結びつきがスタートしていた。

当時のフランスは、ヤマハがポルシェなどを扱うソノート社が代理店で、そこで勤務するジャン・クロード・オリビエ(後にフランスヤマハ社長)がめっぽうモータースポーツ好き。

とくにオフロードにハマっていて、パリダカール・ラリーにヤマハを巻き込んだ張本人でもある。

そこにGAULOISESのBlondesブルーとオレンジのピストライプがあしらわれ、ソノートヤマハのマシンはGPマシンからオフロードレーサーまでこのカラーリングを纏うこととなったのだ。

以来、この熱き集団をイメージするカラーリングとして、ヤマハも各種カテゴリーや排気量で、ひとつのバリエーションとして世界中でラインナップに加える機種が続出した。

とくに1980年代には、ソノートヤマハのパトリック・ポンスをはじめ、クリスチャン・サロンといったライダーたちが、腰を大きく落として膝を摺るスタイルではなく、リーンウイズに近いフォームで深いバンクのまま駆け抜けるシーンが人気を呼び、日本ではRZからYZRにFZRまで、このゴロワーズカラーが用意されるほどだった。

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