バイクの乗車姿勢は”上目遣い”で!【安定感と曲がりやすさを感じられる理想の姿勢】


●記事提供: ライドハイ編集部

上目遣いで顎を引くと、上半身から腰まで影響が及ぶ

ライディングの姿勢は、上目遣いになるよう顎を引くのが基本といわれることが多い。確かに見た目にも精悍で、キャリアのあるライダーの雰囲気を伝えてくる。そして実際、この姿勢はバイクを操るのに効果的な体勢でもあるのだ。

まず、顎を引いて上目遣いになると、背中が湾曲しやすくなり、シートに座る腰の骨盤にシッカリと体重が乗る。この姿勢だと、腰の後ろのほうでシート座面へ接することになり、太ももがシートへベッタリと密着する。

そこで上半身を軽く前傾させると、腰がシート座面で後ろへやや押された状態となり、太もものシートへの密着度合いを高める…といった按配だ。

これでハンドル持つ左手首が真っ直ぐで、両腕両肩、そしてやんわりニーグリップした下半身からチカラが抜けていれば、バイクは直進安定性やリーンしてコーナリング状態へ移行する際のバランスを、最も効率良く発揮してくれるのだ。

背中が伸びると腰の前側に体重が載り、車体の動きとズレ始める

では顎の引けていない、上目遣いにならない姿勢だとどうなるだろう。

顔が下を向かないだと、背中は自然と伸び上がりやすくなり、真っ直ぐか逆に反った姿勢に陥りやすい。

この上半身の角度は、腰の前の部分でシート座面へ座ることになり、太ももが開きがちで両膝がニーグリップしづらい位置関係となってしまう。

※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。